本日は倫理研究所から派遣された鶴川 宗弘 氏の講話です。昨晩、基礎講座にて「自他共尊の生き方」のテーマで講話され、続いて今朝は、首記のテーマで講話されることになりました。
9月に入り、東日本は上空の寒気に覆われ、涼しさを超え、寒さを感ずるようになってしまいました。北米南部の大洪水は100年一度(日本では異常気象を50年に一度という表現しかしませんが?)と言われています。地球温暖化による海面温度の異常上昇、つまり、北半球各国の温排水が異常気象の真の原因ではないかと思われます。このままでは、聖書に出てくるノアの箱舟のような事態も遠くないような気もします。
6時半からは、MSの始まりです。
先ず、新会長の中山 裕一 氏の挨拶です。
「鎌倫は、8月に何とか50社に到達しましたが、同時に8社が退会し、実質42社となっています。来期には55社にしなければならず、来年2月には50社達成を目指して頑張りたいと思います。そして、できるだけ多くの人に倫理を理解して欲しいと願っています。自分は文句の多い人間でしたが、倫理を学び、大分丸くなってきました。倫理を退会しようと思ったこともありましたが、続けてきて良かったと思っています。皆さんの応援をよろしくお願いします。」
次は、熊坂幹事の会員スピーチです。
「世の中には理不尽なことが多く、自分は駄目だと思うことがありました。昨年8月に鎌倫に入会し、栞を読むと、真理が書いてあることを知り、いつまでも勉強することが必要だと感じました。学ぶことで進化したいと願っています。」
「宇宙の中でたった一人の自分、両親や祖先の賜物であると思うと、自分は輝いていると思います。」
今の子供は、自己肯定感を持っている子が少ないと思います。私は、子供たちに自己肯定感を教えられる大人になりたいと思いますし、ボランティアで子供たちに教えたいと願っています。」
次はいよいよ鶴川 宗弘 氏の講話です。
【鶴川 宗弘 氏のプロフィール】
倫理研究所 法人局普及事業部 首都圏方面担当 研究員霞ヶ浦に面した土浦市生まれ、38歳
家庭倫理の会で活動されるご両親のもとで育つ
「若かりし頃友人と遊びに鎌倉に来て、天満宮や紫陽花がきれいだったことをよく覚えています。鎌倉で倫理の講話をするのは初めてです。
倫理研究所に入ったら、先輩の勧めには、『はい!』と受け入れるしかありませんでした。そのため、2度ほど退会しようかと思ったことがありましたが、先輩から励まされて繋がってきました。
今朝、役員朝礼に参加し、全体講評を受け持ちました。指先が曲がっている、ハイの声が小さい、お辞儀が揃っていない、笑顔の程度が暗いなどの指摘が、年齢差や先輩・後輩などとは無関係に指摘できるところが倫理の良さであると思っています。ポイントとしては、『やる気』が大切で、声や立ち姿、表情で、やる気が判断できます。特に笑顔が大切で、笑顔の程度は、目と口の形状で決まります。富士の研修所には、笑顔を数値化して表示する笑顔判定器と称するものがあります。笑顔でいれば、いいことがあります。いいことがあれば当然笑顔になりますが、それだけではいけません。常に笑顔でいるようにしましょう。」
「倫理では実践を大切にします。実践の対象は、人、物、自然です。失敗談を少しお話しましょう。富士研修所(標高656m)で冬場に研修があり、正座をすることになりました。正座が苦手な私は、やがて足が霜焼けになってしまい、11カ月も続きました。先輩からは、『自分に倫理指導したのではないか?』と言われました。また、研修所で同室となった方の物の整理が雑で、積み上げた書類がこちらの方に崩れ落ちるなどの被害を受けました。その方と同室なのがいやで、我慢ができなくなったのですが、うまくやるにはどうしたらいいかを考え、相手に謝ることにしました。その後は、むしろ、相手が気を付けるようになり、気持ちもほぐれ、仲良くできるようになりました。そうなると例の霜焼けも自然に治っていったのです。心の状態が自分の体を蝕んでいたのだと思います。
幼児時代に、カブト虫を飼っていて、餌として『すいか』をやっていました。時々、そのスイカが腐り、異様な臭いを発することがあり、それ以来、スイカを毛嫌いして食べられませんでした。栞に『本を忘れるな』という言葉があります。スイカは農家の人が丹精込めて作ったもの、それを昔の印象だけで食べない自分を反省しました。それであるとき、思い切ってスイカをほおばることにしたら、それは美味しい食材だったのです。兎に角、倫理とは実践ですね。」
この後、集合写真を撮り、美味しい朝食を頂きながら、講話の印象をそれぞれに語り合いました。
あとは、鎌倫独特の人力車で由比ヶ浜までを往復されました。
(平松 健男 記)
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