2017年3月2日木曜日

大転換の時代~”新”に挑む~山田 憲市 氏 倫理研究所 法人スーパーバイザー

鎌倉市倫理法人会 平成29年度倫理経営講演会
201722718:3020:05
会場:鎌倉商工会議所

最初に松谷会長の挨拶がありました。


「本日は、(1) 清興建設による活力朝礼の実演、(2) 山田 憲市 氏による講演,
を予定しています。山田法人アドバイザーは、長年自動車関係の販売、整備、バスの運行などに携わられるとともに、色々な経験を積まれています。その後、懇親会を計画していますので、時間のある方は、奮ってご参加ください。」

  清興建設による活力朝礼の実演


石渡社長を含む7名で実施。
      男性6名が横一列に並び、女性の指揮通りに応答、マニュアル通りに進行します。万人幸福
    の栞と職場の教養の1ページを輪読。よく訓練されたきびきびとした行動でした。

社長の説明では、この活力朝礼によって、職場の安全が確保されるとともに、社員が喜んでしっかりした仕事ができ、社員間の意思疎通も良好になるメリットがあるとのことでした。

  「丸山敏雄伝」など、倫理に関する3冊の本の紹介があり、講演後に購入して頂きたいとのアピールがありました。

  山田 憲市 氏による講演


テーマ:大転換の時代~に挑む~

山田 憲市 氏のプロフィール】
(一社)倫理研究所 法人スーパーバイザー(69歳)
34年前に倫理法人に入会
()山田自動車 代表取締役 社長

万人幸福の栞の第8章には、『明朗は健康の父、愛和は幸福の母』とあります。明朗な人の
周りには、人が集まってきます。朗らかな人には怒り心が湧かないという利点もあります
私の父は、私のために色々な尻拭いをしてくれていたのですが、当時は逆恨みするようなこともありました。しかし、今では父の愛情を一杯受けていたのだと反省しています。父母には感謝しなければいけないと思います。

若いときには、お客さんのクレームに対していい加減な対応をしていたのでしょう。取引中止になったりもしました。しかし、倫理に入って、笑顔で対応するようになってからは、優先的に対応して貰えるようにもなりました。笑顔はとても大切です。

従って、倫理に入ってからは、仕事の面でも順風満帆です。『笑顔が素敵ですね』と言われることもあり、とても嬉しくなります。」

「さて、今の時代は、皆さんも感じておられると思いますが、国際的にも国内的にも、また、自然環境などの面でも大転換の時代です。仕事の仕方の面や、男女の役割の面でも大きな曲がり角に来ています。

そのような大転換の時代にあっても、倫理の考え方の基本に則って、行動・実践することで変革の時代を乗り切ることが大事だと思います。

変えてはならない『創業の精神』と『倫理の原則』を守りながら、変化に対応するべきところは、柔軟かつ素早く変える創造力・実行力も必要です。

とは、新たに加えたものや、新たな発見などではなく、原理原則に立ち返ったことと理解するべきです。つまり、間違っていた常識を真実に戻すことと理解するべきです。復帰、還元、復元、復古、誤りの訂正、迷いから覚めることと理解するべきです。本質に立ち返ることが大切で、これこそが本来のです。

働く意欲の源は、世の中への『恩を忘れない』ことだと思います。多くの人々のお蔭で今の自分があると思えば、世の中の多くの方々へ恩返しすることが自分の一生の責務であると思うでしょう。人のために働かずにはおられません。

自分の意気込みの原泉として初志を貫徹すれば、成功に導かれることになります。本を忘れなければ、少しの困難にもめげず、終始一貫励むことができます。

事業の目的を終始一貫、『世のため、人のため』という初心を貫けば、これが繁栄の秘訣です。何か故障が発生したとき、この目的に曇りが無いか、狂いが無いかを顧みることです。

新たな道を選定するとき、困難な、そして大物に挑戦することです。強い相手、難問に果敢に向かって行けば、得られるものは大きいのです。

命を生き抜くその門は狭く、入りにくいものです。その門を強く推して開けば、光明、歓喜が待っているのです。

苦難を恐れる必要はありません。悩みがあっても、「これが良い」と受け、「私には悩みがありません」と朗らかに働けば、意義のあるチャンスの道が開けてくるものです。

成功したときと同じように、失敗したときも喜ぶべきです。失敗したときに悲しむのは愚かです。失敗の原因をとことん考え、それを乗り越える道を与えてくれたと考え、それが実現すれば、嬉しく、かつ喜ぶべきものなのです。」

 

その他、以下の考え方が紹介されました。

   単なる知識の記憶に頼った仕事より、課題解決型の仕事に移行するべき。

   早朝の活性化された脳を活用するべき。

   人から依頼されたとき、困難と思えても、直ちに「はいっ」で、引き受ける。

   小さなことに磨きをかける。例えば仕事場の掃除を率先して実施する。

   レスポンスよく反応し、優先順序を直ぐ決めて実行すれば、職場は活性化。

   片づけを重視し、整理整頓を心掛ける。

   自分のルーツは両親であることを知り、心を通わせ、感謝する。

   家族間の愛和を大切にし、それを周辺にも広めていく。

   男性と女性の違いを理解し、夫婦を愛和で満たされた関係にする。

   会社の従業員の一人一人を大切にする。

以上の一つ一つが倫理の考え方の中枢であり、これらを実践すれば、生き甲斐のある人生が待っていると思いました。

ご講話、ありがとうございました。


 この後、場所を変えて有志の方々で夕食を頂き、解散しました。

  (平松 健男 記)

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