さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

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2014年7月29日火曜日

海辺のモーニングセミナー


2014729日火曜日

「今を輝く:アンチエイジングからナチュラルエイジング」





本日の講師は、高崎東倫理法人会 会員 原田 あつこ 氏です。

【原田 あつこ 氏のプロフィール】

大卒後、ヨガのインストラクターになられ、36年間エアロビクスの第一人者として内外にその名を刻んで来られました。最近、高齢者が生き甲斐を以て楽しく天寿を全うされるには、精神と肉体の一体化が必要との考えで、新たな境地を開かれています。

()フリーダムネットワーク社 代表取締役。

 

昨年の海の家のMSより、少し気温が低く、湿度も低いようで、昨年の蒸し暑さとは打って変わった過ごしやすいMSとなりました。海も穏やかで、早朝にも関わらず、サーフィンを楽しむ若者の姿もちらほらです。

5時半ごろか会員が三々五々集まり、のぼりを道路入口に立てたり、会場の設定をするなりして、お客様を心地良くおもてなしできる体制が整いました。

6時過ぎには、役員朝礼が始まり、その頃になると、群馬や埼玉、東京などから続々とお客様が到着され、賑やかになりました。MSの開始は7時です。

 

【石渡会長挨拶】

昨年に続き、海の家を借りてモーニングセミナーを開催でき、しかも、近隣の単会から多くのお客様をお招きし、エアロビクスの第一人者である原田 あつ子氏の講話を拝聴できることになり、大変嬉しく思います。


鎌倉市倫理法人会としては、MSの更なる充実のために、素晴らしいハーモニーを奏でる輪読、常に笑いとおもてなしの行き届いた運営を心掛けて、来年には会員100社の目標を必ず到達させると、強い決意がありました。

 

次は、突然のハプニング、今日は、皆川美穂子副会長とお客様が飛び入りで加わり、誕生日祝。みんなでハッピバースデイを唄い、ケーキを差し上げました。 


【原田 あつ子 氏の講話】

38年ほど前、大学卒業後には、企業人を目指そうと思っていました。が、ヨガのインストラクターの募集があり、それに誘われて応募したのがきっかけで、結果的に、エアロビクスの第一人者に駆け上がり、日本では勿論、世界で活動することができました。



しかし、あるとき、自分は第三者から見ての理想像に仕立てられただけで、第三者によって、勝手に塗り固められた姿がそこにあり、自分のあるべき姿(理想像)はそこにはなかったことに気づいたのです。

心と肉体とがバラバラで、単に、米国の伝道師に過ぎない存在であり、自分が心底から描いている思いとは180°違うことに気づきました。自分を見失っていることに気づいたのです。心と肉体の調和という観点で満足できる、つまり、年輩者が健康で幸せな生き方のできる内容であってほしいとの願いでした。

 

とは言え、既にエアロビックスのインストラクターとして育ててきた多くの弟子がいる。悩みました。

人を不幸にするのは、①親より先に死ぬこと。②若くして成功すること。の2点だと思います。②が、私に襲い掛かった不幸だと思い、12年掛けて、全国を回り今まで育ててきた組織を壊しにかかりました。

ヨガのインストラクターとして、体力勝負の若い人向けの演技ではなく、年輩者の真の健康を願い、心と肉体の一致を追求することにしました。現在は、その理想「心と肉体の健康」を求めた結果、正しい姿勢造りのできる体操を編み出し、それらを全国津々浦々まで教えていきたいと願っています。

 















最後に、原田氏の考案された体操をしながら、その正しさを実感することができました。

セミナー出席者は59名と盛会でした。





出席者全員の写真を撮り、5,6人ずつのテーブルに分かれて朝食です。

他会からの多くのお客様を迎え、50名以上の方々が同時に頂く朝食は、また格別です。
(平松 健男 記)











2014年7月22日火曜日

経営理念の浸透と徹底~その取り組みの一例

本日の講師は、(一社)倫理研究所 参与 伊勢田 豊 氏です。



【伊勢田 豊 氏のプロフィール】

無類の研究好きが高じて、倫理研究所ではもっぱら経営理念についての研究に従事。全国各社を取材し、それぞれの経営理念について、また、それ

をどのように浸透させ徹底させていっているか実践方法についても研鑽を重ねている。


晴れ渡る空から明るい日射しが降り注ぐ朝。どうやら梅雨明けしたようです。
5時半には由比ヶ浜公会堂に「おはようございます」の声が響き渡り、6時には役員朝礼をスタート。
6時30分からのモーニングセミナーが明るく爽やかな雰囲気の中で始まりました。
まずは石渡好行会長の挨拶です。


