寒い日が続いていますが、倫理のメンバーはいつも通り6時の朝礼にキッチリ集まりました。
いつものように仲の良い間柄でも緊張感を持ってハキハキと朝礼を終え、6時半からモーニングセミナーが始まりました。
まずは、石渡好行副会長のスピーチからです。
石渡副会長は講話で山形まで行っておられて、山形のモーニングセミナーではこの時期の朝は雪掻きから始まるそうです。エントランスの吹き溜まりに溜まった雪を除いてやっと準備に入れるということで、その点気候の良い鎌倉は恵まれていますが、それに甘えないよう楽しい中にも厳しさを持って臨みたいというお話しでした。
続きまして、菅原浩太事務長による会員スピーチです。
「子供がもうすぐ二歳になり、いろいろなことがわかるようになってきました。その中で感じるのは、子は親のことをよく見ているということ。良いことも悪いことも。私が幼少期の頃、家庭では食事のマナーにうるさくない家だったのですが、社会人になっていろいろな食事のマナーを学びました。その中でも相手と食事のスピードを合わせるということが重要であると学びました。」
続きまして、いよいよ本日のメイン、当会幹事で企業リスク研究所代表の白木大五郎氏の講話が始まりました。
白木大五郎氏は、日立製作所理事を歴任、日立電子サービス株式会社の専務・常務監査役を歴任し、現在、企業リスク研究所代表として書籍出版や企業講演を行い、日々全国を飛び回っておられる方です。
講話内容詳細は割愛しますが、人間は失敗する生き物であるので、企業活動に常にリスクはつきものなのですが、失敗したときにそれを隠したり、当事者だけに留まり情報共有がなされていなかったりして、あっという間に大きな事態に発展してしまうことがままあります。
いま企業では情報公開が求められ、ひと昔前では「なあなあ」で通じていたことも、厳しいコンプライアンスが求められる時代となりました。その中で企業倫理の大切さがクローズアップされてきていると感じます。
社員一人一人が単なるフォロワーでは無く、倫理観と当事者意識を持って、「自立した」社員であることが重要であることを教えていただきました。
それにはさまざまな情報が共有でき、トップダウンだけでなくボトムアップで活発な意見交換が行われるような企業風土、そして何よりも参加者一人一人のマインドに支えられているということが大きいので、経営者は如何にそういった部分を引き出すかが重要であるということを感じました。
まさにそういった地道な活動の根っことして、倫理経営の大切さ、倫理法人会があるように思います。長らく企業経営、人事などに携われてきて、リスクマネジメントの重要性を啓蒙されてきた白木大五郎先生の講話はとても重みがありました。貴重な話しを聴かせていただき、どうもありがとうございました!
講話の後は恒例の写真撮影と食事会で、和気あいあいとした雰囲気の中で感想を述べ合いました。
企業経営者にとって朝活はとても重要です。日々の業務に追われ倫理を忘れがちですが、全ての活動の根底にある心の勉強を通して、素晴らしい社会貢献をしていきたいですね。異業種通しの交流にもなります。ぜひ、ご興味ある方はご参加ください。いつでも門は開かれています!
(写真:平松 健男 文:菅原 浩太)
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