2019年2月4日月曜日

第662回経営者モーニングセミナー「ダークサイドから子どもたちを救うまでの道のり」 荒木信広氏


1月29日(火)
今朝は、神奈川県レクチャラーの荒木信広さんを講師にお招きして講話をしていただきました。



愛と何ですか?
という問い掛けからお話が始まりました。

「愛とは、相手のために時間を使うこと。」です。
荒木先生はそうおっしゃいました。


荒木先生は、お父様が暴力団幹部という、ある意味サラブレットとして幼少期からいろいろな教育を受けてきたそうです。
お父様は、荒木先生を一人前にするために、多くの時間を使ってくれました。
そして、悪いことをしていたのだけれど、「父親に褒められるのが嬉しかった。」「褒められたかった。」そうおっしゃっていました。

方向性はともかく、子供は親に褒められたい、喜んでもらいたい、かまって欲しい。そういう純粋さを再認識させられました。
しかし、そこはサラブレット。成長するにつれて、ご自身もいろいろな闇の世界をご経験され、苦難を体験したお話が続きます。


そんな荒木先生が、こちらの世界に戻ることができたわけですが、その原動力は愛でした。
ある学校の先生が、荒木先生にたくさんの時間を使ってくれた。つまり、愛情を注いでくれた。そんな恩師お二人のエピソードがありました。
また、お母様の愛もありました。

ご自身で命を断とうと思ったこともあったそうです。そのとき、愛をもらった人のことが次々と浮かんできて、できなかったそうです。
そして、命があることが有難い。この苦しみの体験を人を救うために使いたい。
そういう思いが湧いてきたそうです。

こうして復活し、その後前述の恩師の協力もあり、教育委員会に入られます。
ご自身の経験を活かして、荒れた学校の立て直しをしたり、24時間フル稼働で子供たちが闇に向かわないようご尽力されました。

実例として、突然登校しなくなり、闇の世界に踏み込んでしまった少女の話もありました。
本当につらいお話でした。

多くの子供達が、大人の都合だけで闇とは知らずに闇に入っていく。
そんなことが横行するような現代社会に、強い憤りを感じ、子供達を救う熱い想いを全面に出した迫力のある講話に、今朝は多くの会員が涙を流しました。

講話の中では、「ゆるす」ことの気づきや、「私たちは一つ大地でつながった仲間」というような、非常に大事なキーワードもたくさん出てきました。
ぜひ、多くの方に荒木先生の話を聞いてもらいたいと思います。
この迫力はライブでないと伝わりません!
3月には東京の倫理法人会でも講話のご予定があるそうです。
追っかけましょう!


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