【石渡好行会長 挨拶】

私はちょうど2年前の7月16日にお酒をやめようと決意しました。お酒を飲むとどうしても気が緩み、思わぬ失礼や失態をやってしまうものです。それは会長としてふさわしくないと思いました。本気で決意してしまうと、不思議と飲みたくなくなるものです。第9条にあるように「約束を違えてはならない」、これはやはり大切なことです。
鎌倉市倫理法人会では来年100社を目指していますが、私は会長として達成を約束しています。先日、埼玉県倫理法人会の4000社達成記念パーティーに招待されて石川真理子さんと出席しました。他会からの出席は私たち二人だけです。そこで拡充について多くを学びました。
石川真理子さんに、それについて少しお話ししてもらいます。

「埼玉では、ほんとうに会員同士が仲が良く、和気藹々としています。これは蓮実利勝先生が埼玉を立ち上げた、その当時から愛和を理念にしていたことを貫いているからです。拡充に、いかに会員同士の愛和が大事であるかを実感しました。それがあって初めて一致団結して同じ目標に向かって邁進することができます。これはとりもなおさず鎌倉の方針と一致しています。鎌倉のやり方は間違っていないということに自信を深めました。みなさんで一緒に協力すれば達成は必ず可能だと思います。がんばっていきましょう」(石川真理子 談)






続いて清水克規幹事によるスピーチです。
本日のテーマは第11条「物はこれを生かす人に集まる ~ 万物生々」です。


【清水克規幹事 スピーチ】
私は若いころサッカーをしており、結婚して子どもが出来てからは子ども達に教える立場になりました。子ども達とつきあってつくづく思ったことは、子どもにも物に対する愛着があるということです。自分のサッカーシューズなどをいつも磨いたり、ウェアも大事に使います。そんな子ども達の姿を見て、大人である私も、もっと物を大事にしなければと思いました。





いよいよ伊勢田 豊氏の講話です。
物静かな伊勢田氏が登壇すると、まるで人が変わったようにエネルギッシュに話し出しました。


以下が伊勢田氏の講話内容です。


【経営理念の浸透と徹底~その取り組みの一例】


私は倫理研究所に入る前は、研究開発に携わっていました。
そのため、たとえば花を見ただけでも、「黒い花が咲くようにできないものだろうか」などと思ってしまうのです。また、歴史が大好きでどこへいっても史跡を思うまま辿ります。
そんな性格ですから、経営理念について研究し始めると、あちこちから資料を集めたり、全国津々浦々の会社を回って取材したりということに没頭するようになりました。
どの会社も、素晴らしい理念を掲げています。
たとえば松下幸之助の松下産業(現パナソニック)が、「松下産業は人をつくっている会社です」としていたのは有名な話ですね。電化製品を作る前に人間教育をやっているということです。
また、かつて稲盛和夫さんが代表を務めていた京セラは、西郷隆盛が志した「敬天愛人」を社是としていました。
このように、どこの会社も実に素晴らし経営理念を掲げているのです。
しかし、理念がどれほど素晴らしかったとしても、それが絵に描いた餅であっては仕方ありません。いかにそれを浸透させ、徹底させていくかは、これはリーダーの実践、社員教育にかかっています。



「教育とは響育なり」という言葉があります。
リーダーと社員の心と心、ひいては魂と魂が響き合っていなければ、それは教育とはいえないのです。
そのために、まず第一に、リーダーが仕事を愛すること。その仕事が好きで好きでたまらないくらいでなければなりません。
そして、社員にいかにやる気になってもらうか。
これについて、以下の三つのイロハを徹底してみてください。
「イ 率先して挨拶する(二言サービスの実践)」「ロ 意識的に声をかける(社員の趣味をネタにする)」「ハ 長所や美点を見て褒める(認められるとやる気が出る」の三つです。

このイロハをもとに、社員と心の通うコミュニケーションを持つこと。それがやがては経営理念を浸透させ、徹底させていくその礎となっていくのです。
農作物でさえも、声をかけた方がすくすくとよく育つのです。
育成のために、声をかけ心をかけること、心がけとは愛情なのです。仕事を愛し、社員を愛することを忘れないようにしましょう。



