2017年8月23日水曜日

神楽師を生き抜く~八雲立つ心とは~朝霞市倫理法人会 副会長 石山 裕雅 氏

20170822

毎日のようにどこかで雷と集中豪雨が発生するとともに、東日本では日照不足と冷夏で、野菜や稲の育成不十分が懸念されています。海の家もお客さんが少なく、開店休業状態のようです。

本日のモーニングセミナーは、北鎌倉にある円覚寺 帰源院で、セミナー後は、帰源院ご住職による座禅も計画されています。

6時半からは役員朝礼、7時からMSが始まりました。

先ず、今月に新入会された石井弥生氏、中島文子氏の鎌倉市倫理法人会への入会式があり、松谷会長より、入会証と記念品が贈呈されました。お二人ともご自分の得意分野で、積極的にお仕事をされ、今回倫理法人会に入会されることにより、いい意味での自己改革をされて、事業面でも家庭面でも飛躍されることを願います。


松谷会長の挨拶です。

 「仕事には優先順位をつけて取り組む必要があります。重要性、緊急性などから見た優性順位を常に意識しなければいけませんが、自分としてはそれがあやふやになることがあり、反省しています。特に、レッカー車の仕事の優先順位を明確にし、社員にも明確に指示していきたいと思っています。」

何を優先するかは、その人の価値観にもよると思われます。損をしても信頼を得ること、人にやさしく接することなどを優先するのか、取り敢えず利益最優先とするのかなどで、優先順位が変わることもあります。自分の会社の風土をどのような方向を目指すのか、経営者としては考えどころです。その結果が、会社の将来の繁栄を決めて行くと考えると、大切なことだと思います。

 次は、埼玉県朝霞市倫理法人会 副会長 石山 裕雅 氏の講話です。

【石山 裕雅 氏のプロフィール】
昭和4612月生まれ。
無形文化財「武州里神楽」石山社中 十世家元(平成25年)
平成26年結婚
平成27年倫理に入会
平成28年長男誕生

「私は、幼少期にはやる気のない子供で、芸事にも興味がありませんでした。しかし、あるとき、笛に出会い、名人の笛の音に心を動かされ、笛の練習に夢中になりました。どんどん上達していきました。神楽の世界に邁進し、能(謡曲、仕舞)にも没頭しました。」

「43歳で結婚し、家元襲名披露をしました。
44歳のときに倫理と出会い、『神楽を通じて日本創生に微力を尽くしたい』との思いで、地元講演【里神楽を楽しむ会+α】を新座で発会しました。」

「里神楽とは、神と人との仲介役です。そして、人に寄り添う存在です。究極の到達地は大感謝です。」

講和の途中で披露された大和笛の音色は鋭い響きと同時に、周囲を優しく包む奥深い音色であり、心洗われるような想いがしました。本当にそう思いたくなるほど不思議な懐かしさと奥行きを感じさせる音色でした。

「神社は古くは社(やしろ)と呼ばれ、古い時代には、祭りの日に集まって神を祭るための演台のような霊場だったようです。同時に、社はモリとも呼ばれ、樹々の生い茂った森であって、御柱を神と見立てた樹木信仰もあったようです。そのほか御神体が岩や滝のような自然のものだったり、鏡や剣や玉のような御神体が奉納されている場合もあったりで、まさに八百万の神というべきです。

神道における祈りの演舞というのは、神社における寄り合いの祭りの中から次第に形成されてきたのだと思われます。そういった意味で、長期にわたる変遷を経て、より奥深い意味を感じさせるものになったのでしょう。」

 伝統芸能は、過去と現在を結んでいて、過去の人たちと心を通じ合わせることができることのようだと思います。五穀豊穣の祈り、自然災害や疫病などからの防護の祈り、そういった過去の人たちの熱烈な想いが蘇ったような気がしました。

できるなら、実際の舞台での歌舞を拝見したいと思いました。ありがとうございました。

この後、集合写真を撮り、美味しい朝食を頂きながら、講話の印象をそれぞれに話し合いました。
その後、希望者での座禅の会が持たれました。
(平松 健男 記)

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