さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

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2015年2月24日火曜日


~人、企業、日本を変える超元気力~

急に春の温かさがやってきました。北の極寒の世界と南の蒸し風呂の世界とが共存する季節には、三寒四温という一週間おきの寒暖がやってきます。近年、その変化が異常気象と言えるほどに激しくなってきたような気がします。地球温暖化によって、この激しさが増してきたように思われますが、まだその原因は明確にはなっていません。まだまだ人知の浅さが際立っている分野の一つです。

6時から、幹部朝礼が始まり、姿勢を正してきびきびとこなしていきます。ぼんやりした早朝の脳に酸素が供給されて、すっきり蘇り、MSの講話を聴く準備が整ってきました。

MS開始は6時半です。


今日の「万人幸福の栞」の箇所は第九条「破約失福」です。「約束事を守らなければ、結局守らなかった人がその責めを負担することになる。」、「家族間での破約は、相手を傷つけるだけでは留まらず、自分を不幸のどん底に押しやることになる。」とあります。胸に手を当てて考えると、その通りと合点します。

最初に、石渡会長の3分間スピーチです。


「先日、私は、新潟県の柏崎市倫理法人会で講話をしてきました。私は、長年実践してきた『ありがとう』の大切さを話しました。また、頭の中だけで倫理を説いても、実践を伴わなければ、何の役にも立たないことを強調すると、皆さん『ありがとう』の実践をし、『ありがとう』」の輪が広がりました。今日のお話も『ありがとう』のようですが、純真な心で『ありがとう』を実践して欲しいと願っています。

続いて、白木副会長の3分間スピーチです。


「私は、10年ほど前に大病で生死の間を彷徨いました。そのとき、神様と約束をしました。『もし、病気が治ったら、余生を若い人の教育のために無償で捧げます。』 やがて九死に一生を得て生還しました。直ぐに九州において無償の経営塾である白木塾を立ち上げ、現在も続けています。また、結婚45周年を迎え、本日は銀座で家内とデート(食事)をすることにしています。神様との、そして家族との約束を、これからも守り続けたいと思います。」

いよいよ、高村 龍蔵 氏 の講話です。

【高村 龍蔵 氏 のプロフィール】
相模原市橋本準倫理法人会 副会長
倫理法人研究所 法人レクチャラー
(有)ファニーフェイス 代表取締役


冒頭、「おはようございます!」と眠気を吹き飛ばす大声でご挨拶。最初から一気に和やかな雰囲気となりました。「今日は、『超元気力』について話をします。そのエッセンスは、『愛と感謝の力』です。愛以上の力は存在しません。」として、「朝起きたら、鏡で自分を見て、自分の瞳に向かって『ありがとう、愛してるよ』と話しかけてご覧なさい。自分の存在を愛し、承認してくれるという不思議な満たされた感覚になり、涙が出るほどに感激するものです。

また、他人のことも、愛と感謝で包んであげれば、急に元気が出てくるだけでなく、免疫力の向上で、癌も病も治ります。」ということで、二人一組で、一方が他方を後ろから抱き付いて持ち上げる実験をしました。持ち上げられる方が、持ち上げられ易くなるような大勢を取れば、軽くなり、ぐったりとすれば、持ち上げられなくなるほど重くなることを実感しました

*:力学的に言えば、持ち上げられる側の人の重心が持ち上げる人から離れるほど、力のモーメントが大きくなり、重く感じる。

「また、重篤な病気に罹った老人が、孫(幼児)に撫でて貰った途端、元気を出すことはよくあります。」と結ばれました。


MS後は、いつものようにオリーブの木で朝食を頂きます。皆さんのご意見を聴きながら、【愛と感謝】は、軟弱に思われるかもしれないけれど、本当の強さとは、【武器や戦力:北風】ではなく、【愛と感謝:太陽】ではないかと納得しました。


恒例の通り、高村氏を人力車でホテルまでお送りしました。日一日と温かくなり、もうすぐ春です。
                                                                                                                       (平松健男 記)

