さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

モーニングセミナーをはじめ、おもしろ企画をどんどん行っています。いろんな経験をしたいなら鎌倉市倫理法人会へ!

2014年1月31日金曜日


24MSの予告


24日のMS(6時半~7時半)では、当会員の根岸 猛 さんと幹事 中山 裕一 さん のお二人の講話(ハーフタイムスピーチ)があります。以下にその概要をお知らせしますので、どなたでも奮ってご参加ください。お待ちしています。


1.「磨きをかける」・・・・根岸 猛 (有)美車 代表取締役

私の仕事は、車を磨くことです。車も人も磨きを掛けることによって、見た目の美しさだけでなく、内面の美を際立たせることができます。外面に加えて、内面の美をどのように加えるかに関する私の経験をお話し、どのように磨きを掛けたら倫理面で好ましい人生を送れるかについてお話したいと思います。


2.「とっても倫理じゃない?不動産業界」


・・・・朝礼委員長 中山 裕一 戸塚不動産 営業部長

 私の仕事は不動産業です。不動産の売買とは、一般のお客様にとっては、極めて高額で、人生で12回の僅かなチャンスです。お客様の方は良心的な業者にお願いしたいということになりますが、業者の方は、面倒な手続きや問題の少ない物件で、かつ少しでも儲けの大きな売買を優先させたいと思います。従って、悪徳業者の場合は、売買契約が完了後はお客様に悪い印象を与えたとしても、今後2度とお付き合いするチャンスは少ないとして、切捨ててしまうので、真にお客様に連れ添った営業を心がける業者は少なくなります。私の経験・裏話と、それを踏まえて、真にお客様に喜ばれる営業のあり方について提案します。

2014年1月30日木曜日


131日(金)


農薬入り冷凍食品事件と倫理


マルハニチロの子会社における冷凍食品に農薬が入れられた事件は、犯人の自供により、一段落しました。

工場側は、故意の異物混入を防止するために、製造ラインに各種の対策を盛り込んでいたのですが、犯人はそれをかいくぐって、農薬を混入させました。

社員は悪いことをするものだという前提(性悪説)を採るか、悪いことはしないという前提(性善説)を採るかで、工場の設備、管理、人事、会社の雰囲気などは全く異なってきます。

今回の事件は、性悪説を採っていたにも拘らず、その対応の不完全さに足をすくわれた形になりました。

日本の製造工場では、古くから社員間の格差を恨み、この種事件が頻発しました。今回も、契約社員という不安定な雇用形態と低賃金、将来に対する失望感によって、犯行を決意したということのようです。

どのような境遇であろうと、社員の一人として、不特定多数のお客様に大きな不安を与えたり、実際に不愉快な思いをさせることは許せません。ただ、日本の製造業が新興国に拠点を移す中で、低コストを追い続ければ、このような問題点が浮き上がってくることは予測できました。

 
最近の会社幹部の倫理感の欠如、社員側の最低限の道徳感の欠如は、目に余るものがあります。このまま放っておけば、会社側は、悪徳社員の悪徳行為を防止するためだけで、製品のコスト競争力を失っていくことでしょう。

東日本大震災で、大きな被害を受けたばかりの日本人が互いに助け合っている姿を見て、世界は、日本人を見直しました。それを聴いて、日本人は美しい日本を見直したものです。しかし、そのような感動に浸っている傍から、今回のような事件が発生しています。

 
阪急電鉄の創業者小林一三さんは、お客様を信じるとして、社内検札をしないことを決め、現在に到っています。阪急に乗っているお客さんは、その一三さんの精神を汲み取って、いわゆるキセル乗車をする人が極めて少ないとのことです。

性善説を採ることによって、無駄な出費は減り、社内の雰囲気は改善され、京阪神の人たちは、暗黙裡に、阪急の乗客はハイクラスであると評価しています。一三さんの倫理観溢れる言動が、阪急の好ましい伝統を長続きさせているのだと思います。

文責:平松健男 広報委員長

130日(木)


東武東上線踏切事故の原因


昨日早朝、東武東上線の踏み切りで、無人の軽自動車が踏切内に入り、電車と衝突、4時間半もの間電車の運行に大きな影響を与えました。損害額を請求すると、1億円にもなりそうな事故です。

 女性ドライバーが、エンジンを掛けたまま、Dレンジで運転席を離れ、郵便物をポストに投函しようとしたほんの少しの間に車が動き出したようです。

車の取扱説明書には、「運転席を離れるときには、Pレンジに入れ、エンジンを止めてサイドブレーキを引くこと」としていますが、エンジンを掛けたまま、NレンジやPレンジにして車から離れるドライバーは多いと思います。

しかし、今回はDレンジで車両を止めていたのが、最悪の結果を生んだのでしょう。

Dレンジの場合、駆動系はクリープ(這い出し)力を発生していて、車は前方に動こうとし、その力をサイドブレーキで止めていることになります。

従って、サイドブレーキの効きが甘かったり、何かの衝撃(ドライバーが下車するなどの小さな衝撃を含む)が車両に加わると、車は動き出します。

 また、エアコンのコンプレッサーが作動開始(冬でもコンプレッサを作動させている車両が殆ど)すると、エンジン負荷が増大し、そのままではエンストする心配があるので、エンジンスロットル弁を少しだけ開いて、エンジン回転速度を上昇させる制御を取り入れている車が殆どです。