講話の後は元気に記念撮影。
そして、朝食会場のカフェ「オリーブの木」へ移動します。


モーニングセミナーの会場を片付ける一方で、何名かの会員は「オリーブの木」で朝食準備のお手伝い。黙っていてもあうんの呼吸でさまざまなことが進められていく、近頃、会員のチームワークに磨きがかかってきました。
カフェに行くと、すでにすっかり準備が整っています。


【本日のメニュー】

冷や奴の野菜あんかけ/クロワッサン、デニッシュ2種/カスピ海ヨーグルト/コーヒー


キュウリにキクラゲなど、爽やかな味付けのお野菜がトッピングされた豆腐のあんかけ。のどごしが良くてするすると入っていきます。香ばしいクロワッサンとあんこが入ったデニッシュなど、コーヒーと共に食が進みます。毎週、ここのカスピ海ヨーグルトを食べるのが楽しみという会員も。

おいしい朝食を賑やかにいただきました。





朝食の後は人力車でお見送り。
鎌倉ならではのおもてなしが、近頃うわさになるほどの人気です。
今日も笑顔で先生を送り出しました。

(石川真理子 記)


2014年7月15日火曜日

丹沢の恵みとともに~米作りからの地酒造り~

第436回 鎌倉市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

 




 早朝の海岸線は、抜けるような青空が広がり
梅雨明けが近づいているのを感じます。

本日の講話は、神奈川県海老名市に157年続く日本酒の蔵元『泉橋酒造株式会社』の6代目、
橋場 友一氏 による『丹沢の恵みとともに~米作りからの地酒造り~』です。

<講師プロフィール>
橋場 雄一氏
神奈川県海老名市 泉橋酒造6代目兼農家
慶応大学を卒業後、証券会社を経て家業に就き、米栽培と酒造りに取り組む。


<会長挨拶> 石渡好行 会長


 今日の栞の輪読第10条について触れ、「この10条には“喜び”という言葉が何回出てくるかわかりますか」と問いかけられました。
会場では誰も答えられなかったのですが、正解は18回とのこと。
喜びから展開され、「なんでも喜んでやる」ことの大切さを話されました。
「ハイ、よろこんで」と、間髪なく受け入れることが自己修練につながることを示され、
鎌輪では、何でも喜んで取り組める人を育てていきましょうと結ばれました。


<会員スピーチ> 中山 裕一 幹事



 中山氏は、職場の教養『7月8日』のページを朗読されました。
この日は「遠慮は上品な強情」との題名で、
何事もわからないことはその場で聞くことが重要であると書かれています。
つい「知ったふり」をしてしまう事も多い中、中山氏はいつでもわからないことはそのままにせずに、何でも聞くという姿勢で仕事をしており、今まで仕事が嫌だと思ったことがないのは、そうしたことが大きな要因になっていると結ばれました。


<本日の講話> 橋場 友一 氏



日本酒蔵元の6代目…と聞くと、ついご年配の方を想像しておりましたが、
橋場氏は46歳のまさに働き盛りの爽やかな印象の方です。
大学卒業後に証券会社勤務を経て、20代でご実家の日本酒酒造6代目を継承されました。
原料の米作りから酒造りまで一貫して手がける酒造は少なく、
橋場氏は地元海老名が「豊富な水と肥沃な土地に恵まれた酒造りに適した土地であるという確信から、地域の農家の人たちとともに、「山田錦」や「雄町」、「亀の尾」などの酒米栽培に心血を注がれていらっしゃった様子を話してくださいました。

江戸時代に農業生産が拡大されたことにより日本酒製造が広がったお話や酒税の話など、
私たちが知らない日本酒にまつわるよもやま話に、
会場の皆さんは瞳を輝かせました。

今世界では和食ブームにのり、日本酒も様々な国で製造されているそうです。
しかし、日本酒を査定する規定がないため、
本物の日本酒というものがきちんと伝わっていかないのでは・・という危惧も大きいとのこと。













日本の歴史とともに長い年月育まれてきた日本酒。
製造までの様々な苦労や、たゆまぬ研究等のお話を伺い、もっと日本酒について知りたくなった…、
皆さんのそんな感想をいただき、大好きな日本酒がさらに身近な存在になったように思えました。


<朝食会> オリーブの木にて

 
 鎌輪の朝食は、オリーブの木オーナーの手作りです。
淹れたてのコーヒーとともに、今日も美味しくいただきました。















<鎌倫のおもてなし>
講話をいただいたお礼に、鎌倉名物「人力車」でのお見送り。
本日もとても喜んでいただきました。 







 これからも美味しい地酒を育てていってくださいね!