2015年2月18日水曜日


~捨てる生活~

まだまだ寒い朝が続いていますが、昼間には3月を思わせる温かさとなってきました。そろそろ木々の花粉が飛び始める時期です。敏感な人はそれに気付き始めているようです。

いつものように、声出しとして、草津節の替え歌「鎌倫音頭」を唄い、6時からは幹部朝礼が始まります。昨晩の幹部研修に続き、今朝のMSには、倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏方面 副本面長の丸本 敏文 氏をお迎えしました。

早朝の由比ヶ浜公会堂には、期待に溢れた18名が集まりました。


MS開始は6時半です。

今日の「万人幸福の栞」の箇所は第八条「明朗愛和」です。「親子・夫婦の愛和こそ幸福のもと」であり、「おのれの如く汝の隣を愛すべし。」、「仇を愛し汝等を責むる者のために祈れ。」、そして、「すべて分れ争う国は亡び、分れ争う町または家はたたず。」で結ばれています。最近の国際情勢を見ると、この言葉の持つ深い意味を感じます。

最初に、石渡会長の3分間スピーチです。


「私は、鎌倫の会員、特に若い会員の育成に心掛けています。最近、鎌倫内だけでなく、外でも数多くの会員が講話を担当して、非常に好評を頂いていることを嬉しく思っています。今後も、益々この勢いで、本物の倫理活動を続け、百社達成にも結び付けたいと思います。」

続いて、田谷事務長の3分間スピーチです。


「下の子供が13か月になりました。私が家に帰ると、真っ先に玄関の音を敏感に感じて喜んでくれます。親が愛情を注いでいるのを感じると、親に喜んで貰いたいとの思いで、自分のおむつをおむつ入れに入れたり、洗濯物をたたもうとしたり、おっぱいを飲むときにはタオルケットを持ち出そうとしたりします。また、美味しいと感じた食べ物は、姉にも渡そうとします。親の心を鏡に映したような仕草を見るにつけ、可愛いと思うと同時に、責任を感じます。」

いよいよ、丸本 敏文氏の講話です。


【丸本 敏文 氏 のプロフィール】

倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏方面 副本面長として、各地で講話をされています。本日のテーマは、『捨てる生活』です。

「倫理法人会の創始者であられる丸山 敏雄 先生は、短歌や書道を嗜まれ、特に短歌は、生涯で6.500首作られたと言われています。その中で、以下の短歌を紹介します。『すてにすて、すてて又すて、すててこそ、まことの我は、あらはれると知れ』」

「今までしまっておいた宝物だからとして、捨てなければ、その宝物への執着心に、いつの間にか惑わされ、本当の宝物が見えてこない。ということだと思います。丸山先生の弟子のひとりは、バス会社の営業部長をしていたのですが、順風満帆であったこの職を捨てて倫理の世界に飛び込んできました。このように大事なものでも捨てる決心をした人たちのお蔭で、今の倫理法人会の組織が存在するのだと思います。またある弟子は、朝着けていたネクタイを、仕事を終えた夕方には、ごみ箱に捨てたということです。」

ほかにも色々な具体例をもって話されましたが、過去の執着心を捨て、新たな希望を持つ未来へと船出するためには、このような『潔く捨てる』という思い切りの良さが必要だと改めて感じました。皆さんも家じゅう散らかっている中から、時間をかけて探し出して仕事をしていることはありませんか? 思い切って捨てれば、生き返ったような生活ができると思い知らされました。

MS後は、いつものようにオリーブの木で朝食を頂きます。十数名の仲間が笑いの中で食べる食事は、癌細胞をも殲滅し、悲しみや苦しみから解き放してくれるように感じます。
 

人力車がやってきました。丸本氏をホテルまでお送りし、皆もそれぞれの生活の場に散っていきます。(平松健男 記)


