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2015年12月22日火曜日

~新生の発見~花野井 勝浩 氏

今日は冬至。北半球では昼の時間が最短と定義されています。日の出時刻が最も遅く、日の入り時刻が最も早いのが当然と思っていると、横浜の日の出が最も遅いのは、1231日の650分、同じく日の入りの最も早いのは、125日の1628分でした。標準時の明石でも同様にずれています。

本日のMS講師は、一般社団法人倫理研究所 法人スーパーバイザーの花野井 勝浩 です。

先ずは、松谷会長のスピーチです。


「倫理には、実践が必要です。家で皿洗いを始めたのですが、皿洗いをしながら『ありがとう』を繰り返していると、皿洗い自体が苦も無く実行できるようになりました。形から入ることも重要で、『ありがとう』をつぶやくという小さな実践によって、大きな自己変革が実現すると思います。」

次は高田 桃子会員の3分間スピーチです。


「鎌倫に入ってからいい出会いがあり、自分が変わったような気がします。就職先が結婚式の記録映像作成です。新郎・新婦の両親への感謝映像で、それを見るにつけ、親への感謝の心に揺れ動かされます。同時に人とのお付き合いも改善されたと思います。もう一つは、ものを捨てる会社に勤務することになり、自分のものも捨てることができるようになり、後片付けが上手になりました。鎌倫に入って、良かったと思います。」

次は、いよいよ花野井 氏の講話です。


【花野井 勝浩 のプロフィール】
一般社団法人倫理研究所 法人スーパーバイザー
鎌倉市当倫理法人会では昨年に引き続き、MS講師にお招きしている。

「万人幸福の栞は、3巻からなっています。MSでは、第2巻の万人幸福の栞が読まれていて、第1巻、第3巻はあまり読まれていませんが、極めて重要なことが書かれており、特に第1巻(新世の発見)は重要です。この解説には、3時間半が必要ですが、今日はこれを圧縮してお話したいと思います。

    純粋倫理:世の中には、絶対的に正しい道があり、常に正しく、正直にそれを実践すれば幸福になる。

    正しい道とは、明朗、愛和、喜働であり、これらを押し進めると、純情(素直)に収束する。

丸山敏雄 先生は、終戦の日(実質的には昭和2093日)に、将来の日本を憂い、落ち込みました。全土が焼け野原となり、人心が乱れ、自分さえ良ければという風潮が蔓延ることを心配し、何とかしなければの思いで、仏教、キリスト教、カント哲学などを勉強、真に正しい道とは何かを求め続け、それを『万人幸福の栞』にまとめたのです。当時焼け野原になった国土には、金品さえ貰えば、平気で悪徳法案を通す政治家、闇市が公然と開かれ、官憲がそれを黙認、びくびくせずに平気で盗む泥棒などなど、日本人の心が荒んでしまったことを憂えたのです。」

「純粋倫理を実践すれば、正しいもの作り、生きる力のアップ、その結果、人・ものが集まり、不思議にも自分の能力を超えた力がバックアップしてくれます。栞を読んだだけでは効果はありません。あくまでも実践することが重要です。倫理は、大宇宙の法則から産まれてきたとも言えます。安定状態の太陽系では、人類が住むのに丁度良い環境が与えられています。我々はその宇宙の環境を乱すことなく、永続させる義務があります。最初『万人幸福の道』としていた道を栞に変更したのですが、元に戻せる、或は実践して更に良い方向に変えられるという意味を含んでいます。」


集合写真の後、オリーブの木で美味しい朝食を頂きながら、講話の感想や、質疑応答の時間を取りました。改めて栞の第1巻の重要さに気づいた会員が多かったと思います。


その後、恒例の通り、講師は人力車で鎌倉駅との間を往復されました。


平松 健男 記)

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