 
                       齊藤晴美 記





2014年7月12日土曜日

大人の寺子屋イブニングセミナー


2014711日(金)18:0021:30

本日は、鎌倉市倫理法人会会員の豊澤 早一妃(さなえ)様を講師にお迎えし、「鎌倉0地点、私の原点、私の咲くところ」と題して、夕食付きイブニングセミナー(講演会)を開催しました。

豊澤様は、23年間にわたって、JAL(日本航空)のCA(キャビンアテンダント)をされ、その間、滞空時間17,500時間(昼夜2年間に相当)を達成されました。

20101月にJALの倒産と同時に退職、その後CA株式会社を設立、代表をされています。20143月に鎌倉市倫理法人会に入会されました。

【石渡会長の挨拶】

倫理法人会とは、自分自身を見直す会であると思います。全国で年間3万人もの人が自殺しています。「愛」の反対語は、「無関心、無視」であり、隣人同士の絆がなくなった所に自殺があるのではないかと思っています。
豊澤さんは、鎌倉倫理法人会における人間関係と自然環境とによって、窮地を脱し、立ち直られました。倫理の講話には、中身の無い上辺だけをかすめ取ったような内容(=倫理ごっこ)もあります。本日は、倫理ごっこではなく、核心に触れるお話を伺うことができると期待しています。

【豊澤講師のお話】


JALでは、23年間にわたって、おもてなしの精神一途に働き、数多くの感謝レターを貰いました。
自分の使命を見つけるために、天職だと思っていたCAという仕事を辞める決意をし、奇しくもラストフライトの日がJALの倒産の日でした。


希望を持って地上に降りてきたが、人生そんなに甘いものではなく、心から信頼していた人の裏切り、経済的な自立の難しさ、さらには退職金を含め全財産をすべて失うなど、今までに経験したことのない失望感に襲われ、人間不信に陥りました。それでも笑顔で頑張ろうと無理を重ねた挙句、糸が切れた操り人形のように何もできない日々が続きました。そんな時に出会ったのが、鎌倉の石渡会長でした。

今思えば、裏切りだと思われていた現象は裏切りでも何でもなく、ただ相手に自分のエゴを求めて、その期待通りにならなかっただけであって、すべては自分が招いた結果だったのだと気づきました。




その頃、早朝に玉川を散歩するようになり、普段なら何も感じなかった自然との触れ合い、渡り鳥の群れの形、鳥の鳴き声、川の水の流れる音、川面に浮かぶ日の出の太陽、踏みつけられた花の復活などの不思議に出会い、それらに溶け込むことで、心の平安が得られることを悟りました。そして、鎌倉に来ると、ありのままの自然(海、山、花、鳥、風、雲、太陽)が豊かに溢れ、心を和ませてくれることを感じ、鎌倉が好きになりました。
相手が自分の期待に沿わないと、相手に不満を感じるという自分がいることにも気づきました。そして、自然に触れると、嫌な思いが溶けていくことも感じました。また、理不尽なことをされて、許せない状況を訴えて、倫理指導を受けたことがあります。そのような時に、私はどうすればいいのかを先生に尋ねました。そのとき、先生は二言、「赦す」、「できるか?」と言われました。愛と赦しによってしか、自分と相手の幸せは来ないと悟りました。裏切られたのは、ただ自分の依頼心が強かっただけのことと悟りました。

自分の物差しで人を評価し、決めつけるのではなく、もう一人の客観的な自分と語り合いながら、今を一途に生きることが大切、と結ばれました。


豊澤講師の心の底から発せられる言葉は、まさに私達の胸を打つものでした。「折角・・・してあげたのに、・・・してくれない。という恨みの感覚を持つ限り、人は幸せにはなれない」との講師の言葉にも共感しました。

「万人幸福の栞」の中の言葉には、短くても深い意味の言葉が満載されています。少しずつでも深読みし、有意義で幸せな人生を送りたいものです。





講話終了後は、一同、食卓を囲んでの夕食でした。それぞれ、本日の講話について感想を述べ合い、鎌倫の良さを再認識しながら、今後の発展の方向を語り合うことができました。(平松 健男 記)

2014年7月8日火曜日

幸せパワーを高める心身の処方箋(Part6)