2015年2月10日火曜日


                     ~江戸しぐさは繁盛しぐさ~

立春が過ぎたというのに、北極からの寒気が直接日本列島を襲いました。山陰・北陸・北海道地方は勿論で、東海地方も今年一番の寒さで、軒並み氷点下となり、震え上がりました。夜明け前の鎌倉駅に降り立つと、手先がみるみる冷えてきます。それでも寒梅や河津桜はこの寒さをものともせずに、花を咲かせます。これらは何を検出して、最も寒い時期に花を咲かせているのか、不思議です。


今朝も早くから由比ヶ浜公会堂には、笑い声が絶えません。

最初に、石渡会長の3分間スピーチです。

「鎌倫では、美しいハーモニーで輪読しようと心掛けています。句点で2拍、読点では1拍休むなどを心掛けていますが、読む速さが合わないと美しいハーモニーは成立しません。速く読める人と速くは読めない人とが輪読するとき、速く読める人がゆっくり読まなければ、美しい輪読は成立しません。お互いが相手を思いやる気持ちで二人が寄り添って輪読すれば、美しいハーモニーが奏でられると思います。

最近、私は大腸カメラ検診をして貰いました。検診した医師は、数年前の検診のときより、大腸が素直になったとの診断です。暴飲暴食を絶ち、心身共に健康的な生活を送れば、体調も改善すると納得しました。」

註:日本の老人には、捩れ腸(異常に曲がりくねった大腸)が多く、このため、便の通りが悪くなり、便秘→大腸癌などの原因となります。

次に、古屋会員の3分間スピーチです。


「私は、数十年前から、趣味としてマジックを嗜んできました。色々と工夫して、あっと驚くようなマジックが成功すると、とても楽しくなります。また、波動についても研究しており、雲を消したり、近しい人の健康を祈りながら、その人の持つ波動の改善にも取り組み、結果を出しています。」 古屋さんは、会員の中でもユニークな存在であり、創造性豊かな人生を送っておられ、羨ましく思います。

いよいよ、スマートコミュニケーションズ 代表 篠原あかね 氏 の講話です。

【篠原 あかね 氏 のプロフィール】
スマートコミュニケーションズ 代表として、企業の社員研修(ビジネスマナー、秘書育成、新人研修等多岐にわたる)でご活躍。また、NPO法人江戸しぐさ認定講師をされています。


「江戸しぐさとは、江戸時代に繁盛した商人達が子供や孫の教育として代々伝承してきた『商人の心得』を、越川 禮子 氏が口述筆記されたものです。その本質は以下の6項目です。

1.  口約束を守る・・・人との約束は死んでも守ること

2.  見てわかることは言わない・・・『あなた太ったわね』は言わずもがな。『一緒にウォーキングしません?』でよい

3.  結界覚え・・・専門外のことに安易に口出ししない。知ったかぶりをしない

4.  尊異論・・・人はそれぞれであり、色々な意見を受け入れるゆとりを持とう

5.  人のしぐさを見て決めよ・・・服装、持ち物で人を決めない。中身で判断しよう」

この外、江戸商人が戒めるべき具体的な禁手(恥ずかしいこと)12ヶ条が挙げられました。いずれも、商売人の心得として大切な以下の内容でした。

l  想定外(リスクを考えていない経営)

l  自分は人がいいから失敗した(馬鹿丸出し)

l  切羽詰ったとき、どうしたらいいか判断できない(決断できない人間)

l  老者(先輩)に手紙を書く(相手が対応を迫られるようなことはしない)

l  忙しい!(心を亡くす状態を表す)

l  やたらに人を紹介する

l  病に倒れる(信用をなくす)

l  相手の人柄に惚れて商売する(人柄が良くても商売相手に良いとは限らない)

l  おすそ分けする(シビアに計算するべき)

l  言っても役立たずなことを言う

l  断るべきなのに、優柔不断な対応

以上の心得は、倫理法人会の「万人の栞」に沿った内容が多く、身分の低かった商人の言葉とは思えない素晴らしい心得と思いました。また、江戸時代から人の心の機微に触れる戒めがあったことは、必ずしも教育環境が良かったとは言えない日本人の知恵の偉大さを感じます。
 
この後、オリーブの木で栄養バランスの良い朝食を摂り、各自が意見を述べあいました。
 
 
恒例の人力車で、篠原氏をホテルにお送りしました。      (平松健男 記)

2015年2月3日火曜日



本日のテーマ:希望は心の太陽である・・・ビジョンを描こう!


















