~七つの原理(全一統体)について~豊澤 早一妃 氏(11月3日)
11月に入り、昨日から急に寒くなりました。いよいよ冬の到来を感じさせます。今日は祭日(文化の日)ですが、由比ヶ浜公会堂には、早朝から役員朝礼の威勢のいい声が飛び交います。
本日のMS講師は、本会員の豊澤 早一妃 幹事(MS副委員長)です。
最初に松谷会長のスピーチです。
「会長を仰せつかり2カ月が経ちました。最初はやっていけるかな?と不安を感じていましたが、皆さんのご協力で順調に滑り出すことができ、感謝申し上げます。この鎌倉の地に大人の寺子屋に相当する倫理の受け皿を育て、日本創生の芽を膨らませることを目標に、これからも頑張っていきたいと思います。そのためにも、スリーピング会員の皆さんにも、ここに足を運んでいただけるような集会にしたいと思います。12/15には、活力朝礼のモデル単会の判定を受けることになっています。皆さんと協力して合格できるように頑張りましょう。」
次は、清水 克規 幹事(朝礼副委員長)の3分間スピーチです。
「おはようございます。鎌倉の清水克規です。
前回九月に三分間スピーチで話した日はちょうど当日に母が骨折して入院する日でした。今は手術も成功して無事退院し、自宅でリハビリ中です。今日はその母と私の小学生の頃のことをお話しします。」
「母は厳しい人でした。私が近所の友人達と遊んでいると、『外灯が灯く前には帰るんだよ』と言われてましたが、なかなか帰らないと近所中を探し回って、『いつまで遊んでいるんだー!』と叫び、私を連れて帰るのです。近所の友達からは「清水の母ちゃんおっかねー」と言われ有名でした。」
「小学校高学年では第二次ベビーブームに生まれた私は受験戦争に巻き込まれ、中学のお受験をすることになりました。塾通いをいやいやしていました。塾で月に一度テストをして学年毎に順位が発表されます。両親からは、50位以内に入れば欲しかった自転車をプレゼントするよ。と言われてましたが、勉強嫌いの私はなかなか50位以内に入れません。あるとき、その発表されるテキストに50位の蘭に手書きで自分の名前を記入してしまいました。今でいう偽装です。
ワープロの印刷文字と小学生の手書きですから違いは一目で判ります(バレます)。それでも自転車は買って貰えました。嘘ついたのを判ってて『これから頑張れよ』の意味で買ってくれたようです。その後、中学の受験は見事に落ちました。
今、振り返ってみると、栞の第9条67ページに『法網をくぐって出来た金銭、財産はその人の身につかぬのみか、かえって、その人を、家を不幸にする。』このことだったのかと思いました。」鎌倉市倫理法人会幹事(MS副委員長)
(株)CA 代表取締役
日本航空でのCAの経験や倫理法人会での実践経験を活かし、各地で公演、好評を博す。
「万人幸福の栞を読むとき、『全一統体』について理解していれば、栞に書いてある行間の意味がより明確になってきます。『全一統体』とは。『目に見えるものと見えないものとは、全てが繋がっている。』とする考え方です。全一統体の『原理』とは、宇宙の法則(源=変わらないもの)であり、私たちは宇宙の法則に包み込まれています。『倫理』とは、暮らし道に沿って原理を噛み砕き実践するものと理解できます。『全』とは、見える世界のことで、『一』とは、見えない世界(幽界)のこと、結局両者は同じものに収束します。」
「このように考えると、家族の中に不満を持つ存在があるとしても、自分を含めて大きな宇宙に包み込まれていると理解すれば、その不満は解消できるものと考えていいのではないかと思います。倫理の活動として、『やるぞ!!』などと大声を張り上げることがありますが、以上の原理から考えると、意味の無いことのように思えてきます。また、『宇宙の光・エネルギの法則』から、偶然は無く、発生することは全て必然』とも考えられます。
「植物や動物の『種』をいくら分解しても花や芽や肉体は出てきません。『種』は本質を示し、それに『心』という現実が入ることにより、無限の可能性=創造力が産まれてくるのです。私たちは『心』を大切にし、瞑想や呼吸法なども通じながら、種と心との連携を大切にし、自分の本質が何であるかを見極め、現実の環境を整えて欲しいと思います。」・・・・以上要約は、記録者平松の要約です。
以下に、講師の更なる捕捉を追加します。
「 『種』を分解しても 、そこには花も実もないけれど、環境さえ整えば(土に植え、水をやり、日光を当てれば)芽を出し花を咲かせ実らせる。『種』には無限の可能性が秘められています。」
「私達の本質も『種』と同じで、自分という種には無限の可能性がある。それは宇宙の「創造性」という法則。それを遮るのは不安、恐れ、妬み、悲しみなどの感情です。それらの感情を手放すには、まず自分の奥底に閉じ込めた感情と素直に向き合い、それを認め、そして自分を許すことが大切です。ポジティブな蓋をして感情を押し込めても意味がないのです。そして後は天にお任せすれば、宇宙の創造性機能が働き、自分という種は自然に花開くのです。
倫理はくらしみち、原理は変わらぬ本質、原理があってこその倫理
原理を知らずに倫理に囚われてしまうと、「〜ねばならない」という狭い捉え方になり苦しいだけの倫理になってしまいます。瞑想や呼吸法で「本当の自分」と繋がることが(自分とのコミュニケーション)豊かさや幸せへの道。そういう捉え方で万人幸福の栞を活かしてほしいと思います。」
この後、いつものように集合写真を撮り、オリーブの木で、1コインで美味で栄養たっぷりの朝食を頂きました。
そして、いつもの通り、MSについての感想を述べ合い、有意義なときを過ごすことができました。今日の講話は、「全一統体」という聴きなれない?言葉の説明から入りましたが、ものの本質を見定める良い勉強会でもありました。万人幸福の栞の中に脈々と流れている奥深い論理を垣間見ることができたことは大きな収穫でした。もっともっと勉強したいものです。
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