さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

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2016年9月28日水曜日

~我が人生に、この妻あり~千葉県柏の葉倫理法人会 会員 山藤 利夫 氏

2016927日(火)
9月は関東地方の日照時間が極端に短く、農作物への影響が大きかったと思われます。本日は、講師として、千葉県柏の葉倫理法人会 会員 山藤(さんどう) 利夫 をお迎えし、「我が人生に、この妻あり」というテーマで講話を頂きます。山藤 氏が会社存続の危機に瀕した際に発せられた奥さまの言葉の意味をじっくりと伺えることになりました。

いつものように、610分前には、会場準備が終了、6時から活力のある役員朝礼が始まり、6時半からMS開始です。

最初に、松谷会長の会長スピーチです。


「最近、会社に数台あるレッカー車のうち、2台が次々に故障しました。よく考えてみると、レッカー車に『ありがとう』を言っていなかったために故障したのだと気づきました。人でも物でも、対象となるものに愛情を持てば、相手からも愛情が帰って来るものだということを今回も知らされました。このような倫理の学びを皆さんに拡げ、今期は、会員70社を必達したいと願っています。皆さんのご協力が是非とも必要です。」

その後、石渡相談役の誕生日をお祝いし、花束が贈呈されました。


次は、名知 仁子 会員の会員スピーチです。


3年前から鎌倫の会員になりました。ここに来ると何故かホッとします。ミャンマーでは、『医療クリニックと菜園』を作り、現地の人達とチームを作り活動しています。チームと言っても、私たちが考えるようなチーム活動とはならず、会社組織のような活動はできていません。いわゆる報・連・相の必要なことを一から教えなければなりません。そのため、『万人幸福の栞』の一部を英訳し、それを仲間たちと称えています。この56か月で少しずつ報・連・相の意味が分かってきたようで、皆が相談しながら活動するようになってきたところです。」

いよいよ山藤 利夫 氏の講話です。テーマは「我が人生に、この妻あり」です。

【山藤 利夫 氏のプロフィール】
千葉県柏の葉倫理法人会 会員 群馬県富里市在住
()フジ建設 代表取締役 (震災後の仮設住宅用電気設備などの工事を受注)

「私は、主として震災後の仮設住宅用電気工事を受注する会社を経営しています。会社は、被災地の復興という波に乗って、会社経営も上向き、社員を引っ張って業績を伸ばすことができました。しかし、あるとき、有能な若い社員が高所から転落し、生死を彷徨う瀕死の重傷(腰と顔面の骨を骨折するとともに大動脈の損傷)を負いました。もし死亡事故にでもなれば、会社は破綻します。そのとき、私は倫理の考え方とは裏腹に、その若い社員が落下したのは、本人の不注意と決めつけ、本人の行動を恨み、自分がその仕事を与えたことも恨めしく思いました。そのとき、普段から私には逆らったことの無い妻が、こう言いました。『お父さん、違うよ!あなたが、社員に養われているのよ。倫理を勉強しに、モーニングセミナーに通いましょうよ』。それ以来夫婦でMSに通うことになりました。結果的に、その有能な若手社員の生命力が勝ち、大動脈損傷部にステントを挿入して、九死に一生を得ることができ、皆で喜びました。震災で、多くの人が被災し、惨めな生活を余儀なくされています。そして、21世紀になり、生きる力の旺盛なはずの若い人が凹んでしまっています。収入が少なく、将来に希望を見いだせない若者が溢れています。『日本創生』のもと、日本は一枚岩にならなければいけません。そのために、倫理法人会が頑張らなければと思います。」
本日は、他会からの出席者を交え、30名近くが熱の籠った講話をお聴きしました。


 この後、集合写真を撮り、オリーブの木で美味しい朝食を頂きながら、感想を話し合いました。皆さん、日本の宗谷岬(最北端)の近くから群馬県にお嫁に来られた奥さまとの馴れ初めと、理想的な夫婦になるためのこつ(秘法)のお話を是非お聴きしたいとのことでした。

平松 健男 記)

2016年9月23日金曜日

~私の履歴と耐震改修の勧め~(有)建都 代表取締役 福田亮一氏

2016年9月20日

会長挨拶では、
先週、ある方から、今の自分の状態を指摘されたことがあり、このことで多くの人に迷惑をかけたくないとの思いから、齋藤ひとりさんの口癖の習慣を実践していて、ご自身を変革中という会長のお話を頂きました。



その後、辞令交付式が行われました。

会員スピ-チは高田会員の「気づいたらすぐやる」の実践報告がありました。

【本日のMS講話】
~私の履歴と耐震改修の勧め~(有)建都 代表取締役 福田亮一氏

生い立ちのお話の最後に、「会社でも、ズバズバ言いたいことを言う人もいれば、その反対に遠慮しながら言う人もいる、これは、どちらも必要でバランスがとれていて良い」という講師の言葉で、聴いていて悲しいお話に思えたものが、希望のある
お話に感じました。