天気予報では今朝の最低気温は0℃でした。今冬は、暖冬という気象庁の予報とは裏腹に、寒い日が続きます。まるで、30年ほど前の冬に戻った感じです。3.11震災以降、首都圏の冬は寒くなり、毎朝のように氷が張るようになりました。やはり、原発の稼働停止によって、日本海沿岸域の海面温度が低下し、北西の季節風が冷たいまま首都圏に到達したのが原因と思われます。

今日は、研修委員長の長谷 真子 氏が、専門とされているコーチングについて、初めて講話されます。鎌倫の会員以外の方も参加され、熱気の溢れる時間を過ごすことができました。

MS開始は、6時半です。

最初に、「万人幸福の栞」第六条(子女名優)を輪読しました。以下の語句は、親子の関係を絶妙に言い当てています。

「子供が悪くて困るとき、その原因はことごとく両親にある。」

「親たちは上べを飾り、上品に暮らしていても、子供たちはつつみかくさず、親の心を実演する。」

続いて、石渡会長のご挨拶です。「白木副会長、齋藤女性委員長のお二人はご病気の身ですが、私たちは、ご両人の快癒を祈っています。皆さんと心を一つにして、この祈りをご両人に届けたいと思います。」


今月お誕生日を迎えられる齋藤さん、長谷さんに、皆でハッピーバースデイの歌を唄い、花束が贈呈されました。


続いて、長谷研修委員長の講話です。テーマは、「希望は心の太陽である~ビジョンを描こう~」


【長谷氏の、プロフィール】

1960年生まれ。高卒後、建設会社に10年勤務。結婚と同時に退職するとともに、義母と同居し、2児(男)をもうけ現在に至る。結婚12年後に、コーチングオフィス幸せ経済研究所を設立。主として経営者を対象とした研修を実施(総コーチング時間:1600時間)

パワーポイント12ページに分かり易く解説された資料によって、コミュニケーションの質を画期的に高める「コーチング」についての講話が始まりました。

「コーチングとは、人とのコミュニケーションを高めて、相手のモチベーションを高めることにより、色々な課題を解決する素地を作ることです。特に配下とのコミュニケーション(報、連、相)の強化に有効です。

相手と気持ちよく話すためには、以下に注意することです。

l  キャッチボールのように、相手の捕り易い(気持ちに寄り添って)ボールを投げる。

l  相手が捕れないボールとなってしまった場合、直ぐに謝る。

l  捕れない球を投げてきたら、黙って拾いに行く。

l  いい球が来たら、「ナイスボール!」と褒める。

l  聴く方は、論点を変えず、パワフルに(頷きながら、眼と眼を合わせ、好意を持って)聴く。

l  聴き入って共感する。

l  制限時間を守る。

コーチングの実演として、3人(A,B,C)一組で、以下の要領で話し合いました。

A:最近経験した嬉しいことを話す(3分)

BC:この話を聴いて、感想を一言(各2分)」

短い時間でしたが、実演をすることにより、コーチングの持つ素晴らしさを理解することができました。

また、質の高いコミュニケーションは、仕事だけでなく、人生を変える力があることを実感しました。そして、最も大事なことは聴き手の質であることも理解しました。

私たちは、職場で、上司の「結論から先に言え」、「何を言いたいんだ」というような問答無用の横柄な仕打ちを受けたこともあったと思います。そのようなとき、二度とそのような上司には、報告も相談もしたくなくなります。

そのような「愛」のない上司にはならないよう注意したいものです。

 

この後、オリーブの木で栄養価の高い朝食を摂り、いつものように各自が2分前後で意見を述べ、有意義な時間を過ごすことができました。      (平松健男 記)