仕事への取り組み方~心を変える 大倉 浩 氏
雨が降るとの予報が、1日刻みで後へ後へとずれています。エルニーニョ現象に引きずられて太平洋高気圧の勢力が弱くなり、梅雨前線を北に押し上げる力が足りないようです。その代りに、東北地方と九州地方には例年にない大雨が降り続いています。この様なときには、梅雨明けが遅れ、梅雨明けのときには、関東、北海道などが豪雨となる場合が多く、心配です。
本日の講師は、(一社)倫理研究所法人レクチャラー、さいたま市南区倫理法人会の相談役 大倉 浩 氏。大倉 氏は現役の弁護士さん(大倉浩法律事務所の所長)で映画大好き、踊り大好きでユーモア溢れる方です。
石渡会長の3分間スピーチが始まりました。
「私はぶれないことを自負しています。そのため、断酒、朝起き、一人朝礼などを実行し続けています。名知さんへの寄付にも、責任があるとの思いで、色々な方にお願いしています。実践力が重要で、それを援助してくれる友達も大切です。鎌倉は日本一の倫理法人会を目指しましょう。初めて訪問される方にとって、安心で居心地の良い場でありたいと思います。」
次は、河村 善史 氏による3分間の会員スピーチです。
「私は陶芸を職業としています。焼き物(陶器)は、土が命です。土に力を感じます。この陶器は、青白くなっていますが、うわ薬が出ているからだと思います。元々、陶器は応用美術の領域に入るもので、例えば、中に入っている花を生けたときに映えるようなものであるべきと思っています。従って、あまり自己表現は強くせず、主役を譲るべきものと思っています。」
いよいよ、大倉 氏のスピーチです。
「私は歌と踊りが趣味です。映画や演劇も大好きです。韓国ドラマも大好きで、韓国との民間交流にも力を入れています。貧しさに耐えている人、頑張って生きている人に接すると、演劇であってもその配役に入り込み、涙することもあります。俳優としては、原節子(鎌倉在住、95歳)、映画監督としては黒澤明が好きです。」
「生きる上で、人に喜んで貰うことが大切で、自己実現を図ることも重要です。日本では年間約3万人が自殺しています。自殺者の心が変われば、運命も変わり、自殺が防げると思えば、心の勉強が大切だと思います。そのためには、初心を大切にすることです。朝の学び、感謝、素直、笑顔、そして良い出会いが大切です。」
最後に、『一人でも多くの命を救いたい』ということで、家庭環境の悪化から自暴自棄になろうとした小学5年生を見事に立ち直らせ、生涯の恩人と言わしめた教師の話があり、一同、目頭を熱くしました。
この後、オリーブの木で安くて美味しい朝食を頂きがら、一人1分30秒で感想を述べ合いました。今後とも大倉氏の講話を聴きたいという意見が多くありました。
その後、恒例の人力車でホテルまでお送りしました。
(平松 健男 記)