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2015年3月17日火曜日


ミャンマーでの巡回診療の実態と課題~感謝の気持ちを込めて~

未明に降った雨が上がり、空にはくっきりと三日月が顔を出しています。3月も半ばになり、例年にない冬将軍も弱体化しながら消えかかっています。温暖化の騒ぎはどこに行ったのか、どんどん溶けていた北極海の氷は昔に戻りつつあるようです。IPCCの大型コンピュータ使用によってシミュレーション解析した「CO2の温室効果による温暖化原因説」が明らかに間違っていることが早晩明らかになるでしょう。

幹部朝礼前の声出しには、いつも草津音頭の替え歌「鎌倫音頭」を唄います。歳を取れば人の名前をすぐ忘れるようになってきます。欧米人は、初めて会った人の名前をよく覚えていて、初めて会ったお客さんに、翌日会うと、必ず名前で呼びます。それが最低限のエチケットだと思っているのでしょう。見習いたいものです。

MS開始は6時半です。

今日の「万人幸福の栞」の箇所は第十二条「捨我得全」です。「一旦出した結論は、何が何でも完遂させること。」しかし、どうにもならないときには、「一切を投げ打って捨ててしまうこと。そうすれば思いもよらない好結果(奇蹟)が現れる。」

「長い人生の間には、このような大窮地が訪れるもの。そのとき、運を天に任せる境地こそが、奇蹟をもたらす原動力となる。」と理解しました。

最初に、石渡会長の3分間スピーチです。

「鎌倫では、おもてなしの心を重要視しています。その一環として、お互いに名前で呼び合うことが重要だと思います。私たちは頑張って名前を覚えること、そのためには、相手が読みやすい位置に名札を着装することですね。また、良いことと感じたら、先ず実践です。実践しないのなら、ほんまものでない証拠です。皆さん、何事も実践ですので、よろしくお願いします。」

続いて、豊澤早一妃会員の3分間スピーチです。突然の要請に、瞬発力で応じて頂きました。

「一昨年以来の鎌倫の皆様に格別のご配慮を頂いたことを、心から感謝しています。今朝は3時半に起床し、お風呂に入って『万人幸福の栞』を読みました。裸でリラックスして読むと、着ていた鎧を全て剥ぎ取り、純粋な気持ちで思うままに読むことができます。皆さんも一度試してみてはいかがでしょう。」朝風呂に入るという贅沢?だけど真剣な時間の使い方を実践されている豊澤さんの生き方に、一同が感動しました。

いよいよ、名知 仁子 会員の講話です。

【名知 仁子 会員のプロフィール】
ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 代表
獨協医科大学非常勤講師 医師(内科・循環器科)

名知さんは、医師としての仕事のほか、「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」を主宰しておられ、ミャンマーと日本の間を行き来してミャンマーの子供たちの健康管理や生活指導に心血を注いでおられます。また、気功にも精通され、MSでは、出席者全員の気功体操から始まりました。

息を吐くときに丹田(おへその下部)を意識し、それ以外の筋肉はリラックスさせるという気功術で朝の緊張を解きほぐしてから、講話が始まりました。

主として、ミャンマーにおける移動クリニックの状況を動画で見せて頂きました。ミャンマーの子供の死亡率は極めて高く、普通の家庭では、5人産んで2人が育てばいいという状況です。育ったとしても、ポリオ(小児麻痺)やマラリアなどの重篤な病気の危険と同居しながらの生活です。清水が容易に得られないことから、不衛生な状況が当たり前の生活であり、特に、子供にとっては本当に厳しい環境です。しかし、動画の中の子供たちの表情は明るく、天使のような純真さに溢れています。大人の方も、笑顔に溢れています。名知さんは、この笑顔に魅せられて、楽しみながらミャンマーとの往復をされていることがよく分かりました。私たちは、電気・ガス・水道完備が当たり前の生活ですが、幸福度に関しては、ミャンマーには及ばないのかもしれません。

MS後は、いつものように、オリーブの木で朝食を頂きながら2分間スピーチです。もう少し話したいのに、と余韻を残しながらの解散です。

明後日にはミャンマーに旅立たれる名知さんには、人力車で鎌倉駅まで往復していただきました。昼間の最高気温は19℃になるという4月の気候となり、桜も一挙に開花の勢いです。      (平松 健男 記)

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