 すると、その瞬間に車両のクリープ力はエンジン回転速度の2乗に比例して増大し、サイドブレーキでかろうじて停止していた車両が動き出すことは十分あり得ます。

 
25年ほど前に、米国でドライバーが登り坂でエンジンを止め、Pレンジにして車から離れた瞬間に車両が後退して大事故を起こしたことがありました。殆どの米国のドライバーは、車両を止めておく際にサイドブレーキを引きません。極寒時の早朝に、ブレーキが凍りつき発進できなくなることを回避するためですが、夏でもサイドブレーキを引かないドライバーが殆どです。

 この事故原因を調査した結果、ドライバーは、Pレンジにしたつもりでしたが、コントロールレバーは、PRの中間にあり、何らかの小さな衝撃によって、R側にレバーが入ってしまい、車両が坂を降ってしまったのが原因でした。要するに、PRの間でレバーが止まってしまうリンケージの問題だったのです。

このことがあって、自動車メーカでは、各レンジの間ではレバーが止まらないように注意深く設計するとともに、製造時にもチェックしています。

 

踏切事故に関しては、新聞やテレビで色々と解説していますが、エンジンを掛けたまま運転席を離れたことだけを問題にしているようです。車のメカニズムからの詳細な考察が必要と思い、本件を採り上げました。

皆さんもオートマチック車を運転する際には、アクセルとブレーキの踏み違いを含め、重大事故に繋がることのない運転に心がけましょう。

文責:広報委員長 平松健男

2014年1月28日火曜日

2月11日(祝)先着12名様限定 福満開*鎌倉七福神巡り


鎌倉市倫理法人会主催

2月11日(祝)先着12名様限定 日ごろの感謝を込めて!

かまりんミニツアー 福満開*鎌倉七福神巡り


 立春を過ぎ日射しに春を感じ始めるころ、鎌倉七福神巡りで「福」を呼びましょう!
 モーニングセミナーおよび朝食会の後、石渡会長および平松会員、石川会員が「地元目線」でご案内いたします。また、お昼食は鶴岡八幡宮近くの日本料理店にて旬の恵みあふれるお弁当をご用意。観光ガイドとは一線を画した、こだわりの鎌倉歩きです。
 会員の方はもちろん、どなたでもご参加可能。お友だちとお誘い合わせの上、どうぞ鎌倉へおいでください!


◆日程:平成26年2月11日(祝・建国記念の日)

◆参加費:お一人様3000円(お昼食代・拝観料等・税込)

     ※交通費の一部を別途ご負担いただきます。

◆お申込み:鎌倉市倫理法人会までお知らせください

◆締め切り:定員になり次第締め切りとさせていただきます。ご希望の方はお早めに。



◆行程◆



モーニングセミナーおよびカフェ「オリーヴの木」での朝食会の後、以下のルートを予定しております。

8:43  オリーヴの木より、バスにて長谷寺へ
9:00  長谷寺拝観(大黒天)
9:30  御霊神社(福禄寿)
9:53  江ノ電に乗車。車窓より江ノ島と富士山の眺望をお楽しみいただきます。
11:00 鎌倉駅到着 これより歩いて散策いたします。
      本覚寺(夷尊神)
      妙隆二寺(寿老人)
          宝戒寺(毘沙門天)
          鶴岡八幡宮(弁財天)
13:15 「季節料理あら珠」にてお昼食
14:00 バスにて浄智寺(布袋尊)
15:00 浄智寺にて解散

◆注意事項◆

※時間はあくまでも目安です。なお、お昼までなど中途でのご退出も可能です。
※歩きやすいお履きものでお越しください。
※お飲み物は個人でご用意ください。
※65歳以上の方は保険証など年齢がわかるものをご持参ください。拝観料が免除となる場合がございます。
※参加費におつりが出た場合は「特定非営利活動法人ミャンマー・ファミリー・クリニックと菜園の会」への寄付とさせていただきます。





北鎌倉 浄智寺


七転八倒の経営





本日の講師は、鎌倉市倫理法人会会員の大盛 敬子 氏です。

【大盛 敬子 氏のプロフィール】
鎌倉市倫理法人会 会員
(有)オオモリ経営コンサルタンティング 代表取締役

54年前(昭和35年)にお父上が設立した会計事務所を、ずっと手伝っておられたが、平成17年にお父上が他界され、急遽経営を引き継いだものの、有資格者がいないので、経営コンサルタンティング会社として新たに起業、多くの苦難をクリアしながら、現在に至る。

高空のジェット気流の蛇行が変化し、寒い日と暖かい日とが順繰りに移り変わります。今朝は寒さが少し緩み、昼以降は3月下旬~4月の暖かさになるとのこと。それにしても、一昨年、昨年に続き、今年の冬も首都圏にはしばしば氷が張りました。日本海沿岸の原発が稼動を停止し、海面温度が低下したことが原因と思われます。
いつものように、6時丁度に、元気のよい役員朝礼が始まりました。

6時半にMS開始です。今日の栞の箇所は第四条「万象我師」です。
以下は石渡会長のスピーチです。
講和を聴く際に、居眠りをするのは、講和のために念入りに準備してきた講師に対して失礼。また、周りにも影響し、雰囲気を壊すので、居眠りは止めたいものです。
JR北海道の不祥事に対し、ブログで鎌倉倫理法人会としての意見を出稿しました。政治的発言は別として、社会問題に対して法人会の意見を開陳し、我々自身を正していくことは大切だと思います。




次に、中山幹事の会員スピーチです。
「最近、俳句の勉強を始めました。俳句を覚えると、自然を詳しく見るようになります。
自分は生かされていると感じます。そして、他人を変えようとするのではなく、自分が変わるべきだと思うようにもなりました。」



