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2015年1月27日火曜日


2015126日(月曜日)                               

鎌倉市倫理法人会主催の「倫理経営講演会」が、以下の通りに開催されました。

場所:鎌倉芸術館3F集会室

日時:1261830分開演

講師:那須 隆司 氏(倫理研究所 法人局 普及事業部 東海・北陸 方面長)

テーマ:「ここに活路あり~大転換期をいかに乗り切るか~」

講演に先立ち、()松谷における4箇所のガソリンスタンドの所長さんと社長さんによる活力朝礼の実演がありました。
 
皆さんの勤務場所はそれぞれ異なるので、普段の朝礼はやりにくいと思いますが、きびきびとした朝礼が、社員の志気を鼓舞し、お客さんのために、お客さんの喜びのために、何を為すべきかが、伝わってきました。活力朝礼で、毎日の作業目標を声に出して称えることにより、自己実現の喜びも大きく膨らむことと感じました。また、「職場の教養」が輪読され、体の不自由を乗り越え、パラリンピックのテニス部門で活躍される国枝さんが、常に高い目標を持ち続けている姿が紹介されました。その後、初めての試みと思われる一人朝礼が、若い女性によって実施され、びっくりしました。一人であっても、それなりの朝礼が可能なことが実証されたと思います。

いよいよ、那須 氏の講演です。

【那須 隆司 氏 のプロフィール】

1996年 社団法人倫理研究所に入所。生涯局・研究センターを歴任

2009年 法人局 教育業務部 配属

2010年 法人局 普及事業部 近畿方面 方面長

2013年 法人局 普及事業部 東海・北陸方面 方面長

 

最初に、「最近の社会情勢から、倫理が益々重要になってきていること。その際、いい話を聴いて、それをそのまま信じても、何も得られないけれど、それを実行して得られるものなら、それは本物になる。」と言われました。つまり、実行の伴わない倫理は、単なる倫理ごっこに過ぎないということと理解しました。「倫理の学びとは、人として生きる筋道である倫理をよりどころに、経営者が自らの自己革新をはかる実践に取り組むことです。」とし、常識に囚われず、自らを変えること、そして実践を伴うことこそ意味があるということを再三にわたり強調されました。

「常識では、一人朝礼はあり得ないこととされるでしょうが、常識という限界に囚われなければ、一人朝礼にも意味があることになります。そして今すぐ、倫理の実践を始めることが大切なのです。そして、一旦実践すると決めたことは、喜んで、無心に、繰り返して少なくても100日は実践することです。」

「例えば、朝起き、先手の挨拶、困難をも喜ぶ(自己を磨き、高い倫理観を持つようになる)、毅然と立つ、妻の肩を揉む、誰とも仲良くする、時間を守る、楽しく働く、不要なものは捨てる、先祖の墓参り、物を愛おしむなど、気づいたことは直ぐに、繰り返して実践することが重要です。津波で肉親を失った漁師は、それでも海水を愛おしむものです。何故なら、漁師の生活を支える最も大切なものだからです。」

「家族関係が良ければ、隣人、会社、お客様などとの関係も良くなるもの、倫理指導の大きなポイントでもあります。家族関係の改善で会社が蘇った例は枚挙にいとまがありません。」

「今後は、人口減少、グローバル化、エネルギ危機、経済破綻の危機など、大転換期を迎えています。それに伴い、衣食住の危機、会社の大量倒産なども危惧され、これに対応するにも、日本創生、地球倫理の推進が益々必要となります。これに対応するためにも、倫理法人会の役目は大きいと確信します。」

「人間は、常に苦難にぶつかり、それを乗り越えながら生活しています。苦難を忌まわしいものと捉えず、むしろ良い機会と捉えて感謝することができれば、乗り越えることができるでしょう。苦難の原因を探し、その原因を取り払おうとすれば、益々深みにはまってしまうことにもなります。失敗も成功のための一里塚と考えれば、感謝の気持ちを持つことができます。」

那須 氏の講話の一言一言は、新鮮で、成程と思える内容が多かったと思います。ただ、頭で納得するだけでは、何も得られないことも事実です。丸山敏雄先生が生涯をかけて編纂された万人幸福の栞の意味を咀嚼するとともに、自らが考えて実践することが本当に重要だと感じました。           (平松健男 記)

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