~人、企業、日本を変える超元気力~
急に春の温かさがやってきました。北の極寒の世界と南の蒸し風呂の世界とが共存する季節には、三寒四温という一週間おきの寒暖がやってきます。近年、その変化が異常気象と言えるほどに激しくなってきたような気がします。地球温暖化によって、この激しさが増してきたように思われますが、まだその原因は明確にはなっていません。まだまだ人知の浅さが際立っている分野の一つです。
6時から、幹部朝礼が始まり、姿勢を正してきびきびとこなしていきます。ぼんやりした早朝の脳に酸素が供給されて、すっきり蘇り、MSの講話を聴く準備が整ってきました。
MS開始は6時半です。
今日の「万人幸福の栞」の箇所は第九条「破約失福」です。「約束事を守らなければ、結局守らなかった人がその責めを負担することになる。」、「家族間での破約は、相手を傷つけるだけでは留まらず、自分を不幸のどん底に押しやることになる。」とあります。胸に手を当てて考えると、その通りと合点します。
最初に、石渡会長の3分間スピーチです。
「先日、私は、新潟県の柏崎市倫理法人会で講話をしてきました。私は、長年実践してきた『ありがとう』の大切さを話しました。また、頭の中だけで倫理を説いても、実践を伴わなければ、何の役にも立たないことを強調すると、皆さん『ありがとう』の実践をし、『ありがとう』」の輪が広がりました。今日のお話も『ありがとう』のようですが、純真な心で『ありがとう』を実践して欲しいと願っています。
続いて、白木副会長の3分間スピーチです。
「私は、10年ほど前に大病で生死の間を彷徨いました。そのとき、神様と約束をしました。『もし、病気が治ったら、余生を若い人の教育のために無償で捧げます。』 やがて九死に一生を得て生還しました。直ぐに九州において無償の経営塾である白木塾を立ち上げ、現在も続けています。また、結婚45周年を迎え、本日は銀座で家内とデート(食事)をすることにしています。神様との、そして家族との約束を、これからも守り続けたいと思います。」
いよいよ、高村
龍蔵 氏 の講話です。
【高村
龍蔵 氏 のプロフィール】
相模原市橋本準倫理法人会
副会長
倫理法人研究所
法人レクチャラー
(有)ファニーフェイス
代表取締役
冒頭、「おはようございます!」と眠気を吹き飛ばす大声でご挨拶。最初から一気に和やかな雰囲気となりました。「今日は、『超元気力』について話をします。そのエッセンスは、『愛と感謝の力』です。愛以上の力は存在しません。」として、「朝起きたら、鏡で自分を見て、自分の瞳に向かって『ありがとう、愛してるよ』と話しかけてご覧なさい。自分の存在を愛し、承認してくれるという不思議な満たされた感覚になり、涙が出るほどに感激するものです。
また、他人のことも、愛と感謝で包んであげれば、急に元気が出てくるだけでなく、免疫力の向上で、癌も病も治ります。」ということで、二人一組で、一方が他方を後ろから抱き付いて持ち上げる実験をしました。持ち上げられる方が、持ち上げられ易くなるような大勢を取れば、軽くなり、ぐったりとすれば、持ち上げられなくなるほど重くなることを実感しました*。
*:力学的に言えば、持ち上げられる側の人の重心が持ち上げる人から離れるほど、力のモーメントが大きくなり、重く感じる。
「また、重篤な病気に罹った老人が、孫(幼児)に撫でて貰った途端、元気を出すことはよくあります。」と結ばれました。
MS後は、いつものようにオリーブの木で朝食を頂きます。皆さんのご意見を聴きながら、【愛と感謝】は、軟弱に思われるかもしれないけれど、本当の強さとは、【武器や戦力:北風】ではなく、【愛と感謝:太陽】ではないかと納得しました。
恒例の通り、高村氏を人力車でホテルまでお送りしました。日一日と温かくなり、もうすぐ春です。
(平松健男 記)