【大盛 氏の講話】
大盛 氏は、父上が54年前に創業された会計事務所をずっと手伝って来られ、事務所の会計の仕事を取り仕切って来られました。「尊敬していた父が平成17年に他界し、その跡を引き継がなければならなくなったのですが、会計事務所であれば、税理士、公認会計士という資格者が必要となるので、名称を経営コンサルティングに変更し、新たな会社を起業しました。」



「新会社として、他の会計事務所とは違った内容でお役に立つ仕事は何かを考えました。」
「企業の経営状況を診断するにあたり、現状の把握には、実際のキャッシュベースでのキャッシュフローで診断することが最適なので、そのような分析表を提案し、実行しています。そうすれば、事業にとって戦略的な会計とすることができ、数字自体が生きてきます。」

「そのような新たな手法で企業経営を助言し、成果も上がっていますが、お客様のためには骨身を惜しまず努力してきました。」「依頼者の利益になるためには、午前9時~午前3時の18時間労働を続け、納税額などの数字は、全て記憶するほど心を込めて仕事に取り組んできました。」

「尊敬していた父に倣って、できるだけ人脈を拡げ、研修会や講演会にも積極的に参加して自分をもっと磨いていきたい。」「考えるより行動、行動すれば必ず得られるものがある。」とも、話されました。

最後に、相続の話があり、来年1月以降、相続税が上がるので贈与を有効に活用すること、残された家族が良好な関係を維持するには、遺言(できれば公正証書の形式で)をきちっと書いて残すこと、特に【付言*】が大切とのお言葉がありました。
*:残された家族への思いやりの言葉


【本日の朝食】

一月最終の火曜日。鎌倉ではロウバイや水仙など早春の花が咲き始め、かすかな春の足音が聞こえるようになりました。早いところでは寒梅もほころんでいます。
大盛さんがいらして、いちだんと明るい雰囲気の中、カフェ「オリーヴの木」で朝食会が始まりました。


本日のメニューは、

野菜と厚揚げの田舎煮/クロワッサン/ミートパイ・フォカッチャ/カスピ海ヨーグルト/コーヒー


田舎煮の具は大根、人参、厚揚げ、カボチャ、インゲン。甘辛い味付けが食欲をそそります。焼きたてクロワッサンの他、今日は色とりどりのパプリカをトッピングしたフォカッチャと、サクッと香ばしいミートパイがテーブルに載りました。カスピ海ヨーグルトには小さくカットしたパイやケーキ、ジャムにお抹茶とたっぷりのトッピングが。今日は薫り高い柚子のジャムでした。

随所で機転の利いただじゃれを交えて話す大盛さんを囲んで、笑いの絶えない朝食会。太陽のようなお人柄、明るいオーラに誰もが癒され、元気をいただいたひとときでした。



2014年1月22日水曜日


JR北海道のレール幅データ改竄で感じること



JR北海道では、ディーゼル車の火災が連続して発生し、国土交通省の改善命令が出た矢先に、列車の脱線に直接関わるレール幅データの改竄というあり得ない事実が発覚しました。その上、社長経験者2人が自殺するなど、組織の全身から膿(うみ)が次々とほとばしり出るような「死に体」の様相を呈しています。

労使関係が正常ではなく、組織の内部で信頼関係が破綻したときに発生する病魔が、到る所に巣食っているのでしょう。

監督官庁である国土交通省から、改善命令や5年間の監査強化などの処罰的な処置が実行されようとしています。しかし、そのような上から目線の「おしおき」によって、お客様の命を預る鉄道会社の社員全員が、列車の安全走行に向けた考え方に切り替わるとは到底思えません。

JR北海道がホームページで掲げている理念は、以下の7項目です。

    お客様第一の実践

    お客様の安全を最優先

    お客様の満足と感動の実現

    社会的責任を果たす

    地域の経済と文化の発展

    事業の発展

    社員の充実感の向上とグループとしての成果の最大化 

 

この7項目が空しく響きます。まさに、理念とは名ばかりで、本音は、⑥を除く理念を如何に否定するかに全力を傾けてきたようにしか見えません。

自殺された相談役を、自殺当日に秘書が自宅に迎えに行ったとあります。上記⑥項の実現のため、人件費を切り詰めたのでしょう。現場の保線作業員が、猫の手も借りたいと思うほど追い詰められ、データの改竄に手を染める状況のとき、同じ会社の相談役の出迎えに秘書が付いていくというのは、余りにも落差が激しいと思います。

その秘書は保線係員に担当換えし、保線作業員の負荷を少しでも軽減するべきではなかったのでしょうか?
また、この件で、辞職させられる社員が数十名出るようですが、単純に責任の所在の面から辞職範囲を決めるのではなく、どのような考え方で会社再建を目指すのかに関する論文を提出して貰い、真に再建できそうな案を提案する人材を残すなどの計らいが必要ではないでしょうか。

翻って、倫理(人の道)を学ぶ私達は、家族を愛し、社員を家族と同様に愛し、お客様を社員と同様に愛することで、地域の発展を目指しています。この理念の上に立って、自らの幸せと社会貢献とを実現しようではありませんか。

文責:鎌倉市倫理法人会広報委員長 平松 健男



2014年1月21日火曜日

憎しみ・怒り・悲しみの切り捨て方とイメージトレーニング法




憎しみ・怒り・悲しみの切り捨て方と

イメージトレーニング法




本日の講師は、川崎市南倫理法人会専任幹事の大久保 正剛 氏です。

【大久保 正剛 氏のプロフィール】
昭和29年 東京生まれ
昭和52年 慶應義塾大学 商学部卒業
昭和52年 日本興亜損害保険株式入社
平成21年 ハッピーライフ研究所設立

