「倫理実践と能力開発~思考と行動様式の革新~」5月27日(火)
本日の講師は、(一社)倫理研究所 法人アドバイザー 秋田 源子郎 氏です。
昭和5年(1930年)生まれ。公認会計士、大学教授など、多彩なご経歴を経て、倫理の道に入られ、新境地を開拓されました。80歳を超えられて、まだまだ勉強をと前向きの人生を過ごされています。
一晩降り続いた雨も、早朝には傘も要らない程度の細かな霧雨状態となり、しっとりと濡れた木々の葉が、さわやかな新緑を目に焼き付けてくれました。朝5時ごろには、空はすっかり明るくなり、由比ヶ浜公会堂には、役員朝礼、モーニングセミナーを目指して、皆さんが三々五々集まってきます。
今日の栞の箇所は第三条「運命自招」です
以下は石渡会長のスピーチです。
石渡会長・・・「職場の教養にも掲載されていますが、生活には笑いと潤いが必要です。笑いのない生活は永続きせず、破綻を来します。初めて来られたお客様への最高のおもてなしは、和やかな笑いではないでしょうか。鎌倉市倫理法人会を日本一の法人会とするため、皆さんとご一緒に笑いのある楽しい雰囲気づくりをしたいと願っています。
本日は、人生経験も倫理の実績も豊かな秋田先生をお迎えし、じっくりとお話を伺いたいと思います。
次に根岸会員の会員スピーチです。
根岸会員・・・「倫理法人会に入って、まだ3年余りですが、会長の仰る『ぶれない生き方』、『楽しく人を育てる』という目標が定着、それが徐々に成就してきたように思います」。「モーニングセミナーへの出席がわくわくしたものになっていますし、早朝から良い雰囲気でその日が始まり、そのことが職場や家庭にもいい意味で飛び火しています。」
秋田 源子郎 氏・・・「家族のことや仕事のことで悩んだりしたとき、ある人に勧められて、倫理の道に入りました。最初は倫理にはなじめず、反発していましたが、倫理指導を受けたり、実践したりしているうちに、倫理の考え方の神髄に触れることができ、その正当性に目を開かせてもらいました。」
「企業経営者にとって大切なことは、3代先(75年先)までの企業の成長・繁栄を考えて経営に当たること、そのためには、後継者と組織構成員の育成が大切です。」
「能力開発のための訓練としては、『司会』が有効です。利害が対立する色々な立場の人の意見を集約し、最終的に納得してもらうには、技術の細部を理解しなければいけませんし、人の心を動かさなければいけません。人を育成するためには、司会力を養うことはとても大切です。」
「自己を客観視し、気づいたら即行するという行動力を磨く訓練が必要ですし、そのためには、目標を持つこと、明るく・前向きな気持ちを持つこと、そして瞑想(静かに自省)することが大切です。」
「また、人間関係にとって、挨拶は重要です。上位者が率先して心を込めて挨拶することです。」
「倫理にとって特に大切なことは、肉親との関係です。特に、母親の無償・無限の愛に気づけば、配偶者の扱いも変わり、相手への不満は消え、相手の短所が長所に見えてきます。そうなれば、異形歯車同士の噛み合わせ不良が消え、スムーズで心地良い噛み合わせに立ち戻ることができます。」
「実は、親を見る目の良否が、その人の心・行為の良否を決めているものです。」と結ばれ、なるほどと頷きました。
(平松 健男 記)
【本日の朝食】
モーニングセミナーを終えて由比ヶ浜公会堂の外に出てみると、明るい日射しが差し込んでいました。朝方の雨は上がり、夏を思わせる太陽が顔をのぞかせたのです。
紫陽花の季節が近いことを感じながら、カフェ「オリーブの木」へ。ドアを開けると焼きたてクロワッサンの香りが漂っています。
本日のメニューは、
大根と鶏肉の煮付け・オクラトッピング/クロワッサン・デニッシュ2種/カスピ海ヨーグルト/コーヒー
大根の煮物はどこか懐かしい甘辛い味付け。刻みオクラがアクセントになっています。発酵バターを使ったクロワッサンは表面がパリパリで中はしっとり。アーモンドと粉チーズのデニッシュもいただきました。毎週火曜日にカスピ海ヨーグルトをいただくのが楽しみという会員も少なくありま
せん。
ボリュームたっぷりの朝食がワンコイン。体と心、さらにお財布にまでやさしい鎌倉の朝ご飯です。
朝食の後は人力車でお見送り。
湿度が高いものの、心はさわやか。
優しい笑顔の秋田先生と別れを惜しみつつ、本日のモーニングセミナーを終えました。
毎週火曜日朝6:30、由比ヶ浜公会堂は鎌倉屈指のパワースポットになっています。どなたでもお出かけください。