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2014年5月20日火曜日

倫理がつなぐ開運の道


本日の講師は、高島易断宗家代表 東京都新宿区倫理法人会・幹事の牧野憲賢氏です。

【牧野 憲賢 氏のプロフィール】

易学者「高島龍賢」として、政財界や芸能界の方々の運命を鑑定している牧野憲賢氏。
1969年に東京都で生まれた時、なんと内蔵が飛び出した状態であったということです。しかし実父が外科医であったことから緊急手術によって奇跡的に一命を取り留めました。
教育熱心な両親の元で育ったものの、大学へは行かず画家の道へ。やがて高島易断と出会い、2010年から高島英断総本家四代目高島龍峰総裁の秘書として従事するようになりました。2012年に高島龍賢の名を総裁より命名され、2013年には高島易断宗家の代表に就任。
2008年倫理法人会入会。専任幹事、副会長、研修委員長を経て現在に至ります。



初夏の陽気を思わせる朝、太陽が昇るのもすっかり早くなりました。
朝日の中にたたずむ由比ヶ浜公会堂に靴音も軽く皆が集まってきます。
本日も他会員の方やゲストの方も交え、たくさんの人々で会場がいっぱいになりました。

今日の石渡好行会長の挨拶は「思いやり」についてです。
「鎌倉では輪読をする際に、何人かで同時に読む時のハーモニーを大切にすることに決めました。相手と合わせて読もうと思えば、まず相手のことを考えるようになります。相手の立場に立つということは思いやりの基本ですが、このようなことからも学び、身につけることが出来るのではないでしょうか。鎌倉は思いやりが形に表れたマナーを大事にするということを目標のひとつとしています。小さな事を積み重ねて、鎌倉らしさというもの、鎌倉のかたちをつくりあげていきましょう」





続いて、名知 仁子 会員の3分間スピーチです。
名知会員はミャンマーにクリニックと菜園をつくる自立支援のためのボランティア活動を行っています。鎌倉倫理法人会はもちろん、近隣の単会でも募金を集め支援に役立ています。
「みなさんからいただいた募金で子ども達に使ってもらう歯ブラシを買っています。歯磨きをしないと虫歯になりますが、ミャンマーには歯医者がいないのでそのまま放置され、歯が抜けてしまいます。よく噛まずに食べると消化不良のため下痢を起こし、脱水症状にまで及びます。そうなるとただでさえ栄養不足の子どもは生きていられないのです。ミャンマーでは1歳まで生きられない子どもがたくさんいるのです。たった1本の歯ブラシが子どもの命を救います。今後もこの活動を続けていきますので、皆様、どうぞよろしくお願いいたします」




【牧野 憲賢 氏の講話】

高島易断よりも、倫理の経験のほうが長いという牧野氏。
易で最も重要なのは「至誠、天に通ず」という姿勢だといいます。ひとえに相手のためだけを思い、無私の境地で天に問い、道しるべとなるアドバイスを行う。これはまさに倫理と根本が同じです。
そもそも易学とは、「論語」で知られる孔子が説いたものでした。
人が過ちを犯した時のために道徳があり、国の指導者など間違ってはいけないような立場にある人に対して行うのが易であるということです。
世の中には「占い師」を名乗る人が少なくありません。中には怪しげな易者や占い師がいるのも確かです。
本物を見分けるためには、まず、その占い師なり易者が、脅かすようなことを言っていないかということを判断基準にすることです。
悩みを抱いている人を脅すようなことを言うのは、これは道に反していることです。
たとえば死相が出ているという極端な場合でも、何を改めたら良いのかというアドバイスを行える、これがきちんとした易者です。

さて、誰にとっても開運というのは気になることでしょう。
開運のために重要なことは、実はとても単純な3つのことです。
それは、「順序」「節制」「習慣」です。
まず順序があり、次に節制があり、最後に習慣になるのです。
順序というのは、たとえば親兄弟であれば、子よりも親、弟よりも兄が先だという順序です。
たとえ朝起きの習慣がついていても、夜中に寝てわずか数時間ほどの睡眠しか取れていないようでは、これでは順序がきちんとしていないということになります。朝起きをするには、早く寝ること。これが正しい順序です。
節制は、特に食事やお酒、たばこ等です。特にどんなものを食べるかということは大切です。
そしてこれらのことを習慣化して身につけていく。
そのようにしていれば、おのずと明朗になり、幸運を引き寄せるようになっていきます。
良い習慣、良い考え方を身につけるには、やはり栞がいいのです。
笑顔の人が集まれば、場が明るくなり幸運が訪れます。笑顔を広げていけば国も幸福になるのは自明の理です。
このようにして幸福の輪を広げていっていただきたいと思います。




【本日の朝食】
木々の緑がいつの間にか濃くなり、初夏の花が鎌倉の街を彩ります。カフェ「オリーブの木」は店内いっぱいにテーブルを配し、牧野先生を囲んで賑やかな朝食会が始まりました。

本日のメニューは、

お豆腐の野菜&ひじきトッピング/クロワッサン・デニッシュ2種/カスピ海ヨーグルト/コーヒー

きんぴら風の根菜とひじきをトッピングしたお豆腐はサラダ感覚でいただける一品。香ばしいクロワッサンに加え、あんことアーモンドのデニッシュ2種類が食欲を誘います。コーヒーのおかわりをいただきながら、「運命のお話」を興味津々で伺いました。
この盛りだくさんの朝食が500円でいただけるのは、鎌倉ならでは。配膳のお手伝いをすることが、会員同士のコミュニケーションにもなっているのです。


朝食の後は人力車でお見送り。
すっかり陽が高くなった鎌倉の街。
さわやかな学びの朝を過ごし、今日も笑顔の一日をスタートできました。
毎週火曜日朝6:30、由比ヶ浜公会堂は鎌倉屈指のパワースポットになっています。


(石川真理子 記)

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