由比ヶ浜公会堂は、6時丁度に幹部朝礼が始まりました。凍てついた寒さを吹き飛ばすような元気な声が公会堂の外まで聞こえます。
上空のジェット気流が南方まで蛇行し、大陸からの寒波が厳しさを増しているようで、当分寒さが続くようです。また、原発の稼動停止により、日本海沿岸部が冷えていることも寒さの原因の一つでしょう。

6時半にMS開始です。今日の栞の箇所は第三条「運命自招」です。
以下は石渡会長のスピーチです。
「MSの開始前に、2分間の静寂の時間を持っています。その僅かな時間に色々なことを考えたり、外部の音などを聞くこともできます。そのような静寂の時間を大切にしましょう。また、二人で輪読する際には、心を合わせ、息を合わせて輪読しようとする心がけが大切です。小さなことにも気を回すことができる倫理法人会こそ、私達の目標とする法人会です」というお話がありました。
 

さらに、「1/16開催の倫理経営講演会で、松谷 直 幹事は、この機会に自社における朝礼を開始するとして、1週間ほど練習し、素晴らしい朝礼の実演をされました。このことに感謝し、会長より感謝状を差し上げます」として、感謝状を授与されました。(株)マツヤが倫理活動を実践され、益々発展されることを祈ります。




続いて川戸 裕佑 事務長より、本日の栞に相応しい会員スピーチがありました。「生活していると色々な事柄に遭遇します。倫理法人会に入会後は、その事柄を解釈する際、前向きに捉えるようになり、イラつくことも少なくなってきました」
私たちも、仕事がうまく行かないときなどに、そのことがその後の挽回に有効に活かせるような解釈をし、プラス志向で態勢を立て直すことが大切だと感じました。


いよいよ、大久保 氏の講話です。氏は以前にもこの法人会で講話されたこともあり、そのとき、「人が持つ潜在意識が、その人の行動を決め、結果的にその通りになる」という主旨のお話をされています。
「潜在的にマイナスイメージを抱くと、悪い方向に行ってしまうのが常であり、いつもプラス志向の考え方に切り換えることが課題を解決することに繋がります」「その課題が解決しそうもないとイメージしてしまうと、決して解決案も出てこないし、実際にも解決しません。解決したときのイメージを、自分の中で膨らますことができれば、自ずと解決の方向に向かい、実際に解決することが多いものです」





更に、栞の29、56、88、110ページを参照され、「恐れ、怒り、悲しみ、恨みなどを捨て去るには、これらを自分で紙に書き、一挙に破り捨てるなどして、消し去ることが効果的です」、「一般的に、他人であれば許せても、身内は許せないことは多いものです。しかし、身内を許せないことがどんなに不幸せなことかを考えると、身内との確執を取り除くためにこそ、不満を吐き出し、プラスイメージを志向することが大切だと思います」、「不思議なことに、重い病を患っている病人が、プラスイメージに切り換えた途端、嘘のように病気が治癒した例は、自分を含めて多くあり、潜在的にプラスイメージを抱けば不思議な力を発揮すると確信しています。中でも、潜在意識の中に、笑い、悦び、感謝を先取りできればいうことなしです」と結ばれました。
「ものは考えよう」という言葉がありますが、常にプラス志向で考えることを決意すれば、私達の未来は明るいものになると理解しました。



真剣に聴き入る出席者。来週講話される大盛敬子氏も駆けつけてくださいました。
イメージトレーニングを行うとこんなことまでできてしまいます!!※注意:ぜったいに真似しないでください。


【本日の朝食】

20日に大寒を迎え、今朝もまた厳しい冷え込みとなりました。しかし、気がつくと陽は確実に伸びており、モーニングセミナー修了時には、明るい陽光で満ちています。厳しい寒さの中にも春の兆しが見え始めました。
カフェ「オリーヴの木」のドアを開けると、パンの焼ける優しい香が満ちています。


本日のメニューは、

豆腐のあんかけ・じゃこトッピング/クロワッサン/デニッシュ2種類/カスピ海ヨーグルト/コーヒー





ほっとするお味の豆腐のあんかけには、たっぷりのじゃこのトッピング。大根おろしや葱などの薬味が豊かな風味を添えています。こうした和風メニューが不思議とクロワッサンと良く合います。ちなみにクロワッサンやデニッシュは発酵バターを使用しているため外側はパリっとして内側はふんわり。毎週火曜日の朝食に、このクロワッサンをいただくのが楽しみです。
大久保先生を囲んで、イメージトレーニングの実践法について、さまざまなお話が飛び出しました。





2014年1月19日日曜日

成功の鍵は「七転び八起き」 大和編



1月17日
 成功の鍵は「七転び八起き」 大和編



【平松 健男 氏のプロフィール】


平松技術アドバイザ事務所 代表




このテーマの内容は、講師の平松 健男 氏が、昨年11月12日に鎌倉市12月18日に横須賀市12月20日に川崎南で講話されたものとほぼ同じです。

大和市倫理法人会の石井会長を始め、皆様(出席者:20名)には、このような機会をいただきましたことを心から感謝申し上げます。


組織をマネージする際に大切なことはなんでしょうか。
平松氏が述べるところを、以下に抜粋します。


①報・蓮・相は信頼関係のバロメータ。部下に要求するものではなく、上司が守るべき
②真実で正しいことは主張しなければならないが、相手を論理や地位で屈服させれば、納得せず、復讐に回る。人は理屈では動かない、好き・嫌いで動く
③自社の固有技術を重視するべきだが、将来性がないと分かったら、その時点で潔く転進するべき
④他社を凌駕するには、全てのことに専門家以上に精通している人材が必要。各部門の専門家を10人集めても他社を凌駕する商品は生まれない
⑤技術課題を一つ解決すれば、二つ以上の未解決な課題が見えてくる。課題を持たない人材は不要
⑥新人には難しい課題を与え、解決策を出してもらい、解決のための相談に乗る。難しい論文を読ませれば、居眠りするだけ


