2017年3月28日
第573回モーニングセミナー
桜の開花の情報はありましたが、北極からの寒気で、ひときわ寒い朝を迎えました。那須高原では、大雪の中、凍結した急斜面で、ラッセルの訓練をしていた高校生、教師の計8名が雪崩に飲まれて死亡するという痛ましい事故が発生しました。斜度が30度以内であれば、表層雪崩も発生しないと言われているので、それを超える急斜面での訓練だったのでしょう。
最初に松谷会長の挨拶です。
「一旦決めたこと(決められたこと)は、実現するように最大限努力することが必要です。今期末には当会会員数70社を目指して活動しています。これを達成するために、倫理の学びを深め、そのことで新規入会の起爆剤としたいと思います。地引網大会(5/14)、東日本支援チャリティーコンサート(6/11)、海の家(7月)などへの参加勧誘を通じて、チラシを持参し、入会可能性の高い企業を訪問したいと思います。」
次は、平松 健男 幹事の会員スピーチです。
「嫌いと思っている人を好きになるのは、とても難しいことです。人は、初対面で、自分に合うか合わないかを瞬時に判別し、その判断は80%程度合っていると言われています。自分に合う人とは話が進み、信頼関係が築かれ、好きになれるということです。好きな上司や部下との間では、報・連・相がスムーズで、自分の主張が通り易く、実績も上がり、企業業績も上がることでしょう。」
「聖書には、『汝の敵を愛しなさい』という聖句があります。しかし、自分を殺そうとする相手を愛することはとてもできません。殺されることが分かれば、先制攻撃し相手を殺すか、安全な場所に逃げるかとなります。しかし、この聖句にはもっと深い意味があります。人間同士の憎悪を捨て去り、互いに与えられた生を全うするには、相手の憎悪を取り去ることしかありません。つまり、『自分を変えること』により、殺そうとしている相手を好きになり、相手にも自分を好きになって貰うしか道はないのです。たとえ、憎い相手を殺して、一時的に難を逃れても、やがて、次の増幅した憎悪が襲ってくるでしょう。そういった意味で、先制攻撃でも、専守防衛でも、相手の憎悪を消すことができなければ、互いに滅亡の道を辿ることを、真剣に考えるべきと思います。憎悪の対象を殲滅しても、憎悪だけは永遠に残るでしょう。」
次は、能野 恵美子 倫理研究所 法人アドバイザーの講話です。
【能野 恵美子 氏のプロフィール】
昭和52年 生涯局の朝の集いに入会し、一貫して通う昭和56年 地区・支所・婦人部長を平成元年まで
昭和62年 指導員
平成02年 生涯局派遣講師
平成05年 上級指導員
平成12年 生涯局参事
平成15年 法人局参事
「苦難は幸せの道標」と題して生きて行く上での大切なポイントについて講話して頂き、その後、皆さんで集合写真を撮りました。
その後、場所を変えて「オリーブの木」で朝食を摂りながら歓談し、能野氏は鎌倉恒例の人力車で市内を散策されました。
(平松 健男 記)
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