第435回 経営者モーニングセミナー

 台風8号が、猛威を振るいながら日本に近づいているという朝。
鎌倉ではきれいな青空と大きな太陽と共に、今日もハツラツと皆さんが集いました。


<本日の講話>
講師:阪口 由美子氏 ㈲ヒューマンヘルス研究所 所長

*プロフィール/大学卒業後、専門の体育以外に東洋医学、メンタルヘルス、ヨガ、などのコースを習得。
現在、㈲ヒューマンヘルス研究所の所長として、トータルヘルスアドバイザーとして、幅広く活躍中


<会長挨拶> 石渡好行 会長



 石渡会長は冒頭、「人を育てることが、普及活動の1番の要である」と話され、これまでの鎌倉市倫理法人会の姿勢は、常にぶれずに“人を育てる”ことに徹底してきたため、現在徐々に人が育ち、しっかりとした根が張れてきたということを報告されました。
又、『日本一の輪読』をめざしている鎌倉では、「丸山先生のお話を心を込めて読み上げていきましょう!」と輪読の意味をまた一歩掘り下げて話され、全員が共通理解を深めることができました。


<会員スピーチ> 田谷智広 専任幹事



 

 田谷専任幹事は、今日の万人幸福の栞『【九】約束をたがえれば、己の幸を捨て他人の服を奪う』を引用され、ごく最近起きた身近な出来事を話されました。
仕事上で最初に決められた約束事が、のちに守られずに人間関係に大きなひびが入ってしまった・・・という実例から、たとえ小さな口約束であっても「初めにした約束は何としても守らなければならない」という絶対倫理の「きめごと」を真摯に受け止めていきましょうと結ばれました。


<本日の講話> 阪口 由美子氏




 満面の笑顔で始まった阪口氏の講話は、会場の皆さんをも笑顔に変えてしまうほどのパワーあふれるお話です。
ご自身の生い立ちを学生の頃のエピソードを交えながら、大変楽しく話されました。

応援団のリーダーとして学生時代を謳歌されますが、「勉強が得意でない人間は、手に職を付けるべき」というお父さまの断言の前に、高校受験・大学受験に挑まれた様子には、阪口氏の「絶対にあきらめない!!」という強い精神力がうかがわれます。

見事国立大学に合格され、大学在学中には「健康に関する講演」をされる教授と共に、エアロビクスの指導者として、年間400回以上も講演に同行されたということは、ものすごいバイタリティだと感じました。 



こうして培った「エアロヴィクス指導者としての経験」が、今のお仕事へとつながり、ヒューマンヘルス研究所を設立されます。西洋医学では治らないとされた様々な病気を克服された人たちの姿を通し、『人間の体はミラクルがいっぱい』との気付きを得て、日々“心身の処方箋”を多くの皆さんに提供されています。

最後に、映像と共に紹介された『鷹の選択』。
中年を迎えた鷹は、自らの嘴と爪を傷つけ、弱ってしまった体にカツを入れて、老後の生きる力を復活させます。画面に流れるテロップの一文字・一文字が深く心に刻まれ、大きな拍手が沸き起こりました。

<一部抜粋>
 
人は誰でも、過去よりは成長することを願います。
成長を望み、もっと新しい自分を見つけるためには、


心の底から「変化」を期待し行動しなければなりません。
大切な人生の生きる意味に気づき、
「涙」と「笑顔」で成長する自分と向き合うためには、
この鷹が見せてくれたとても苦しい「選択」という勇気ある決断が必要なのかもしれません。



<朝食会> オリーブの木にて


焼きたてのクロワッサンと、手作りのお惣菜に、皆さん思わず歓声が上がりました。
毎週、毎週、品を変えて私たちの健康を考え作ってくださるこの朝食は、鎌倫の名物となっています。







<鎌倫のおもてなし>
大好評の鎌輪のおもてなし、人力車でのお見送りです。


      元気いっぱい・笑顔いっぱいの数時間、本当にありがとうございました!


                                         齊藤 晴美  記


2014年7月1日火曜日

非行と不良





非行と不良71日(火)



本日の講師は、朝霞市倫理法人会 相談役 北嶋 茂敏 氏です。




【北嶋 茂敏 氏のプロフィール】

平成5年(1993年)5月、新座市準倫理法人会を創設。また、エネルギ以外の用途に限定した石油製品を扱う(有)北産業を起業、代表取締役をされています。
ご子息が学校でのいじめに遭ったことで、学校や警察を動かしてご子息の窮状を救われました。この経緯をテーマに、講話されました。