「講話時間の割りに内容が多いので、今後は、半分ほどに分割し、2回に分けて講話するなどの配慮が必要と感じました」と平松氏。

あたたかで誠実なお人柄の感じられる講話でした。




2014年1月18日土曜日

倫理経営講演会


1月16日(金)


倫理経営講演会

テーマ「繁栄の法則 ~倫理経営のすすめ~」


講師:法人局教育事業部 田中 範孝 参与


【田中 範孝 参与 プロフィール】

1948年鹿児島県出水市生まれ。1966年4月社団法人倫理研究所入所。富士教育センターで所定の教育課程終了後、倫理研究所研究員として編集部に在籍。月刊誌『新世』『Sunpower』『倫理新報』などの編集長として出版活動に従事。出版局編集部部長、生涯開発局中部部長、理事・教育企画部部長、常任理事・総合教育企画室室長、研究局常任理事局長、制作局常任理事局長などを歴任したのち、2012年に参与となり、現在に至る。日本家庭教育学会会員。主な著書に『個人指導真剣勝負』『よみがえるか、家庭』『癒すこころ』『男を生きる』『夫婦だから』、共著に『心と体の健康学入門』(すべて新世書房)がある。







去る1月16日、鎌倉市倫理法人会主催による倫理経営講演会が開催されました。
会場はJR大船駅からほど近い鎌倉芸術館3F集会室。17:30の開場に合わせて続々と参加者が集まってきました。
神奈川県倫理法人会の川内会長はじめ各単会会長および会員、さらには県役員の方々がご参加くださり、たいへんな活況ぶりです。

当日、鎌倉市倫理法人会役員は16:00に集合し会場のセッティングや懇親会の準備を行いましたが、早め早めの準備が功を奏して、落ち着いてみなさまをお迎えすることができました。

18:00、満席状態の中、いよいよ開演です。

◆会長挨拶

まずは石渡好行会長よりご挨拶です。
70歳を過ぎてもスマートフォンを使いこなしている石渡会長。その理由が気持ちの良い元気な挨拶にあるというお話です。
「使い方がわからないときはすぐに携帯電話の営業所に行き、まずは「おはようございます!」と挨拶。教えていただいた後は「ありがとうございました!」と一礼して帰る。わからないときは毎日でも通いました。
最初は驚かれたものの、やがてはスタッフが会長が来るのを楽しみにしてくれるまでになりました。このようなことが起きたのは、まず、挨拶があったからです」
日々、何気なく行う挨拶がどれほど大切なものか、あらためて考えさせられました。
「鎌倉倫理では、楽しくなければ倫理じゃないをテーマにしています。人は明るく楽しいところに集まるものです。これからも明るく楽しい鎌倉を目指します」(石渡会長)


◆朝礼実習 株式会社マツヤ

続いて、株式会社マツヤによる朝礼実習が行われました。
挨拶実習に始まり、「はい」の実習、株式会社マツヤの心唱和、職場の教養輪読と続きました。
見ている方も思わず背筋が伸びてしまうような素晴らしい朝礼です。松谷直会員はわずか10日たらず前に自ら朝礼実習に立候補し、スタッフと共に準備に励んだということです。
朝礼実習の後は、松谷会員によるご挨拶です。
石渡会長より「朝礼をやってみればどうか」というアドバイスをいただき朝礼をはじめたこと、さらに「職場の教養を取り入れてみてはどうか」と諭され、すぐに導入したエピソードを紹介。社員やスタッフとの結束が固まり、明らかにモチベーションがアップしたことを力強く語りました。
「今では、もっと早く活力朝礼を導入すれば良かったと思っているほどです」(松谷会員)



◆図書の紹介

続いて、図書の紹介です。『倫理経営のすすめ』(丸山敏秋著 PHP研究所)などを、司会進行の田谷智宏会員が紹介してくださいました。




◆講話「繁栄の法則 ~倫理経営のすすめ~」

さあ、いよいよ田中範孝参与による講話です。

「先日、映画『永遠の0』を観てきました。映画を観ながら、何度も何度も胸が揺さぶられ涙を禁じ得ませんでした。戦後70年、私たちは多くの物を得た一方で、伝統文化、伝承文化を失いました。つまり、日本の精神性を失ったのです。ひとことでいえば、かつての日本人には覚悟がありました。切腹とは、その覚悟が極まった行為、誠を見せる行為です。いまや、生活の規範が失われ、覚悟が失われつつあるのではないでしょうか」
田中参与がおだやかに話しだすや、引き込まれずにはいられません。


そして、「純粋倫理とは、宇宙の法則を人の生活に引き下ろしたもの」ということを、丸山敏雄先生の「ここに小なる一本の草花より、大は地球・宇宙の構成運行を貫きて、易不易の原理は、天地に満ち、人倫にあふれている。これにのっとる者は、人として生を完くし、これを蹂躙するものは、敗者として土にまみえる」という言葉とともにわかりやすく話してくださいました。

