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2016年5月14日土曜日

~存続し、繁栄する企業を目指すには~渡辺 光男 氏

2016510日(火)                                                                 

じめじめとした梅雨のような毎日が続きました。気圧配置を見ると、寒気と暖気の勢力がほぼ拮抗している停滞前線が日本列島に沿って居座り、文字通り停滞しています。熊本では余震と称するかなり大きな地震が続き、家族を失って悲嘆にくれる人、自宅に帰れず車で寝泊まりしている人、田畑を壊滅的に破壊された人、職場に戻れる当てのない人、さらに大きな地震が襲ってくるかもしれない不安感にさいなまれる人、そのような不安と失意のどん底にある人達に、救いの手を差し伸べないといけないと思います。45億年という長期に亘る地球の歴史を振り返り、何故今でも火山が爆発し、大地が動き続いているのか、不思議ですね。地球内部では、高圧の溶けた鉄が渦巻いているという不思議を解き明かしたいものです。

最初に、松谷会長のスピーチです。

「倫理法人会では『喜働』つまり、感謝して、喜んで働くことを勧めています。最近、私が銀行までの道すがらゴミ拾いをしていると、女性の方から『ありがとう』と声を掛けられ、とても嬉しい気持ちになりました。」

「本日は、新入会員・山田剛司さんをご紹介し、記念品を贈呈することになりました。皆さんと共にお祝いしたいと思います。」お住まいは鎌倉市、勤務先はみなとみらいにあるそうで、初めてのMS講話を聴かれ、飛躍の第一歩にして頂きたいと願います。

次は、豊澤 早一妃 幹事の会員スピーチです。

「私は夜寝る前に瞑想しています。不要なものは排除して気持ちよく寝たいがためです。そのとき、その場の『真理、つまり神様』と繋がりたいと願うからです。見えないものと繋がったとき、そこに神が降りてくるように思うのです。そのとき、宇宙のゆらぎ(波動)を感じ、幸せを感じることができます。」

いよいよ、渡辺 光男 氏の講話です。

【渡辺 光男 のプロフィール】
(一社)倫理研究所 法人アドバイザー
東京国税局国税調査官を経て、会計事務所を開業。
経営コンサルタントライトプランニング() 代表取締役会長
千葉県倫理法人会会長、千葉刑務所篤志面接員など
著書:見てわかる相続・贈与と遺言、池田書店。元気な会社の元気な社長-63人は語る、新世書房。など

現在、86才で千葉在住。仕事の殆どは、長男が継いでおられるとのこと。かくしゃくとされた講話は、10歳以上お若く見えます。
「倫理に加入している企業が繁栄しています。これを今後とも伸ばしていきたいと考えます。千葉で倫理法人会を立ち上げた時には、亡き滝口 長太郎 さんと一緒に活動してきました。商売するには、そのときに合わせた戦略・戦術が必要で、客観情勢が変われば、その変化に柔軟に対応する『商法』という概念が重要です。他方、そのときの環境や情勢の変化があっても、不変なものとしての『商道』という概念も重要です。社員のやる気を起こさせ、取引先や消費者の信用を厚くするための根幹をなすものです。先月と今月とでは、社会情勢が変わるということがあり、その変化に柔軟に対応しなければ、企業の業績は挙げられませんが、そのためにずるいこと(倫理違反)をしたり、法律違反をしたり、従業員の反発を買うような『商道』に反することをすれば、従業員を含む社会の信用は失墜し、いずれ淘汰されるでしょう。商売には商法、商道のどちらも大切で、特に企業の存在自体に影響し、企業の繁栄に大きく影響するのは、『商道』です。企業の経営理念を純粋倫理の以下のような考え方に則った経営理念を持てば、その企業の存続・繁栄は間違いなしです。

・利己心より利他の心を優先する会社(他者の共感を得る第一歩)
・社員が朝起きて明るい心で仕事を始める会社
・社員が心を開いてくれる会社
・毎朝、社員が掃除をする会社
・社長以下全員が自己研さんに励む会社
・基本技術の優れている会社」

「月が替われば、風向きも変わる。その変化を敏感に感じ取って、日々新たに即応することは重要です。しかし、時間経過にはよらず、未来永劫正しいと言える商道に従って行動することはもっと重要です。」と強調されるお言葉一つ一つが、数十年來倫理の先導者として引っ張って来られた渡辺氏の重みを感じる講話でした。

この後、いつものように集合写真を撮り、オリーブの木で美味しい朝食を頂きながら、皆さんでMSでの感想を述べあいました。

その後、恒例の人力車で、梅ヶ辻幹事と鎌倉駅を往復されました。
 
(平松 健男 記)

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