【石渡好行会長 挨拶】


輪読の際には、心を合わせ、怒鳴らず、きれいな声で輪読したいものです。輪読に相応しい音楽をBGMとして使用することも検討したいと思います。
木村さんが7月から鎌倫に入会されます。鎌倉市倫理法人会の創始者のお一人でもあり、長年、戻って来られることを念願していました。念願が叶い、とても嬉しく思います。
本日は、友好単会の朝霞市倫理法人会から北嶋相談役をお迎えし、貴重なお話を聴かせていただきます。大変楽しみにしています。
続いて齋藤晴美幹事のスピーチです。
本日のテーマは第八条「明朗愛和」です。
【齋藤晴美幹事 スピーチ】
鎌倉市倫理法人会に入会し、まだ3か月ほどですが、ここでは、以下の雰囲気が好きで、鎌倫に入会して本当に良かったと思っています。
  • 「夢限りなく」を唄うとき、闘志が湧きます。「父母の一節」では、涙が出そうになります。
  • 毎回、素敵な講話が聴けて本当に充実しています。
  • 新しい、素晴らしい仲間が増え、会話が有意義で楽しいことです。
これから、遠くからでもお客様をお招きできるような単会にしていきたいと思います。
いよいよ北嶋氏の講話です。
「非行と不良」と題し、ご子息が中学時代に遭ったいじめを根本解決した内容の濃いお話でした。

以下が北嶋氏の講話内容です。
【非行と不良】
平成5年に、新座市準倫理法人会を立ち上げましたが、それまで、倫理法人会の存在すら知りませんでした。3になり人の子宝に恵まれ、家庭は円満でした。
私は、新たな会社を起業し、会社を一人前にするために、仕事に没頭していました。ちょうどその頃、中2の息子が、いじめに遭って窮地に立たされていたことも気づかず、家族を顧みることなく、仕事一途でした。
いじめは、息子の上級生の非行グループによる陰湿で悪質なものでした。そのグループは、学校の授業には出席せず、下級生が帰宅する放課後になると、校舎の外を囲むようにして多人数で待ち伏せし、下級生に1万円という大金を持って来るように恐喝していたのです。
持ってこなければ、暴力をふるったので、息子を含む下級生たちは、親に迷惑をかけたくないので、いじめを親には話せない。しかし暴力を恐れて、親からくすねた大金を貢いでいたのです。
結果として、親の目を盗んでは親の財布などから持ち出していくこととなります。長く続くはずもありません。やがて、親達はそれに気付き、咎めて全容をつかむことになりました。
さて、それからが大変です。私は、学校に行き訴えますが、暖簾に腕押しの状態で、校長は「うちの中学にはいじめは1件もありません」と開き直る始末です。警察に行って訴えても、被害届が出ていない以上、具体的な手は打てないということです。そのため、意を決して被害届を出しました。
やがて、警察の手で全容が解明され、非行少年も非行を認め、更生することになり、一件落着となりました。この件を通じて、私は、家族に対する思いやりの少なかったことを猛反省しました。また、このようなとき、勇気を持って、正面から問題を取り上げ、対応することしか、解決の道はないと思いました。国の将来を担う若い人たちが、安心して勉学に励み、楽しい学生生活を確保するのは、大人の責任であるとつくづく思いました。特にいじめから子供を守るための、父親の責任は重いと感じた次第です。


【本日の朝食】

すっきりしない天候が続く中、着実に気温が上昇してきています。そのうち、猛暑がやってくるのでしょう。MS出席者全員の写真を撮り、カフェ「オリーブの木」に移動します。店内いっぱいに並ぶテーブルのレイアウトは、いつもとは違って新鮮です。他会からの多くのお客様を迎え、定員一杯の手狭な朝の食堂ですが、北嶋相談役、蓮実法人局参事を囲んで賑やかな朝食会が始まりました。
本日のメニュー

大根とひじきと夏野菜の煮物/クロワッサン・デニッシュとドイツパン/カスピ海ヨーグルト/コーヒー

ビタミンとミネラルたっぷりの体に優しいメニュー、これなら夏ばても防ぐことが出来そうです。





                       (平松健男 記) 



朝食を終えてしばらくすると、梅雨とは思えない青空が広がってきました。
蓮実利勝参事の「お刺身でご飯が食べたい」というリクエストに、いっそ江ノ島までくりだそうか!ということになりました。
心地よい海風が通り抜けるレストランでお刺身定食をいただいた後は、江ノ島観光。おみやげやさんの店先をひやかしたり、エスカーに乗って頂上まで行ってお参りをしました。
紫陽花も、もう名残の時期。夏はすぐそこまで来ています。