また、繁栄の倫理には7つの法則があること。
「目的に狂いはないか。めざす方向は天意に適っているか」「払う金をさっさと喜んで払うなど、順序を正しく守っているか」「初心、忘るべからず。はじめたら最後まで終始一貫やり抜いているか?」「関係者の心の一致。すべては夫婦の心が一致しているかにかかっている」「事業健康の根源、それは中心に立つ人の明朗の心である」「予祝~感謝をすれば、感謝したくなる現象が訪れる」「いつも喜びにぬれ、力いっぱい精一杯働きぬいているか」ということについて、エピソードを交えてわかりやすく説いてくださいました。

最後の結びとして「使命」とは「(神に)使われる命のこと」であるということについて、ご自身の難病を克服した経験をふまえて話してくださいましたが、その内容は重く深く心に染みいるものでした。
講話が終わると、割れんばかりの拍手で会場が満たされました。




◆懇親会


講演会の後、同じ会場で懇親会が行われました。
注文した中華料理に加えて、なんと皆川美保子副会長が手づくりの鶏の唐揚げを用意してくれました。
和やかな賑やかな時間です。

さらに、皆川満里奈会員が駆けつけてバイオリンの生演奏を披露。
鎌倉倫理法人会ならではの、明るくてアットホームな講演会および懇親会でした。









2014年1月14日火曜日

行動があなたを語る


              行動があなたを語る 1月14日(火)

 

 

 本日の講師は、鎌倉市倫理法人会会員の石川 真理子 氏です。

【石川 真理子 氏のプロフィール】
広告や雑誌編集、書籍プロデュースなどの企画・執筆活動に従事。武士道や武家の女性の生き方を研究するほか、武士道の啓蒙活動も実践されている。主な著書は『いまも生きる「武士道」 武家の女性の精神を貫いた祖母の教え』(講談社+α新書)『新島 八重 武家の女はまつげを濡らさない』(PHP研究所)など。

年が明けて最初のモーニングセミナーです。大陸からの大寒波がやってきて、今朝の寒さはひとしおです。由比ヶ浜公会堂には、寒さにめげない会員が、暗いうちから三々五々集まってきました。
6時丁度に、いつもどおり元気のよい役員朝礼が始まりました。

MS開始は6時半です。今日の栞の箇所は第二条「苦難福門」です。
以下は石渡会長のスピーチです。
挨拶は人間関係の基本です。気持ちの良い挨拶ができれば、人間関係はいい方向に向かい、相手を元気づけるし、親切にしてもくれる。年寄りを元気づければ、年寄りが騙されるようなことも減るでしょう。
皆さん、挨拶を軽んじることなく、にこにこと気持ちよく挨拶しましょう。



                                       


次に、松谷幹事の朝のスピーチです。
戦後しばらくの間、生き残りをかけた石油業界のなかで、出光興産の採った行動は、自社、自分のためより、国家、消費者、業界のために益となることを率先して実行したことでした。社会に貢献できる社員に育てることを教育の理念とするとともに、我が身より、相手を大切にするという精神が今でも連綿と繋がっています。





【石川 氏の講話】
石川氏は、武家の末裔とも言える家柄に生まれ、何が正義であるかを、ご両親、そして祖母から厳しく教えられてきたとのことです。


お祖母様の凛として芯の強い生活態度に感心していました。その強さは、江戸時代から続く、先祖代々の武士としての生き方そのものではなかったかと思います。














江戸時代の初期に「武士道」、つまりサムライの行動規範が作られたと思います。日本人の面の皮を剥がせば、そこにサムライが表れるとも言われます。あくまでも正しく生きようとし、誠実で名誉を重んじ、勇猛果敢にことに当たり、質素・倹約の精神を徹底する。礼儀を重んじ、忠誠を近い、信用・信頼を大切にする。そのような道徳観を持つことが大切です。
三大恩と呼ばれる、先祖・君主・師に対する恩を大切にする道徳を学ぶべきです。道徳の無い人は人間ではない鳥獣同然です。
また、日本人が持っている武士道の精神こそ、世界に誇れる「日本の倫理」「日本の美徳」であり、他国もこのことを認めています。
若い人には、もっと武士道に基づく正しい道徳観を教育する必要があると思います。
戦後乱れてしまった人の道、家族の道という道徳観を正すには、武士道の精神を若い人に理解してもらうことと説かれるその講話は、聴く22名の心に重たく響きました。
そして、老いも若きも、日本人が持っていた本当の良さをもう一度見直し、更に磨きをかける方向に向かいたいものだと思いました。
大志を抱き、克己心を失うことなく、人生を全うしたいものです。





【本日の朝食】

今日はひときわ寒い朝です。
昔から小寒から立春までの厳寒期には寒稽古が行われました。特に小寒から九日目を「寒九」といって、よりいっそうの鍛錬に励んだということです。
寒稽古の後には、温かいお汁粉や甘酒をいただいたとのこと。カフェ「オリーヴの木」でいただく朝食は、さながら寒稽古の後のお楽しみといったところでしょうか。
大和市倫理法人会会長・石井和則ほかのゲストを始め、総計22名がご参加くださった今年最初のモーニングセミナー。
朝食会もお店に入れきれないほどの賑やかさでした。


