今日は暦の上で大寒入りです。今朝の横浜の最低気温は3.2℃で、やや温かい大寒入りを迎えました。1月20日(冬至から30日後)から2月3日の2週間を大寒と言い、最も寒い季節です。同様に、7月23日(夏至から30日後)から8月6日の2週間を大暑と言い、最も暑い季節です。浴びる太陽光エネルギが最少/最大になる冬至/夏至から約37日遅れて最も寒い時期/暑い時期が訪れます。
由比ヶ浜公会堂では、夜空が白み始める5時半に、モーニングセミナーの準備開始です。机や椅子を並べたり、配布資料をファイルばさみに挟んだりと、黙々と会場作りが進行します。
いつものように役員朝礼を終え、6時半からMS開始です。
最初に、石渡好行会長の挨拶です。
「被災地の北国では、ベニヤ板製の仮設住宅で寒い思いをしている被災者がいます。このことを考え、少しでも彼らに手を差し伸べなくてはならないと思います。
鎌倫では、人材育成のためにも、できるだけ多くの会員の皆さんに講話を担当して貰い、倫理の実践結果を発表して頂くとともに、講話のレベルアップを期待しています。そのためにも、通常では36分の講話時間を半分に縮小したハーフスピーチを導入しています。今日も、松谷専任幹事と木村幹事に講話して頂きます。」
次に、松谷直専任幹事の講話です。
「私は、昭和37年生まれ(52歳)です。幼少時以来、父がガソリンスタンドを経営し、6店舗にまで拡張、家族6人は不自由なことなく過ごすことができました。私は、高1の頃には、このガソリンスタンドを継ぐ決心をし、大学卒業後3年間の石油元売り会社での修業を経てガソリンスタンドを継ぎました。その点、他の会員の方たちに比べ、苦労の少ない人生を送ってきたのかもしれません。石油業界の規制緩和の波には揉まれましたが、具体的な夢を持つこともなく、一途に頑張るということもありませんでした。
しかし、倫理の路に入って倫理指導を受けた際、『苦労していないから具体的な夢を持てないのでは』と言われました。現在は、『楽しく暮らしたい、幸せになりたい』というのが目標です。そのためには、明朗、愛和、喜働が大切だと思っています。家族、社員、お客様に喜んで貰えることが目標となっています。その中でも石渡会長が仰るように、『愛』が大切だと思います。
家庭では、食事後の後片付けを率先して実施するなどにより、家族との会話も増えてきました。社員の倍働かないと、社員も倍働くようにはなりません。気持ちよく働いて収益も伸ばすには、私が頑張るしかないと思っています。そして、社員にもその収益を還元しなければいけません。
倫理では、自分の個性を伸ばして、世のため、人のために働くことを学びました。栞から学び、色々な方から学びました。中でも、決意するだけではなく、崖っぷちに立つ覚悟が必要だと思っています。」
次は、木村由利子幹事の講話です。
「子供たちも片付き、子育てから解放されて万歳、やっと夫と二人で静かに生活できると思っていたのですが、娘夫婦が同居したいということで、娘の子供(中1の女、小5の男)を含み、全員6人の賑やかな生活が始まりました。生活してみると、自分がきちっと育ててきたと思っていた娘が、ちゃんとした子育てをしていないことに気づきました。『人生は神の演劇、その主役は己自身である』という栞の第17条を思わせられました。
25年ほど前のことですが、私の妹も倫理に入り、倫理指導を受けたときのことを思い出します。妹が3人目の赤ちゃんを身籠ったときのことでした。妹は、同居していた義母に喜んで報告したのですが、義母は『またできたの?』と、そっけない対応で、『続けて産めば娘の主人(義母の息子)が大変だから』と付け加えました。そこで、妹が妹の夫に相談すると、『母がそのように言うのなら、言うとおりにするのがいい』との意見です。困り果てた妹が義母に再度『産みたい』と言っても、益々頑なに拒否するだけでした。倫理指導を受けたところ、なんと『そのような状況なら降ろした方がいい』との指導でした。止む無く病院に行き、降ろすこととして、日程調整をして帰宅してみると、夫が帰っていて、体を震わせて謝り、産んで欲しいと懇願するではありませんか。結果的に産むことになり、やがて元気な男の子が産まれました。
義母も、生まれた赤ちゃんを抱き、お爺ちゃん(義母の父)にそっくりだと可愛がってくれました。男の子は成績優秀で、とても優しく育ち、現在、市役所の福祉課で弱い立場の人のお役に立つ仕事を選んで勤務しています。この結果のように、無条件に倫理指導を受け入れ、実行すれば、いい方向に向かうことと信じています。」
1月にお誕生日を迎える根岸会員に花束を贈呈しました。
このあと、「オリーブの木」に移動し、朝食を頂きながら、「会社経営における、家族、従業員、お客様への愛の重要さ」、「倫理指導を素直に受け入れることの大切さ」などについて話し合い、倫理活動のあるべき姿を深掘りすることができました。(平松健男 記)
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