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2014年9月23日火曜日

人生神劇




本日の講師は、埼玉県倫理法人会 久慈 須美子副会長です。



【久慈 須美子副会長のプロフィール】

埼玉県倫理法人会副会長 (一社)倫理研究所法人レクチャラー
(株)マイカー三喜 代表取締役


昭和20年3月、東京・大塚に五人兄弟の末っ子として生まれる。4歳の時に父が他界。母親が女手一つで育てる。
十文字女子学校卒業後に就職するも、美容学校の夜間コースに通う。25歳で結婚、2人の男子を授かるが、結婚後わずか5年で夫が他界。奇しくも母と同じく女手一つで子供達を育て上げることになる。




お彼岸のお中日、秋分の日は、薄紅色の朝焼けで幕を開けました。久慈副会長の講話とあって朝早くから朝霞市倫理法人会の有志が駆けつけ、由比ヶ浜公会堂はほぼ部屋がいっぱいになるほどの大盛況です。

この日は石渡会長のお誕生日でもありました。会長挨拶の際に、バースデープレゼントのサプライズとして、花束が贈られました。
以下は会長挨拶の内容です。




【石渡好行会長 挨拶】

「今日は私の誕生日ということで、以前から久慈さんにご講話をお願いしていました。また、今日は奇しくも会員の石川真理子さんの新刊『女子の武士道』(致知出版社)の発売日です。70歳になったときに自分を捨てて人を育てようと決心し、お酒もやめて会長職をやってきましたが、このように石川さんが育ってくれたことを本当に嬉しく思います。また、齊藤晴美さんも、入会してわずか半年で素晴らしい成長を遂げ、今もどんどん花開いています。
本日は姉妹単会を結んでいる朝霞の皆さんがたくさんお見えになっていますが、人が人との出会いによって成長するように、それぞれの単会が協力し合うことによって発展があります。鎌倉、戸塚、新宿、朝霞という単会のご縁が出来ましたが、これからもみなさんで仲良く倫理の和を広げていきたいと思います」


久慈副会長より朝霞の蜂蜜をプレゼント! 



続いて高田桃子会員によるスピーチです。
高田会員は8月まで10年間所属した町田市倫理法人会を退会し、鎌倉市倫理法人会に移籍しました。その時の思いを語ってくれました。



【高田桃子会員 スピーチ】

私は母の会社で働いているのですが、倫理法人会にはもともと母が入会していました。私は10年前から待ちだし倫理法人会に入会しましたが、朝起きを実践すること、また、いろいろな人と出会うことによって趣味も広がり、成長もしました。そして一年前に専任幹事となってからは、行動力がついてきたように思います。今回、鎌倉に移籍したのは、もう一段成長したい、自分を変えていきたいという思いからです。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。





いよいよ久慈須美子会副会長の講話です。

両親はもとより兄や姉からさまざまなことを教えられたという久慈副会長。特に姿勢の良さは二番目の兄の影響だといいます。
また、わずか四歳で死に別れたお父様は、素晴らしい遺言を残してくださっていました。


以下、久慈副会長の講話の内容です。


父は兄弟それぞれどのような道に進んだら良いか支持したうえで、次のように記しました。

「頼るところ少ないおまえらはあらゆる労苦を忍び大日本帝国臣民たるの道を尽くし立派な日本人として国家の繁栄をはかるべし」

いま、振り返ってみると、父のこの言葉が私の中に生きていることを感じます。
また、母は「いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難」「人のふりみて、わがふり直せ」ということをことあるごとに教えてくれました。

その後進学した女子校では、性善説と「らしくあれ」ということを教えられました。学校の校歌には「身をきたえ、心きたえて世の中に、たちて かいある人と生きなん」とありました。まさにこの校歌を実現するためのことを教えられたのです。

こうした両親の教えや学校で学んだことが、実際にためされるべき時が訪れました。
25歳で結婚し二人の男子に恵まれましたが、結婚からわずか5年で夫が他界したのです。そのとき涙も出ないほどの悲しみを経験しました。幽霊でも良いから夫に出てきて欲しいと願ったものです。

その後私は夫が残してくれた会社を切り盛りすることとなり、今に至っています。

仕事をするうえで、大好きな山本有三さんの「路傍の石」の一節を、繰り返し自分に言い聞かせました。

「つらいことを辛抱して、だんだん一人前になっていくんですよ。今ぐらいのことに辛抱できないようでは、ほかのことをやったって決して成功するはずはありません」

つらいときは、これぐらいのこと、と、何度も言いました。

その後、感受性の強い次男が成長したときに、「僕は中学二年生になったらぐれるよ」などと言い出しました。その時は「我が家はそんな優雅なことをしてる暇はありません」と答えたのですが、それが功を奏したのか、次男は不良になることなく育ってくれました。

倫理法人会との出会いは平成12年12月です。
おかしな宗教なのではないかと思いましたが、栞にそうではないということが書いてあるので、とにかく通ってみました。栞に書いてることがわかれば、もうやめようと思っていたのですが、やがて、「わかったつもり」でいたことに気づきました。
というのも、倫理では「挨拶する時は笑顔で」とか、「靴を揃えましょう」といったことが教えられますが、帰宅してみると我が家の玄関は家族の靴が散在している状態だったからです。

それからというもの、倫理にどんどんはまっていきました。
笑顔の実践も板についてきて、かつては私をきつそうだと思った人が多かったと思いますが、最近はそうでもなくなったと思います。

そんなふうにできるようになったのも、「仕事も、遊びも、倫理も、どれも一緒で、どれも一所懸命にやればいいんだ」という思いからです。それまでは会社の顔、家での顔、倫理での顔、とどこかで分けていたんです。
その垣根を取っ払ってしまったとたん、すっと楽になりました。

倫理での学びは生涯のものだと思います。
富士研で「やりたいことをやる時はがんばるとは言わずに、しっかりやるとか、よろこんでやる、というべきだ」と教わりました。

これからも、がんばるのではなく、しっかりとやっていきたいと思います。



講話の後の記念撮影、今日は先週にも増して大人数です。
朝食会場の「オリーブの木」もぎっしりの満員状態に。
そして、朝食会場のカフェ「オリーブの木」へ移動しました。
女性陣が協力し合って配膳をすすめました。


【本日のメニュー】

豆と野菜のコーンポタージュ/クロワッサン/カスピ海ヨーグルト/コーヒー

野菜と豆がたっぷり入ったポタージュスープは、ほんのり甘いやさしい味。少し冷え始めた朝にぴったりです。焼きたてのクロワッサンと共においしくいただきました。














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