本日のメニューは、

ジャガイモと大豆の肉じゃが風/クロワッサン/デニッシュ(かぼちゃ餡・あんこ)/カスピ海ヨーグルト/コーヒー




風邪やインフルエンザなどが流行するこの時期、身体を温めて血行を改善する大豆や根菜類は積極的にとりたい食材です。甘辛い味付けがどこか懐かしい「ジャガイモと大豆の肉じゃが風」には、人参やゴボウ、小松菜なども入って栄養満点です。
また、ヨーグルトの中でも特にカスピ海ヨーグルトは免疫力をアップさせるなどうれしいメリットがたくさん。薫り高いコーヒーと共に、笑顔で楽しく賑やかにいただきました。こんな朝食をいただいていれば、風邪もインフルエンザも撃退できそうです。

2014年1月8日水曜日

平成26年 新年式【後篇】


平成26年 新年式【後篇】

新年式を終えて外に出ると驚くばかりの青空が広がっていました。
寒さは厳しいものの、清々しくおだやかで雲ひとつありません。
そんな空のもと、有志四人が鎌倉散策へ出立。石渡好行会長、白木大五郎副会長、平松会員、そして紅一点石川会員です。鎌倉生まれの鎌倉育ち、石渡会長がご案内くださいました。

「どうせなら一の鳥居から行きましょう」
との言葉に従い石渡会長の後についていくと、突然、細い路地に入りました。
鎌倉には人と人がやっとすれ違うことが出来るほどの路地や小路があちこちにあり、鎌倉らしい風情を醸し出しています。路地散歩は地元ならでは、鎌倉通ならではのもの。さすが石渡会長です。
微妙なカーブを描く路地を出て大通りを鶴岡八幡宮に向かって歩くと、まもなく一の鳥居が表れました。
妙本寺の門前にて。


◆ミニ知識@一の鳥居

若宮大路の最も南に建てられたもの。「大鳥居」「一の鳥居」と称され、「浜鳥居」とも呼ばれていた。
1180年(治承4年)の建立以来、再建が繰り返され、平成2年の発掘調査によって発見された柱痕は、戦国時代に北条氏康によって造立された鳥居のものである可能性が高いといわれている。


一の鳥居を過ぎてしばらく行くと、右手に鎌倉市農協連即売所(通称:レンバイ)が出てきました。今日から市場が始まったようです。
ここは「ヨーロッパの農家のように直売を」という趣旨で昭和3年に誕生しました。いわば地産地消の魁といえるでしょう。
さて、市場を過ぎて、またも大通りを外れる石渡会長。鎌倉はまさに会長の庭です。
大町の妙本寺の総門で記念撮影。住宅街を歩きつつ、日蓮上人辻説法跡、妙隆寺へ。そこからさらに路地へ入り、鎌倉を愛した文豪のひとり大佛次郎の旧宅のある場所へ。屋敷を囲む黒塗りの板塀がいかにも鎌倉らしい風情です。


「レンバイ」にて会長・副会長のツーショット。


鎌倉野菜はシェフにも大人気です。

◆ミニ知識@妙本寺

日蓮宗の寺院で日朗を開山として文応元年(1260)に創建された。もとは比企能員の屋敷で、建仁3年(1203)、比企の乱で比企一族が、北条氏を中心とする大軍に攻められ、滅ぼされた地でもある。その後、比企能員の末子の比企大学三郎能本が日蓮上人のためと比企一族の霊を弔う為にお堂を建てたのが始まり。境内には日蓮聖人鎌倉開教聖地の碑がある。


◆ミニ知識@大佛次郎

1897年(明治30年)10月9日 - 1973年(昭和48年)4月30日
鎌倉をこよなく愛した作家。宅地開発ブームが鎌倉に押し寄せ、昭和39年に鎌倉の聖域である鶴岡八幡宮裏山・通称御谷までが開発されそうになると、地元の住民と共に「古都としての景観と自然を守ろう運動」を起こした。この運動を全国に展開、小林秀雄、今日出海、永井龍男、鈴木大拙、中村光夫、川端康成、横山隆一、伊東深水、鏑木清方などのそうそうたる著名文化人と幅広い市民の協力を得る。これが鎌倉の貴重な自然と歴史的環境は市民自らの手で守らなければならないという機運を生み、財団法人鎌倉風致保存会が1964年(昭和39年)12月に誕生。設立発起人となり、また、初代理事に就任し、風致保存会の設立に大きく貢献した。英国のナショナル・トラストの日本への紹介者でもある。



さて、いよいよ鶴岡八幡宮へ。ここでも地元人らしく正面からは入りません。東鳥居から入り、まずは源氏池で一休み。池にはたくさんの鴨が泳いでいました。
とみるや、「カモ~ン」とすかさず白木副会長。いつ何時もダジャレと川柳は忘れません。
三が日はたいへんな人出だった鶴岡八幡宮も落ち着きを取り戻し、ゆっくりお詣りをすることが出来ました。



鶴岡八幡宮の源氏池。鴨がたくさん泳いでいます。

三が日を過ぎてだいぶ空いてきた鶴岡八幡宮。


頼朝公の墓所。


せっかく鶴岡八幡宮に来たのだからと、源頼朝公の墓所へ。
荏柄神社の門前を通りすぎ鎌倉宮を参拝。拝殿前には大きな「獅子頭守」(ししがしらまもり)が向かえてくれます。また、鎌倉宮には「盃割り舎」というのがあり、素焼きの盃に息を吹きかけて自分の厄を移し、それを厄除け石にたたきつけると、厄が落ちるとされているものがあります。もちろん思い切りたたき割ってまいりました。これで厄払いは万全です。




鎌倉宮(大塔宮)


◆ミニ知識@鎌倉宮(大塔宮)

