中山会長挨拶
不動産業をしていて、公営住宅の抽選申し込みのお手伝いをさせて頂きました。今回の件はお金にはならないですが、頂いたご縁を大切にお客様が喜んでくださることを喜びに感じています。倫理に入って本当に良かった。仲間を増やしましょう。
小泉 達則 氏 講和
和歌山に20年、山梨に20年、東京に20年。住んでおります。
幼くして養護施設で育ち、縁あって小学校三年生の時から、小泉家で育てられました。その父親が病気になってしまい、母が看病する都合から4年間くらいしか一緒に住んでおりませんでした。化学を専門とする学校に通っておりましが、オイルショックで就職先がなく、大学へ。
その後かろうじて入った半導体の会社では、就職後2~3年という名目で山梨に転勤。5年経っても帰れないので、ここで家族を持とうと、彼女を作り結婚しました。
生い立ちのことも彼女の両親にも全く問題なし!と受け入れられ、晴れて結婚。子どもを設けて家を建てたその後に、東京への転勤が決まり単身で東京へ。
当時年商400億であった半導体のメーカーも130億円まで下がり、従業員は半分になり、残業は月150時間を超え、身体が傷んでおりました。その会社を退職し、起業しました。
倫理法人会は茨城にいた紹介者から熱烈なお誘いを受け、日曜日に自宅から通える新宿区倫理法人会に入会しました。親とのつながりが大事とは聞いておりましたが、墓参りの帰りに、実の親を探す旅に出ることにしました。役所を4つほど尋ねあるくと、なんと現住所がわかり、手紙を書こうと決意しました。
がしかし、何と書いていいやら悩んでいるうちに年末に講話を依頼され、いよいよ決意して実母に手紙を書きました。1週間後、携帯に電話が・・。いきなり「達則~!」と声が。
親と離れたことを恨みに思ったことはなく、近所のお寺さんや周りの人に良くしていただいた事で、何の心のわだかまりもありませんでしたが、実母と会って4時間話し、「60年間一日も忘れたことはない」との言葉に涙が出ました。
その後も1か月に一度は電話をし、1年に一度は会う決意をしました。すると、度々果物が送ってきてくれています。
お話を伺って、もうもう泣けて泣けてしかたなくなりました。どんなに母は嬉しかったろうと。どんなに息子からの連絡を待っていただろうにと。良かったぁ~。
貴重なお話を、ありがとうございました。
(文責:鎌倉市倫理法人会 幹事 長谷真子)
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