2016年3月8日火曜日

~純情(すなお)に生きる~河野 武彦 氏


201638日(火)

極端な大気温変化、大量花粉などによって、多くの人々がマスクのお世話になっています。今日は歩けば汗ばむ異常高温(最高気温20℃)ですが、明日は冬の寒さ(最高気温10℃以下)がやって来るようです。やはり地球温暖化の結果でしょうか?温暖化のメカニズムが明確に解析できていない現状では、色々な仮説がまことしやかにまかり通ります。複雑なメカニズムなので、シミュレーションが真実を表せないことは理解できますが、間違った対策がなされれば、将来取り返しのつかない悲劇が待つことになります。

早朝の6:00から、11人がきびきびとした役員朝礼です。来週は、県の朝礼委員長に完成度チェックをして頂くことになっています。心を一つにして頑張りましょう!

6:30に、セミナー開始。最初に、松谷会長の会長スピーチです。


「先日、女性委員会主催の【第8回 春の集い】が開催され、講師の 佐藤 政樹 氏から『感動を創造する言葉の伝え方』と題した講話がありました。その中で、話すときには、『感情を込めて話すというより、意味を嚙みしめながら話すべき』との話があり、その通りだと感じました。」

「ところで、倫理法人会の歌として、『夢限りなく』を唄ってきましたが、新たに『夢果てしなく』が追加されることになりました。」として、新たな歌詞が配布されました。

その後、会長が「倫理法人会憲章」を暗記朗読されました。少々たどたどしいところもありましたが、見事な朗読で、拍手喝采でした。

次は豊澤早一妃幹事の会員スピーチです。


「倫理の先輩から、『あなたは、恩を感じる心が足りない』と指摘されたことがきっかけで、両親に感謝の手紙を書きました。『子供を持って初めて親の恩を知りました。』という意味を込めた手紙です。それを読んで、母から『ありがとう、ありがとう。』という喜びの電話を貰いました。その日は、丁度娘と私の誕生日(同一)でした。恩を感じる心の大切さを痛いほど感じることができました。夫との関係も良い方向に変わりつつあります。」と、感謝を素直に表すという障壁を取り払うことで、革命的な効果が産まれることを経験されました。

いよいよ、河野 武彦 氏の講話です。
【河野 武彦 氏のプロフィール】
昭和21年生まれ
(一社)倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー
()山香煎餅本舗 会長
()山香庵(和菓子製造販売) 会長

「今日は、リーダーの役目について、お話します。部下への対応の点で注意するべき点は以下の通りです。」
l  部下の仕事を取らないこと。
l  課題解決への具体的手法を指示したりせず、言いたいことを言わずに、我慢するべき。細かいことを指摘しない、
l  相談もないのに、細かいことを指摘すれば、部下は自分で考えないようになる。
l  自分で考えない仕事では、やり甲斐や満足感がなくなり、しかも部下は育たない。
l  倫理法人会の場合、旧会長が色々なことに手だしすれば、崩壊していく。
l  活性化するには、リーダーを変えること。
l  子供や孫でも、育成するには、上記と同様な配慮が必要。親の役目は、子供に自立して貰うこと。
l  部下には、自分が足りない部分を補ってくれる人材を選ぶべき。

「初めて会う人には、『どんなお仕事をしていますか?』と話しかけ、相手の専門分野の話に耳を傾け、自分にとっては新たな分野についての知識や考え方を吸収しようと努めるべきです。そして、常に相手を褒め、いい話を引き出すことです。」
「子供は親の真似して育ちます。人と会話するとき、笑顔の無い人が多いですが、そのような人の親は笑顔が無かったのでしょう。親はいい笑顔をするべく、注意しましょう。」

河野氏の講話は、皆さんを引き付け、とても参考になりました。上司の過大な?期待(課題解決の出来栄えや実現時期)に沿うには、未熟な部下を育てる時間も勿体ないというようなことになりがちで、つい細かいことにも口出したくなりますが、それでは部下は育たず、半永久的に、理想的な組織は実現しないことが明確になったように思いました。河野氏の中に、新たな課題を見つけ、それを挑戦的な新たな手法で解決する新たなリーダーの姿を見たような気がしました。


集合写真を撮り、オリーブの木で美味しい朝食を頂き、皆さんで感想を述べあいました。先週とは様変わりの暖かな日差しに守られて、人力車に揺られて、鎌倉駅とを往復です。

平松 健男 記)

2 件のコメント:

  1. 平松さん
    今週もブログのアップお疲れ様です。
    オリーブの朝食はとてもおいしそうですね(*^_^*)
    河野法人アドバイザーのお話は本当に考えさせられますね。

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    1. 今回もご丁寧なコメントを頂き感謝です。

      私も、数百人の配下を持って、期限付きで新技術を盛り込んだ自動車の開発に苦労しました。

      配下に大きな期待をかけていると、期待に応えて貰えず、期限に間に合わなかったり、技術が未熟で市場に出せないものしか開発できないといったことがよくありました。

      部下に期待するのは止めて、難しい開発は全部自分でやってしまおうと何度か考えましたが、これはうまくいきません。

      配下の精一杯の力がどの程度かを推し量り、その負荷に耐えられるような環境を与えること、精一杯の力を発揮して貰えるように期待すること、その期待に応えることが配下の喜びであること、そして、全ての責任を自分が負うこと。・・・だと思います。

      今回の河野さんの講話は、的を射た素晴らしい講話だったと思います。

      平松健男



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