明治2年2月、明治天皇は建武中興に尽され、非業の最期を遂げられた護良親王(もりながしんのう)の御遺志を高く称え、永久に伝えることを強く望まれた。そして、親王終焉の地である東光寺跡に神社造営のご勅命を発せられて、御自ら宮号を「鎌倉宮」と名づけられた。


ちょうどよくお腹も空いてきた頃。最後は鎌倉宮にほど近いおそば屋さん「宮前」さんにて温かいお蕎麦をいただきました。
自家製の手打ち蕎麦は香りが良く、お出汁も鰹の風味が生きています。化学合成調味料はいっさい使わないというのもうれしいところです。
体も心も大満足した後、大塔宮前からバスで鎌倉駅へ。新年の半日鎌倉散策を終えました。



さて、鎌倉市倫理法人会では、石渡会長の案により、新年式に出席した会員の名を記した絵馬を奉納することといたしました。
「倫理を楽しもう」というスローガンがしっかりと綴られています。
鎌倉市倫理法人会は、今年も、倫理を楽しみながら実践する所存です。
みなさま、あらためて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ、鎌倉へいらしてください!大歓迎いたします。




2014年1月7日火曜日

平成26年 新年式【前編】


平成26年 新年式【前編】



明けましておめでとうございます。

一月七日は「七草の日」。
そして、鎌倉市倫理法人会においては平成26年の始動の日として、「新年式」が行われました。
寒の時期らしく冷え込んだ朝、由比ヶ浜公会堂にはたくさんの会員の姿が。神奈川倫理法人会横浜横須賀地区の小田洋地区長、横浜市戸塚倫理法人会の齋藤泰典副専任幹事もお見えになり、新年を言祝ぐ明るい声が響き渡ります。




前に設置されたテーブルにはお正月花とお屠蘇の支度が。
お屠蘇は白木大五郎副会長が、今年の大河ドラマ『黒田勘兵衛』にちなんだ博多の銘酒「如水」を取り寄せてくださいました。ちなみに如水とは黒田勘兵衛の出家名です。
副会長の従兄弟に当たる方は福岡にて三百余年の歴史を誇る黒田家御用達の造り酒屋という家柄。「もしかしたら勘兵衛も飲んだかもしれない?!」というありがたいお酒です。
このお酒に白木副会長の奥様が前日より屠蘇三を仕込んでおいてくださいました。薬効の香りがふんわりとただよいます。

さらに皆川美保子副会長の手づくりのお正月料理が振る舞われました。
午年にちなんで馬を象った松風焼き、彩りのきれいな手鞠おにぎり、折笠会員の折笠商店で扱う三陸昆布を使用した煮物と三種類。
手づくりのお料理に車でいらした方のためのノンアルコールビールなども用意され、いかにも鎌倉市倫理法人会らしい思いやりと心遣いが行き渡っています。

準備が整う頃に定刻を迎え、まずは「君が代」が厳かに斉唱されました。
続いて丸山敏秋理事長の「年頭のご挨拶」を石渡好行会長が述べます。引き続き石渡好行会長が本年の鎌倉市倫理法人会の指針を語り、「夢かぎりなく」を全員で斉唱。
そして白木副会長の音頭で乾杯が行われました。

理事長「年頭のご挨拶」を石渡会長よりいただきました。

白木副会長の音頭で乾杯です。


皆川副会長によるお正月料理。年男・年女にはお年玉としてカレンダーが配られました。


鎌倉市倫理法人会は芸達者揃い。
新年会もわずかな時間ながらも石渡会長と古屋会員によるマジックが披露。白木副会長からは川柳にちなんだクイズが出されました。

古屋会員のマジック。鮮やかな技に驚かされます。

続いて石渡会長のマジックです。


宴たけなわとなった頃、横浜市戸塚倫理法人会齋藤泰典副専任幹事による獅子舞が披露されました。獅子の中からお多福が表れ、続いてひょっとこが登場、最後は再び獅子にという、非常に珍しい獅子舞です。目の前で見る迫力と、くるくると変わる表情に目が離せません。地域に根づく日本の伝統文化の素晴らしさを改めて感じました。

横浜市戸塚倫理法人会齋藤専任幹事による伝統の獅子舞。


大迫力の獅子の中からにっこりとお多福が登場。
最後はひょっとこが滑稽な踊りを披露。笑いがこみ上げてきます。
齋藤専任幹事を囲んで小田地区長、石渡会長。

暗かった窓がいつの間にか明るい朝陽で満たされ、和気あいあいと楽しんだ新年式もそろそろ終わりです。
最後に「誓いの言葉」を唱え、終会といたしました。

鎌倉市倫理法人会では、本年も「楽しくなければ倫理じゃない」をモットーにします。
人は明るく楽しいものに心を惹かれるもの。創始者の丸山先生もユーモアを大事にしていました。講演では難解なテーマの時でもたびたび人々を笑わせつつ話を進めていたということです。「何でこんな目に遭うんだ」というような状況の時でも一歩を離れて自分を見つめれば、慌てふためいたりおろおろしている自分が滑稽で笑ってしまえたりします。
笑いは心配や不安、怒りなどを浄化する作用があるもの、不安や脅迫をひとつひとつ取りのぞく優しさの贈りものだと考えることが出来ます。いまやガン患者に笑いの治療が効果的であることも医学的に証明されています。
倫理もユーモアと笑顔を忘れず楽しく取り組む。丸山先生が大切にされた「ユーモア」を常に忘れず、鎌倉市倫理法人会はさらに活気ある会にしていきたいと考えております。






 さて、この後さらに有志による新年式番外編ともいうべき鎌倉散策がスタートしました。

・・・・・続きは、後編にて。