2017年6月15日木曜日

~倫理の自由境~倫理研究所 法人局普及事業部 主事 首都圏方面 副方面長 丸本 敏文 氏

20170613

早朝から雨がしとしとと降る肌寒い梅雨空となりました。公会堂では、目を輝かせて、いつも通りのきびきびとした役員朝礼です。

6時半から、松谷会長の挨拶が始まりました。


「皆さんの努力で、11日のチャリティコンサートは、ほぼ満席で、成功裏に終えることができました。感謝です。これからの普及活動に是非繋げて行きたいと思います。今期の目標70社達成の実現に向けて共に頑張りましょう。」

次は、石渡 好行 相談役の会員スピーチです。


「私は、人を育てることが大切だと思います。若い人を育てるために生きているとも思っています。少しでも若い方々に色々なことをお伝えしたいと考えます。誰もが、楽しく、幸せに暮らしたいと願っています。自分が若い頃に我儘に育ってきましたので、65歳のときに『ありがとう』運動を始めました。今までに1千万回を達成しました。またお墓参りにも行きました。心を込めなければだめです。毎朝早起きして仏前でご先祖様に一人朝礼をし、『ありがとう』を称えます。倫理は実践です。眼の不自由な人にとって、電車のホームは命掛けの場です。抱え込んであげると、とても喜んで頂けます。これらを実践することが倫理にとって重要なことと思っています。」

本日の講師は、倫理研究所 法人局普及事業部 主事 首都圏方面 副方面長 丸本 敏文 氏です。講話のテーマは【倫理の自由境】です。


【丸本 敏文 氏のプロフィール】
1,9772月生まれ
2,0002年 社団法人 倫理研究所に入所
富士教育センターにおいて、所定の過程を受ける
2,004年 法人局教育事業部 配属
2,008年 法人局普及事業部 九州・沖縄 副方面長
2,010
年 法人局普及事業部 中国・四国 副方面長
2,011
年 教育センター 育成部 配属
2,012
9月 法人局 普及事業部 北海道・東北方面 副方面長
2,013
9月 法人局 普及事業部 首都圏 副方面長
…現在に至る


「以前、倫理学問として体系付けるため、『実験倫理学大綱を研究する大学』を作ろうという話がありました。しかし、時期尚早ということで、大学創設は断念しました。その際、『倫理の自由境』という概念を考え、自由とは素直な心に還ることで、色々な知識を持てば、歪んだ心になってしまうと考えました。素直に現状を受け入れることが大切です。」

「ある運送会社の話です。その会社には社長の外に4人の社員がいました。その会社で、三つの異変が同時に発生し、4人の社員が同時に会社を辞めました。

  社員同士の不倫、

  トラックを田んぼに落とし大破、

  将来を期待できる若い社員なのに、心の病があり、朝起きても会社に行けない、

などでした。私は、80歳を超える女性の法人アドバイザーから倫理指導を受けました。『社長のお母さんは寂しがっていませんか?』と訊かれ、電話で確認すると、『社長には、女性関係がある。』とのこと、その女性との縁を切ったところ、家族関係が改善され、立ち直ることができました。

私の場合は、倫理指導を受け、『朝起きたときなど、妻にちゃんと挨拶するように、しかも名前を呼んでおはようと言うように』と指導されました。最初は言いづらかったのですが、努力して言われた通りにすると、家族関係は随分改善されました。これに『ありがとう』を追加し、『愛しているよ』も追加すると更に改善されると思います。」

家庭倫理の会には、16歳のときから入っていて、その後、タイル職人を6年間していました。25歳のとき、タイル業の親方から分かれて、倫理研究所への入所を決意しました。入所に際しては何故入所したいかの文章を書かなければならず、当時の研究所の局長から急かされ、頑張って完成させました。今となっては、自分が幸せな男であり、良い勉強になったと思っています。
入所してから色々と苦労もありましたが、一つ一つを受け入れて前向きに決心しながら、倫理の道を進んでいきたいと思っています。」

丸本 氏は、16歳で倫理の路に入られ、ご苦労しながら倫理の本道を歩んで来られました。今後とも倫理の普及に取り組まれ、輝かしい人生を辿られますよう、祈っています。


この後、1コインの朝食を頂きながら、講話の感想などを話し合い、笑顔の集合写真を撮りました。


食事後、鎌倫恒例の人力車で、小雨の由比ガ浜往復を楽しまれました。

(平松 健男 記)

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