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2016年11月16日水曜日

~命を育み、夢を育ててミャンマーの未来を~

20161115

冷たい雨の降る一日となりました。昨晩のイブニングセミナーの余韻を残して、今日の講師も名知 仁子 氏です。6時には10名を超す役員が集まり、役員朝礼が始まります。先週のモデル単会審査の結果、ランク落ちの「やまゆり」となり、再度「きく」に復活するべく、緊張した朝礼となりました。

6時半からは、セミナー開始です。最初に松谷会長のスピーチです。

「明後日、清興建設の活力朝礼を見学する会社があります。どこの会社でも社員に喜んで働いてもらうための工夫をしているのだと思います。会員を増やすためにも、このようなイベントを活かしたいと思います。」

次は、中山事務長の会員スピーチです、

「本日の栞の箇所は第11条です。中でも二宮尊徳のたらいの例話が好きです。

実は今まで勤務していた不動産会社から、別の不動産会社に移動しました。そこの社長が急逝し、後を頼むと言われたからです。女子社員一人との二人の会社です。会社の運営としては、自分さえ良ければではなく、女子社員やお客様の利益を考え、交換の持てる会社にしたいと考えています。まだ53歳。健康に気を付け、長生きしたいと思います。」

本日の講師は、昨晩のイブニングセミナーと同じ当会員の名知 仁子 氏です。

【名知 仁子 氏のプロフィール】
1989年獨協医科大学卒
内科医、気功師
獨協医科大学非常勤講師・臨床教授、日本医科大学医局に入る
退職後、国境なき医師団の一員としてミャンマーでマラリア治療に従事
「社会起業大学ソーシャルビジネスグランプリ2012夏」のグランプリ受賞
「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」を設立、代表を務める
1年の2/3をミャンマーの僻地診療と教育に従事
最近、NHKの人気番組「何故ここに日本人」に登場

「本日は、『感謝』という意味について考えたいと思います。ミャンマーの僻地では、、電気、ガス、安全な水、テレビ、電話などがなく、従って情報もなく、事故があってもそれを知らせる術もないことになります。車がスタックしても、助けを呼ぶこともできません。しかし、そのような時でも村人が見つけて助けてくれることがあります(感謝)。英語版の栞を皆さんに配って、毎朝輪読し、皆で考えるようにしています。お国柄や宗教の違いもあり、『おもてなし』の意味が日本とは違っています。相手の地位や職業によって、おもてなしの質が違ってくることがあるようです(お父さんの友達とお坊さんへの対応が違うように)。」

「栞の第6章に、『子は親の心を実演する名優である』とあります。ミャンマーでも子供の行動は、親とそっくりです。教育が行き届いていないこと、電気、ガス、きれいな水などが無いこともあるけれど、子供たちの可能性は無限だと思います。神父さんがグループを作って、歯磨き、お手伝いの活動などをしています。」

現在、ミャンマーの農村地帯での日当は200円程度ですが、農業・工業などの面で色々な改良がなされれば、発展の可能性は大きいでしょう。日本からの企業誘致なども見込めます。一挙に先進国の仲間入りができる素地がありそうです。

セミナー終了後、集合写真を撮り、オリーブの木に場所を変えて安価でゴージャスな朝食を頂きました。感謝です。
 
(平松 健男 記)

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