2014年1月18日土曜日

倫理経営講演会


1月16日(金)


倫理経営講演会

テーマ「繁栄の法則 ~倫理経営のすすめ~」


講師:法人局教育事業部 田中 範孝 参与


【田中 範孝 参与 プロフィール】

1948年鹿児島県出水市生まれ。1966年4月社団法人倫理研究所入所。富士教育センターで所定の教育課程終了後、倫理研究所研究員として編集部に在籍。月刊誌『新世』『Sunpower』『倫理新報』などの編集長として出版活動に従事。出版局編集部部長、生涯開発局中部部長、理事・教育企画部部長、常任理事・総合教育企画室室長、研究局常任理事局長、制作局常任理事局長などを歴任したのち、2012年に参与となり、現在に至る。日本家庭教育学会会員。主な著書に『個人指導真剣勝負』『よみがえるか、家庭』『癒すこころ』『男を生きる』『夫婦だから』、共著に『心と体の健康学入門』(すべて新世書房)がある。







去る1月16日、鎌倉市倫理法人会主催による倫理経営講演会が開催されました。
会場はJR大船駅からほど近い鎌倉芸術館3F集会室。17:30の開場に合わせて続々と参加者が集まってきました。
神奈川県倫理法人会の川内会長はじめ各単会会長および会員、さらには県役員の方々がご参加くださり、たいへんな活況ぶりです。

当日、鎌倉市倫理法人会役員は16:00に集合し会場のセッティングや懇親会の準備を行いましたが、早め早めの準備が功を奏して、落ち着いてみなさまをお迎えすることができました。

18:00、満席状態の中、いよいよ開演です。

◆会長挨拶

まずは石渡好行会長よりご挨拶です。
70歳を過ぎてもスマートフォンを使いこなしている石渡会長。その理由が気持ちの良い元気な挨拶にあるというお話です。
「使い方がわからないときはすぐに携帯電話の営業所に行き、まずは「おはようございます!」と挨拶。教えていただいた後は「ありがとうございました!」と一礼して帰る。わからないときは毎日でも通いました。
最初は驚かれたものの、やがてはスタッフが会長が来るのを楽しみにしてくれるまでになりました。このようなことが起きたのは、まず、挨拶があったからです」
日々、何気なく行う挨拶がどれほど大切なものか、あらためて考えさせられました。
「鎌倉倫理では、楽しくなければ倫理じゃないをテーマにしています。人は明るく楽しいところに集まるものです。これからも明るく楽しい鎌倉を目指します」(石渡会長)


◆朝礼実習 株式会社マツヤ

続いて、株式会社マツヤによる朝礼実習が行われました。
挨拶実習に始まり、「はい」の実習、株式会社マツヤの心唱和、職場の教養輪読と続きました。
見ている方も思わず背筋が伸びてしまうような素晴らしい朝礼です。松谷直会員はわずか10日たらず前に自ら朝礼実習に立候補し、スタッフと共に準備に励んだということです。
朝礼実習の後は、松谷会員によるご挨拶です。
石渡会長より「朝礼をやってみればどうか」というアドバイスをいただき朝礼をはじめたこと、さらに「職場の教養を取り入れてみてはどうか」と諭され、すぐに導入したエピソードを紹介。社員やスタッフとの結束が固まり、明らかにモチベーションがアップしたことを力強く語りました。
「今では、もっと早く活力朝礼を導入すれば良かったと思っているほどです」(松谷会員)



◆図書の紹介

続いて、図書の紹介です。『倫理経営のすすめ』(丸山敏秋著 PHP研究所)などを、司会進行の田谷智宏会員が紹介してくださいました。




◆講話「繁栄の法則 ~倫理経営のすすめ~」

さあ、いよいよ田中範孝参与による講話です。

「先日、映画『永遠の0』を観てきました。映画を観ながら、何度も何度も胸が揺さぶられ涙を禁じ得ませんでした。戦後70年、私たちは多くの物を得た一方で、伝統文化、伝承文化を失いました。つまり、日本の精神性を失ったのです。ひとことでいえば、かつての日本人には覚悟がありました。切腹とは、その覚悟が極まった行為、誠を見せる行為です。いまや、生活の規範が失われ、覚悟が失われつつあるのではないでしょうか」
田中参与がおだやかに話しだすや、引き込まれずにはいられません。


そして、「純粋倫理とは、宇宙の法則を人の生活に引き下ろしたもの」ということを、丸山敏雄先生の「ここに小なる一本の草花より、大は地球・宇宙の構成運行を貫きて、易不易の原理は、天地に満ち、人倫にあふれている。これにのっとる者は、人として生を完くし、これを蹂躙するものは、敗者として土にまみえる」という言葉とともにわかりやすく話してくださいました。

また、繁栄の倫理には7つの法則があること。
「目的に狂いはないか。めざす方向は天意に適っているか」「払う金をさっさと喜んで払うなど、順序を正しく守っているか」「初心、忘るべからず。はじめたら最後まで終始一貫やり抜いているか?」「関係者の心の一致。すべては夫婦の心が一致しているかにかかっている」「事業健康の根源、それは中心に立つ人の明朗の心である」「予祝~感謝をすれば、感謝したくなる現象が訪れる」「いつも喜びにぬれ、力いっぱい精一杯働きぬいているか」ということについて、エピソードを交えてわかりやすく説いてくださいました。

最後の結びとして「使命」とは「(神に)使われる命のこと」であるということについて、ご自身の難病を克服した経験をふまえて話してくださいましたが、その内容は重く深く心に染みいるものでした。
講話が終わると、割れんばかりの拍手で会場が満たされました。




◆懇親会


講演会の後、同じ会場で懇親会が行われました。
注文した中華料理に加えて、なんと皆川美保子副会長が手づくりの鶏の唐揚げを用意してくれました。
和やかな賑やかな時間です。

さらに、皆川満里奈会員が駆けつけてバイオリンの生演奏を披露。
鎌倉倫理法人会ならではの、明るくてアットホームな講演会および懇親会でした。









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