建物はバランスが必要。重心と剛心が合っていれば建物は倒れにくいそうです。

耐震改修に関わった鎌倉市の「湯浅物産館」は、日本建築防災協会が選ぶ一五年度の耐震改修優秀建築賞を受賞した。

建物も人もバランス感覚を持つことが大切だということを学びました。
どうもありがとうございました。
 



2016年9月15日木曜日

~信成万事~ 神奈川県倫理法人会 普及拡大委員長 石井和則氏、 ~活力朝礼で、朝から元気な会社、カナコムです~ 神奈川県倫理法人会 第四地区長 大森猛氏

2016年9月13日(火)
~信成万事~ 神奈川県倫理法人会 普及拡大委員長 石井和則氏
~活力朝礼で、朝から元気な会社、カナコムです~ 神奈川県倫理法人会 第四地区長 大森猛氏

本日のMSはお二人の講師でした。


【石井和則氏プロフィ-ル】
神奈川県倫理法人会 普及拡大委員長
(学)平成学園原幼稚園 理事長・園長

経営する園の園児数が減少したとき次の3つのことを勉強会の仲間から言われた。
1、 朝一番に行って玄関掃除をする
2、 掃除が終わったら門に立って子供と保護者に心を向けてあいさつする
3、 トイレ掃除を手でやる
これらを、やっていたら、園児数がふえてきた。
しかし、理事長でもあった父が他界してからは、経営する園の方向性が分からなくなり困ったそうです。そんな時に大阪の晴海台幼稚園園長であり、大阪の倫理法人会会員である松井先生から電話があり、活力朝礼をして職場が変わったことを聞いて、それからすぐに、活力朝礼の見学と大阪のモーニングセミナ-に参加されたとのこと。
そして、活力朝礼を職場に取り入れたら、光がみえてきて、職員が変わり子供が変わり経営も安定してきたそうです。
素直、実践力が成功への道につながることを学びました。

最後に、鎌倉倫理法人会の応援団長として会長を支えるお手伝いをさせていただきますので一緒に頑張りましょう!との言葉で本日の講話を締められました。





【大森猛氏プロフィ-ル】
神奈川県倫理法人会 第四地区長
カナコム神奈川伝説(株)相談役

ある尼寺でトイレがいつでもきれいなので、なぜ、と聞いたら汚さないようにしているだけとの答え。気づいたら、すぐに、きれいにすれば良いとのこと。

ご自身も、トイレ掃除が好きで自分のためにやっており、気持ちもスッキリするとのこと。
教育学者の森信三の提唱した職場の三原則「時を守り、場を清め、礼を正す」をモット-
に生活しているそうです。

「場を清め」は→掃除の事
「時を守り」は→計画を立てる
「礼を正す」は→他人を敬う

お話を伺い、満州からの引揚者である大森さんは簡単な道でなく、険しい道を常に選び続けていたから、今の会社の発展につながったのだと思いました。

最後に、倫理の普及について。普及はふんわりやわらかな気持ちで進めていきたいとのお言葉で本日の講話を締められました。


2016年9月8日木曜日

~「きく」からはじめる(一社)倫理研究所 法人局首都圏方面 担当研究員 飯田 一生氏


201696日(火)
乱発された台風が東北・北海道を次々と襲い、避難が遅れたお年寄りなどに、被害が集中しました。集中豪雨の頻発で、河川が氾濫、山の形が変わるほどの土砂崩れで、多くの人々が孤立した村落に取り残されました。元々雨量の少なかった北海道には、考えられないほどの雨が降りました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
地球温暖化は異常気象が原因と言われています。結果としては間違っていないのでしょうが、原因と結果との間のメカニズムを物理的に明確にしなければいけません。その際、超大型電算機「京」が使われると言われています。しかし、地球規模の空気、海水などの温度変化を含む詳細な流れを明確にシミュレーションすることは、とてもできません。取り敢えず、温暖化の原因は二酸化炭素ということで、世の中は動いていますが、真相が明かされたときには、手遅れということにならなければと思います。

本日は、講師として、倫理研究所 法人局首都圏方面 担当研究員 飯田 一生氏 をお迎えし、「きく」という言葉の意味をじっくり伺えることになりました。

610分前には、会場準備が終了、6時から役員朝礼が始まり、6時半からMS開始です。
最初に、松谷会長の会長スピーチです。

「会長をお引き受けして1年が経過し、今後1年間も続行することになりました。昨日は、幹部基礎講座を実施しましたが、今後とも、会員=幹部候補ですので、どなたも積極的に参加して頂きたいと思います。私は、何か自己改革することを常に考えていますが、皆さんも是非何か自己改革するべき課題を考え、実践して頂きたいと思います。」

次は、当会の中山事務長の会員スピーチです。

「新年度から、会長より事務長職を担当するようにと勧められ、拝命することになりました。以前に倫理講演会で『徳を積みなさい』と諭され、一応決心しましたが、不良会員のままここまで来てしまいました。今後は、初心を忘れず、奢り・高ぶりを取り去り、もっと前向きに生きて行こうと思います。」

