~倫理とJCは一対の反射鏡~ 友田 雅明 氏
最近の台風は、海面温度27℃以上の太平洋上で、どんどん発達するけれど、日本に上陸すると、一挙に勢力を弱め、その後、日本上空のジェット気流(偏西風)に乗って日本海を猛スピードで北北東に進むコースを取っています。太平洋の海面温度が高い原因は、主として太陽熱です。太陽熱は主として海面を温めるでしょうが、一旦温まった海面水は、比重が軽いので、比重の大きな海中の冷海水とは混ざりにくいことが、台風の勢力を強大化する主たる原因です。台風が来ると、海面が激しく動き、海面下100m程度の冷海水とが混ざり合い、太陽熱の減少と相まって、一挙に海面温度が低下します。それに伴って、急激に台風の勢力は衰えるのです。
最初に、石渡会長の3分間スピーチです。
「万人幸福の栞の中には『希望は心の太陽である』という言葉があります。また、日本人の挨拶の中には、『こんにちは』があり、今日様とは、太陽のことを指します。鎌倫の会長は私で4代目になりますが、今後は、会長を『今日様』と呼ぶことにすれば、私が4代目の今日様ということになろうかと思います。
倫理は楽しくないと倫理ではないと思っていますし、自分の使命感を若い人に伝えなければいけないとも思っています。大きな花を咲かせるためには、大地を耕し、水や太陽を与えないと育ちません。日本創世に役立つ人を育てなければならないと思っています。」
いよいよ、友田 雅明 氏 の講話です。
【友田 雅明 氏 のプロフィール】
西入間倫理法人会 会長
有限会社 雅(みやび)代表取締役
1970年小金井市生まれ、
1989年東京農大第三高卒(柔道部所属・生徒会長歴任、現同窓会長)
1993年青森大学経営学部卒
同年某フラワーショップ入社
1999年有限会社 雅(ミヤビ)設立
現在青年会議所を初め、各種の団体に所属し、活動中
「父、祖父は家族に対して厳しく接し、男の子を九州男児として育てようとしました。教育には熱心で、私は、野球、柔道、ピアノ、スケート、珠算などを習わせて貰いました。貧しい中にも厳しい父、祖父でした。私は、父があまり好きにはなれませんでしたが、『子は親の心を実演する名優である』という栞の言葉を考えると、父だけを責めることはできません。倫理を学んだ私は、妻や子供(二人)を怒鳴るようなことはしたくないと思います。自分の姿を親に当てはめてみて確認するべきです。」
「また、人と人との出会いが人生を変えるということも倫理で学びました。高校時代の柔道部の先生は、柔道界では有名な先生でした。生徒会会長に立候補することになり、それを理由に柔道部を退部するべく、先生に申し出ましたが、『そのようなときに、退部しようとするのはずるい。柔道部で頑張りながら生徒会長の任も果たすべき。』と一蹴されました。また、その先生から、『他人の釜の飯を食うべきだ。』という考え方で、東京の高校から青森の大学に行くように勧められました。いやだと思いながらも、青森に行ってみると、寮のおばさん(ママさん)と出会いました。歓迎会の席上、『お前の話はつまらない。何、天狗になってんだ。』と、ぼろくそに言われてしまいました。また、『男のリーダーとならなければいけない。』とも言われ、眼が覚めました。」
このような恵まれた出会いがあり、JCはじめ、色々な団体にも属しながら、会社経営にも成功されていることは驚きでした。
本日は、海の家での開放感溢れた会場でした。他都・県の単会などからも多くの皆さんをお迎えし、感動的な講話を聴くことができましたことを感謝します。
(平松 健男 記)