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2014年3月6日木曜日

万人おもてなしの栞


3月6日(木)は、鎌倉市倫理法人会の豊沢 早一妃(とよさわ さなえ)会員が横浜市戸塚倫理法人会にて講話をいたしました。

【豊澤 早一妃 氏のプロフィール】

鎌倉市倫理法人会会員
CA株式会社 代表取締役

静岡県浜松市出身 1985年日本航空にキャビンアテンダントとして入社。
訓練後、国際線業務に従事。
2008年日本航空の関連会社・JALWays(当時)にインストラクターとして出向。日本人、タイ人CAの指導・教育をしながら乗務。
2010年日本航空退社、乗務時間17500時間、距離にして地球350周。
在職中は「明るく・楽しく・プロフェッショナル」をモットーに独自のホスピタリティマインドで「感動の接客」を実践。お客さまからの感謝レター(グッドコメント)を多数CS表彰を何度も受賞。
現在は講演活動をしながら、自分の使命をかたちにするための起業を決意し、CA株式会社を経営。大手企業のマナー研修も多数行う。
2013年9月に2冊目の著書である『伝説のCAの「あなたに会えてよかった」といわれる最上級のおもてなし』(大和出版)を出版。




プロフィールを見てもわかるように、豊澤さんは屈指のCAとして活躍し、引退後も活動の場を大きく広げています。
しかし、そんな豊澤さんも、もともとはコンプレックスの塊だったといいます。
以下は、豊澤さんのお話です。

私が入社したのは、JALが御巣鷹山で事故を起こしてしまった年でした。そのため、CAの仕事とは命を懸けてお客さまを目的地までお送りすることであるということ、また、命のはかなさと大切さに気づかされました。
とはいえ、私は当時CAとしては、できそこないでした。当時のCAはお嬢様学校を卒業した人ばかり。私はドラマに憧れていただけの、テニスばかりやっていた学生でした。そればかりか英語が苦手だったのです。
しかし、それがかえって言葉が通じなくても、心は通じるということに気づくことにつながりました。
英語がしゃべられるからと言って、そこに心がなかったら、こころのコミュニケーションにはなりません。
思いは波動となって、必ず伝わるものなのです。



とはいえ、実際の私は人と自分を比べてばかりしてしまう罠に陥ってしまいました。この罠にはまってしまうと、悪循環が生じてしまいます。自分にますます自信が持てなくなるのです。
私はCAとしてのランクをアップさせるために、グッドコメントをたくさんもらえるCAになろうと決意しました。
最高の笑顔で、最高のおもてなしをするのです。
でも、だめでした。なぜなら、私は「グッドコメントをくださいね」という気持ちでやっていたからです。
行き詰まったとき、一流の人を観察してみることにしました。
一流の人は、サービスする私たちを幸せにしてくれるのです。心のこもった笑顔、感謝、何気ない言葉のひとつひとつが素晴らしい。一流の人とは、一流の時間と場所と空間をつくる天才なのだとわかりました。
ここから私の「おもてなし」が変わりました。
感謝させよう、感動させようとするのではなく、自然と感謝や感動が沸き上がるように、まず自分をどのように感動させるか。どのような思いで満たすか、なのです。
私は、一秒のおもてなしを大事にするようになりました。今という時間は「今」といった瞬間に消えてしまいます。
この「今」を共に過ごす相手に心からの感謝を注ぐ。出逢えて良かったという思いを自分の中から溢れさせるのです。
「永遠の0」という映画を観て、「0」について考えさせられました。
「0」とはその人の本質です。
第一印象のまえに「第0印象」があります。自分の本質は波動となって必ず相手に伝わります。
だからこそ自分の本質を磨くことが大事ではないでしょうか。


明日3月7日は奇しくも豊沢さんの誕生日だということです。
戸塚倫理法人会では、毎月、誕生日の会員に花束を贈呈していますが、豊澤さんにも綺麗なブーケがプレゼントされました。






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