2018年6月27日水曜日

今、ふくしまは、ここまでは大丈夫 福島県倫理法人会 副会長 ㈱夢企画 代表取締役 川崎 葉子氏

本日は、福島県倫理法人会副会長、川崎葉子法人レクチャラーを講師にお招きしてご講話いただきました。
川崎先生は、当会の白木幹事とのご縁で起こしいただきました。
ありがとうございました。




当会では、東日本大震災の被災児童を支援するために、毎年チャリティーコンサートを開催しています。
今年も6月2日に第5回目のコンサート開催し、たくさんの方のご支援をいただきました。
コンサートの目的の一つに、この震災の記憶を風化させないということがあります。
今日の川崎先生のお話も、まさにこのことだと言えます。

川崎先生は、震災当時原発のある双葉町にお住まいで、当時現場で何が起きていたのか熱く語ってくださいました。
震災当日は、普及のためにいわき市に行っていたそうです。
そして、まさに入会を勧めようという段になって、ドカン!
そこから自宅まで帰るのに半日近く。
その道中、天からの知らせか、「危ない」と感じて山側へ逃げて間一髪津波を逃れたそうです。
翌日は、原発の爆発を目の当たりにして、これもすぐに郡山へ避難して難を逃れました。

これは、まさに日頃の勉強のたまもの。
直感力が研ぎ澄まされていたとしか思えません。
やはりいざというときに自分の身を守るのは、自分しかいない。
そして、瞬間の判断が生死を分けるということに、改めて気づかされました。

その後も、皆さんご存じの通り放射能汚染により双葉町への帰宅はかなわず、各地へ避難生活が続きました。
その間、やはり避難所の様子は、報道では決して伝わらない本当の姿があり、数々の問題があったそうです。

避難所を出て福井県に避難しているときに、自身も被災者でありながら、支援物資を被災者に配布することもされたそうです。
このときも倫理法人会の仲間の助けがあったということです。
そして、FFF(ふふふ)の会(http://kawasakiyoko.jp/fff)を立ち上げて、今も被災者の心のケアをしたり、弁護士と連携して損害賠償の交渉を進めたり、情報交換や勉強会をしています。

2021年には子どもたちのために祭りのイベントを予定しているそうです。
これは、ふるさとに戻れない子どもたちに、祭りを通じてふるさとの誇りや、日本の素晴らしさを伝えようという目的でされるそうです。

とても時間が足りず、あっという間に講話の時間が終わってしまいました。




興奮冷めやらぬ朝食会では、出席者からたくさんの感想が出ましたが、共通の意見として、
「40分の講話では短すぎる」
「もっと話を聞きたい」
というものでした。

中山会長も「是非イブニングセミナーをやりましょう!」ということ。
日本は自然災害の多い国です。
いつ我が身を襲うかもしれないのですから、川崎先生ように体験者の話を聞くことは、非常に価値があることだと感じました。
是非、もっと多くの方に共有してもらいたいです。

お帰りは恒例の人力車で、駅までお送りいたしました。




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