いよいよ飯田 一生 氏の講話です。テーマは「『きく』ことからはじめる」です。

【飯田 一生 氏のプロフィール】
館山出身 35
(一社)倫理研究所 法人局首都圏方面担当 研究員

「私たちの脳は、新しいことを聞いても、すぐ忘れるようにできています。しかし、自分の体験と結びつくか、感動が大きいと、そのことを記憶します。昨晩実施された幹部基礎講座には、幹部は勿論、広報も含む幹部の方々には出席して頂きたいと思います。

私は、最初家庭倫理の会に入りました。その後、経営者となってから倫理法人会に入会しました。会長と会員スピーチの内容がすごかったことを憶えています。『やると決めたら、喜んで、何が何でも直ちに実践すべし』との精神で実行し、講話の中でその成果が語られるからでしょう。

また、4時間もかかっていた会議の時間が、レジメを作成し、確認事項やゴールを明確にすることで、45分に縮めることができました。

『きく』という一言が、様々な意味をなすという日本語について、お話しましょう。
   「菊」という花は、倫理法人会の襟章にも用いられています。
   『聞く』と言う言葉は、耳をそばだてて確認するという意味ですね。
   『聴く』は、心を込めて聴くことです。
   『訊く』は、尋問・問いただすという意味。
    『利く』と『効く』は活動する、有効に働くという意味です。人から相談されて、相手から内容を聴取するとき、心を込めて聴くことです。」

発音は同じでも、意味を全く異にする言葉がありますし、意味が微妙に異なる場合もあり、また、地方によっては少しずつ意味が異なることもあり、注意したいと思います。
この後、集合写真を撮り、オリーブの木で1コインの贅沢な朝食を頂きながら、感想を話し合いました。

平松 健男 記)

2016年9月1日木曜日

~倫理と狂言~東京都世田谷倫理法人会 副会長 善竹 十郎 氏


2016830日(火)

東シナ海の海面温度が30℃以上となり、その間東奔西走した台風は大きなエネルギを蓄えた大型台風に変身、関東地方に上陸して鎌倉でも大きな被害の発生が懸念されていました。本日のMSの実施も危ぶまれましたが、予報とは裏腹に穏やかな朝を迎えました。台風が僅かに首都圏の東側にずれたため、鎌倉は台風の西側に入り、強風から逃れられたのでしょう。本日のMSは、北鎌倉の臨済宗大本山円覚寺で開催されました。強風と豪雨を覚悟していましたが、日頃の行いの良い善男善女の集まりだったからでしょう?思いの外、穏やかな天候で、ほっとしました。

本日は、年一回の座禅のできるMSということ、また、講師として、無形文化財であられる善竹 十郎 氏をお迎えすることで、各所から多くのお客様をお迎えしての開催となりました。

会場準備のため、5時半頃から役員が集まり始め、6時過ぎにはきびきびとした役員朝礼が始まりました。

最初に、松谷会長の会長スピーチです。

 
 

「会長をお引き受けして1年が経過しました。普及活動にも力を入れ、本日も新入会員菅原浩太さんが入会することになり、嬉しく思います。」として、入会式が執り行われました。菅原さんの抱負として、「倫理法人会に入会し、弱い自分を鍛えたい」と力強く宣言されました。


いよいよ、善竹 十郎 氏の講話です。


善竹 十郎 氏のプロフィール】
重要無形文化財総合指定保持者

今朝は40名を超える方々が東京都や埼玉県を含めて参加されました。講話者の重要無形文化財総合指定保持者の肩書を持つ狂言師 善竹 十郎 氏の名声は関東一円の倫理法人会に広く知られています。中身の深い、面白い内容のお話に、皆さん笑顔で引き込まれてしまいました。

「私は、国から『重要無形文化財』に指定されている能・狂言の役者です。色々な面で国が評価・査定し、後進の教育者にも値するとして、指定されているのでしょう。人間国宝なら国からの経済援助を受けられますが、重要文化財では、援助が受けられません(笑)。鎌倫には1年半振りの訪問です。能は、ご存じのように、2時間ほどの真面目な演劇、20分ほどの狂言(お笑い演劇)から成ります。この二つを組み合わせて演じます。狂言は、真面目な話で心が重たくなったのをほぐす役割です。では、皆さんも一緒に、腹の底から大きな声で笑ってみましょう。」

として、皆で「ワッハッハ」と大笑いしました。不思議に、各自が抱えている「憂鬱!」をその場で吹き飛ばす大笑いでした。その後、ご自身の姓名の由来を紐解きながら、禅宗と善竹との関係、ご両親は、何故十郎と名付けられたのかなどを教えて頂きました。

講話は、笑いとともに進み、笑いの中に大切な真実が込められるという、能・狂言の真髄を見た思いしました。聴く私たちの心を揺さぶる内容でした。


 この後、集合写真を撮り、簡単なお弁当を頂きました。この後、希望者に座禅のプログラムがあり、静かな瞑想のひと時を過ごすことができました。

平松 健男 記)