2016年3月1日(火)
北海道では台風並みの低気圧と、強烈な寒気による猛吹雪で死者も出たとか、鎌倉でも夜明けまでは強風と寒さで、震え上がる朝を迎えました。夜が明けると、寒さも強風も和らぎ、普通の冬に戻りました。明日からはどんどん暖かくなるとか、寒さが厳しくなると春が恋しく、酷暑を迎えると秋が恋しくなります。春よ来い、早く来い・・・という歌がぴったりの季節です。
3月に入り、役員朝礼が熱を帯びてきました。3月15日に、県の朝礼委員長により活力朝礼の完成度チェックをして頂くことになっています。12月に実施されたモデル単会認定テストでは、菊の認定を受けていますが、その実力を維持するとともに、更に磨きを掛けようとしています。10人ほどの役員が同じタイミングで、そして明るくきびきびとした朝礼にしようと、訓練が続きます。
6時半に、セミナー開始です。
最初に、松谷会長の会長スピーチです。
「先日、地元のみこしの会の副会長を仰せつかり、懇親会の締めの挨拶をすることになりました。元々人前で話すのが苦手だと思っていましたが、最近、鎌倫のMSなどで、話す機会も多くなり、少しずつ慣れてきたように思います。みこしの会の皆さんからも、『最近変わったね』と言われました。石渡さんも会長を経験されて変わりました。」
次は田谷 智弘 事務長の会員スピーチです。
「本日は、私も、色々な方から、『良かったね』とか『変わったね』とか言われることがあります。何が良くて、どう変わったのかが気になりますが、倫理に入って、人の喜びが我が喜びになったから? 何かを差し上げて喜ばれた? などだと思います。何はともあれ、普段の心がけ次第でいい方向に変わるということだと思っています。」
いよいよ、(一社)倫理研究所 法人レクチャラーの宮内 たけし 氏の講話です。
【宮内 たけし 氏のプロフィール】
昭和16年生まれ鴻巣・北本倫理法人会 幹事 法人レクチャラー
作詞家:宮内 たけし 音楽事務所 経営
「今日は、私が作詞した新曲を有名歌手に唄って貰い、CD発売、歌碑の建造まで至った奇跡物語についてお話しましょう。」と前置きされ、私たちははらはらしながら拝聴しました。
「青森県の北西にある十三湖には、300年前に実際にあった『夫婦鐘』の伝説があります。十三湖の近くにある長円寺と長勝寺とが協力して一対の鐘(夫婦鐘:男鐘と女鐘)を造ることになりました。完成した鐘を船で運び込もうとしましたが、あまりの重さに、女鐘を乗せた船が沈没。今でも十三湖に沈んだままです。男鐘は寂しげな音を出し、それに応えて、女鐘が小さな音で返すと言われています。この二つの鐘の恋物語として歌を作詞・作曲し、この歌を演歌歌手の長山洋子さんに、是非唄って貰いたいとの願いがありました。しかし、長原洋子さんとは、何らのつても無く、私たちの手の届く存在ではありませんでした。」
「その頃、銀行の待合室で週刊誌を読んでいたところ、夫婦鐘の話が載っていて、これを歌にして売り出せば大当たりするとひらめきました。最初、長原さん所属の音楽事務所に掛け合ってみましたが、何カ月もなしのつぶてでした。そこで、ある有力と思われる人にお願いしてみましたが、その方は、大酒のみで、結局力にはなってくれませんでした。レコード業界の重鎮に、手紙を書き、それを持参したところ、1年ほど経って、長山洋子の唄で出したいとの前向きの返事を貰い、小躍りして喜びました。ただ、CDのB面版(A面版はヒットしそうな曲、B面版はおまけの曲)としてでした。その後、曲をレコーディングする過程で、B面板としてではなく、A面板として売り出すという方向になり、青森県のねぶた祭りのテーマ曲にもなりました。その後、観光バスやカラオケ店にも進出し、結果的にはカラオケにも出るようになりました。また、歌碑を建てようということになり、立派な歌碑が十三湖のほとりに立ちました。最初、歌謡界では誰も振り向いて貰えませんでしたが、幾つかの奇跡が起こり、成功に導くことができました。このことは、倫理の道を頑なに守り、実践した結果であろうと思います。」
宮内氏の講話は、奇跡が単なる偶然ではなく、倫理の道筋に沿って実践し、得られた結果であることを表しており、参加者一同で感動しました。
集合写真を撮り、オリーブの木で美味しい朝食を頂き、皆さんで感想を述べあいました。
寒風の吹く鎌倉駅までの道のりを、人力車でお帰りです。また、鎌倉にお越し下さい。
(平松 健男 記)
平松さん!
返信削除いつも読みごたえと感動のある文章をありがとうございます。
音楽業界って大変なんですんね。
鎌倉の皆さんもコメントお願いしますね☆
平松さん
返信削除今週も素晴らしいブログですね。
とてもわかり易い文章です(*^_^*)。