~祖先に繋がる~工藤 直彦 氏
日の出前の5時半に会場の由比ヶ浜公会堂に着いてみると、既に椅子がきれいに並べてあり、6時からの役員朝礼に間に合うように、役員の大半がやってきます。12/15のモデル単会認定に向けて、次第に緊張感を持った朝礼となってきました。
本日のMS講師は、東京都豊島区倫理法人会 相談役の工藤 直彦 氏です。
先ずは、松谷会長のスピーチが始まりました。
「今年度になって、早くも会員数が8名減となっていて、憂慮する状態となっています。MS出席者もなかなか増えません。会員の皆さんの集客力に期待するところ大なので、真剣に取り組んで頂きたいと思います。「愛」の反対語は「無関心」ですが、この会(鎌倫)が困っているとき、知らん顔をするような会員になって欲しくないですね。厳しいことを言うようですが、皆さん心を一つにして、拡充のために、ホットゲストを色々な行事へお誘いするなど、頑張っていただきたいと思います。12月15日にモデル単会としての評価を受けますが、割り当てられている役割だけでなく、思いがけない欠席者が出ても、完遂できるように、担当以外のことも実行可能なよう、予め考えておいてほしいと思います。」
次は蔵田のり子会員の3分間スピーチです。
「入会して半年になります。講師の方々の様々な体験報告を聴くのが楽しみです。それまでは、朝起きが苦手でした。週一回ですが段々と早く起きることができるようになり、最近では4時半には起きています。自分を褒めたい気分です。」
「小林正観さんの本を読んでの話ですが、『昔々7人の神さまが或る所(家)にやってきました。最初に来た神さまは、床の間の神さまになることを選びました。次の神さまは応接間、次は玄関などと、良さそうな場所順に決まっていきました。最後に、7番目の神さまは残ったトイレの神様になりました。トイレの神さまは、毎日のようにトイレ掃除をしました。ところが、最も運(金運)が良いのは、トイレをピカピカにする7人目の神さまだったのです。』誰もが嫌がるトイレ掃除を選んだ神さまにこそ役得があったという話でした。」
いよいよ工藤
直彦 氏の講話です。
【工藤
直彦 氏のプロフィール】
昭和39年12月倉敷生まれ(50歳)東京都豊島区倫理法人会 相談役
(一社)倫理研究所 法人レクチャラー
音楽関係の事務所を経営(幾多の会社を起業するも、音楽関係のみ残った
「私の父は、東大法学部卒で三菱石油に就職、エリートサラリーマンでしたが、酒癖が悪く、家族から見ると、優しい父親という雰囲気はありませんでした。私の少年期には、何度か殴られたりし、いつか仕返しをしようと思っていました。中学生時代にその時がやってきました。体力的に勝る私が、殴り返すと、父は倒れました。そのとき、優しい母が私を思い切り平手打ちしました。これは予想外でしたが、そのとき、母の本当の愛、そして父の本当の愛をも感じることができました。私は父や祖父が入っているお墓を綺麗にお掃除することを心掛けています。祖先を敬うとき、運が向き、人間としての本物の迫力が身に付くような気がします。本物の迫力を持たない人間では、世に残せるような働きはできないでしょう。私たちは、祖先を辿っていけば、人類、植物の発生、果ては大宇宙の何かから産まれてきたことを感じます。その宇宙を大切にする心が大切だと思います。祖先から脈々と受けている質(たち)を大切にしたいと思います。」
最後に、『親愛なる子供たちへ』と題する親からの呼びかけ(手紙)を朗読されました。子供への親の愛、老いさらばえる自分が、子供からの愛に飢えていることを切々と訴える内容の詩でした。心にずしんと響く詩でもありました。