「信ずれば成る」
東京都武蔵野市倫理法人会 幹事
東京都武蔵野市倫理法人会 幹事
(有) グローアップ 取締役 遠山 亜希 氏
年が明け、成人式が終わると、お正月気分から抜け出し、新たな第一歩を踏み出します。私たちは、自分の寿命を自らが決めることはできません。であるからこそ、目標を定め、信念を持ってその目標に一歩一歩近づく人生を過ごしたいものです。
本日のMSの内容は、そのような思いを抱く仲間達が心の底から共感を覚えるような素晴らしいフルート演奏と講話でした。
いつものように役員朝礼を終え、6時半からMS開始です。
最初に、「万人幸福の栞」第三条(運命自招)を輪読。締めくくりは力強い以下の言葉です。
「運命を切り開くは己である。境遇をつくるのも自分である。己が一切である。努力がすべてである。やればできる」
続いて、石渡会長の挨拶です。
「私の父は、昨年末に103歳で亡くなりました。地域の方々、会社の従業員、親戚、家族など、生前に関わった多くの方々には、愛をもって接しました。そのような父の生きざまを見ながら私は自分自身を律してきた積りです。そのような父の死にざまを、私はよく見届けたいと思っていました。『目標を持てば死なない』と言われますが、父は102歳になって自叙伝を執筆し、驚くほどの気力と体力で書き上げました。しかし、出版してしまうと衰えが早くなって亡くなったと思います。連れ合いを亡くしてから24年間、殆ど病気もせず生き永らえたことには、驚き、感心します。長生きは、父のぶれない信念、覚悟の賜物であったと感じています。」
次は、木村由利子会員の3分間スピーチです。
「私は、スナックを経営して、15年経ちます。10年経ったところで、実質的な経営を別の方(Aさん)にお任せすることにしました。ところが、Aさんは、私が従業員に渡していた『心得』を守らず、自分の方針でお店を運営しようとされたのです。そのようなことがあり、結果的にお店を辞めてもらいましたが、その間私の決心が鈍り、ぶれていたことで長期間を要し、Aさんにも、他の従業員にも迷惑をかけてしまったことを反省しています。
いよいよ、遠山亜希氏の講話です。
【遠山亜希氏のプロフィール】
武蔵野市倫理法人会 幹事。(有)グローアップ
取締役
最初に、フルートでの演奏を2曲(愛さんさんと、川の流れのように)弾いて頂きました。いずれも美空ひばりの唄で、柔らかな音色で、心に沁みる演奏でした。
以下は遠山氏の講話内容です。
「遠山家の3人娘の末っ子として岐阜で育ちました。岐阜で、婿養子を迎え、二男をもうけました。二年半前に、フルート演奏で身を立てるべく、老父、夫、男の子二人を実家に残し、単身で東京に出てきました。しかし、見ず知らずの土地で仕事も見つからず、辛酸を舐めることになりました。それでも、色々な人と出会い、仕事を紹介して貰い、演奏で少し稼げるようにはなりましたが、先が見えず、お先真っ暗の状態でした。東京に出てから一貫して『為せば成る。大丈夫!』と自分に言い続けてきましたが、反面、神社に行き、『今の状態よりステップアップさせてください。どうか、そのようなご縁をください。』とも祈りました。
あるとき、フルートの演奏会で武蔵野市倫理法人会の女性と知り合い、意気投合して初対面にも関わらず、彼女の家を訪問、底抜けに明るい彼女の魅力に惚れ込み、武蔵野市倫理法人会に入会しました。
彼女の言うことを素直に聴いていると、どんどん演奏の仕事が入るようになり、生活の基盤もできるようになりました。中学生になった息子二人も、いつの間にか、家事全般(料理、洗濯、掃除)を分担して受け持つようになり、順調に育っているので、殊の外嬉しく思います。見えるものより、見えないものにこそ真理があり、見えないものこそ大切なのだと思えるようになりました。」
「最後に、私が作曲した『絆』という曲を弾きます。」として、心が洗われる美しい曲を弾いて下さいました。聴いている私たちは本当にうっとりでした。
このあと、いつものように、「オリーブの木」で栄養たっぷりの朝食です。
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