9月24日(火) 相続税あれこれ
本日は、講師に 鎌倉市倫理法人会 幹事、高垣希税理士事務所 所長 高垣 希 氏から、「相続税あれこれ」をテーマにご講話をいただきました。
【高垣 希 氏のプロフィール】
約20年前に税理士になられ、最近「馬車道税理事務所から独立されて事務所を開設されました。
早朝は身震いするほどの寒さになりましたが、昼間はまだまだ酷暑の夏の名残を感じます。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、良い季節を迎えました。新たな役員が決まり、由比ガ浜公会堂に、きびきびとした役員朝礼の掛け声が響き、モーニングセミナー開始のひと時です。
最初に石渡会長から、「ご自分の誕生日に、奥様に花束を贈られ、奥様は大変喜ばれた。」というお話があり、栞の輪読箇所(五、夫婦は一対の反射鏡)に相応しいお話でした。
私達も、与えられるのを待つのではなく、こちらから花束を贈る夫婦関係でありたいものです。
続いて、松谷 MS委員長の3分間スピーチです。
「子ども3人の幼稚園の入園・卒園式には参加したが、それ以降は仕事も忙しく、妻に任せきりになってしまった。妻には、色々な面で感謝し、喜びや悲しみを分かち合いたいとは思っても、今までそれを素直に表現することができなかったことを悔やんでいる。妻を喜ばせたいとは常々思っているので、今後はそのことを素直に表現していきたい。」というお話でした。
家族に対する思いやりの気持ちを大切にしなければいけないと、心にぐさりと来ました。
その後、高垣 希 氏による講話があり、出席者16人が、我が身に覚えのあることであり、集中して耳を傾けました。
相続税の基礎控除が従来の2/3(下落率33%)になり、今年度から大増税になるということがマスコミなどから流布され、年輩者は、節税のための奇策?を求めて金融機関の説明会に押しかけています。
しかし、遺言書を作って、遺産の分割方法を定めておいても、自分がいつ死ぬかを言い当てることができないばかりか、死ぬまでに遺産価値が変動し、結果的に遺産分割が思い通りには遂行できないというジレンマが常に伴います。
銀行や証券会社にとっては、説明会で普段は聴けない個人の財産の全貌を知ることができ、彼らは大きな金額の移動に伴う手数料収入が期待できると思っているだけのように見えます。
死後の遺産分割には、結局自分で関わることは出来ません。残された家族が互いに分け合うことになり、何が平等で、何が正しいかは、家族同士の心の問題です。
結果的に家族全員が喜んで納得する幸せな相続を実現するための核心に触れるお話でした。
朝食後に残られた皆さんで感想を話し合いましたが、ご自分の家族の相続に照らして涙ぐむ参加者も。
来週のモーニングセミナーは
10月1日(火)
東京都文京区倫理法人会 会長
法人レクチャラー
㈱健康塾 代表取締役 島田 実様
「神様と夫婦愛和と倫理」
です。
当会は未会員の方でも参加できますので、
「倫理法人会ってどんなところだろう?」
という方も、どうぞお気軽にお越し下さい。
会場は、由比ガ浜公会堂 (鎌倉市由比ガ浜2-7-18)
午前6時30分~7時30分 (終了後に楽しい朝食会もあります!)
詳しくは
http://www.rinri-kanagawa.com/eachcity.html?id=14