2016年2月18日木曜日

~今すぐ使える音楽のチカラ~皆川 真里奈 氏


2016216日(火)

寒いと思ったら熱く、そしてすぐに寒くなるという異常気象に翻弄されて、今朝は寒い朝でした。天気図を見ると、北海道の北方に大きな低気圧があり、寒冷前線が日本列島と平行に列島から1000m以上離れた太平洋上にあります。いわゆる西高東低の典型的な冬型気圧配置ですが、前線の開始点が低気圧ではないという見慣れぬ天気図です。

太陽の日射角は大きくなってきたので、昼は暖かですが、温室効果ガスとして最大の効果を持つ水蒸気量が少ないため、夜は、放射冷却により、ぐっと冷え込みます。

さて、本日の鎌倫モーニングセミナーは、予定の講師がインフルエンザのため、急遽当会員のバイオリニスト・皆川 真里奈 氏に講話を依頼しました。

最初に、松谷会長の会長スピーチです。


113日に全国代表者会議が開催され、出席しました。『グローバル化』が、国と国との関係というより、地球全体をイメージした言葉であるのに対して、『国際化』とは、国と国との狭義の相互関係を表す言葉であること。また、『道徳』とはその時代の環境(価値観)でその基準が変わるが、『倫理』とは、人間として正しい道筋を表す言葉で、普遍的な基準に基づく価値観であることを学びました。」 

次は、広報委員の平松 氏の会員スピーチです。


「私は、プロテスタントのクリスチャンです。何故、倫理法人会に入って、活動しているかについて、皆さんのご理解を得ようと思って、お話します。キリスト教では、神のみ子イエスが、それまでのユダヤ教の掟の矛盾を解決した教理を称え、新たなキリスト教を世界に布教しました。一例として、それまでは、『安息日には、仕事をしてはいけないという掟(神との契約)』がありましたが、困っている人を助けるための労働は許されるべきだとして、例外を認めました。また、当時の民衆は、イエスを十字架に架けようとして裁判に掛け、殆どの民衆が『十字架に架けろ』と叫んでイエスを十字架に架けてしまいましたが、そのときに、イエスは、十字架上でこう叫びました。『主よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているかを知らないのです。』このように、キリスト教が最も大切にしている教理は、『汝の敵を愛せ』と言う言葉であると思います。倫理法人会では、『利他の精神で付合いなさい』と言われます。一歩進めて敵を愛することができれば、仕事の上でも、隣人との間も、そして国際関係もすべての課題が解決すると思います。一見して嫌いなタイプの人間でも好きになるようにしましょう。好きになれば、相手も好きになってくれて、今まで不可能なことが可能になると思うのですが。」

次はいよいよ、皆川 真里奈 氏の講話です。


【皆川 真里奈 氏(ヴァイオリニスト)のプロフィール】
鎌倉市出身、桐朋学園大学音楽学部卒
国内外の音楽コンクール受賞多数
クラシックのみならず、ミュージカル出演や、TVドラマ「リーガル・ハイ」出演の堺雅人にヴァイオリンを指導、タップダンサーHIDEBOHとのコラボなど、ジャズ、ポップス、アニメソングと、ジャンルを超えて幅広く活躍中。
CDアルバム『AOSORA for Season』(日本クラウン)
鎌倉市倫理法人会 会員
 
「急遽講話を担当することになり、講話原稿を何とか間に合わせることができました。鎌倉市倫理法人会は、私の演奏活動の原点です。最近は、ヴァイオリン演奏のほか、舞台の演出(作曲、CDによるバックグラウンドミュージック+生演奏など)も手掛けており、エンターテインメントを音楽の力でという考え方で、取り組んでいます。また、重病と闘う方、障害を持っている方などを、音楽で癒し、状況を改善するための『音楽療法』についても取り組んでいます。音楽と一言で言っても、オペラやクラシックからビートルズのような曲まで多くのジャンルの音楽があります。今後とも新たなジャンルの音楽が出現するでしょう。作曲家が作曲した曲を演奏家が如何に上手に再現するかも大切ですが、その曲を自らの意志と技巧を使って演奏し、その場の聴衆の心を捉えるという手法も大切にして行きたいと思います。」
昔は王侯貴族に属していた作曲家やオーケストラの手で演奏されてきた音楽が、今では来場者のエンターテイメントのために奏でられ、目的が変遷してきたという面もあり、それに即した演奏を試みるエネルギッシュな取り組みをしようとされていると感じました。

「聴いた途端にイメージが湧く広告宣伝用の音楽、その音楽が聞こえると涙が止まらなくなる音楽、そのように、人の心を動かす手段として音楽を用いることも重要です。」として、聴衆の何名かに、彼らが予め考えていた文章を語って貰い、BGMとして、バイオリンで演奏するという演出をして頂きました。すると、語った文章がBGMに相応しい場合には、語った内容の真髄が増幅し、感情移入が倍加するということがはっきりとわかりました。


集合写真を撮り、オリーブの木で美味しい朝食を頂き、皆さんで感想を述べあいました。
今は東京にお住いの真里奈さん、昨夜は原稿作りで徹夜されたとか、鎌倉駅まで人力車に揺られてお帰りです。益々の力強い音楽の営業活動を期待しています。


平松 健男 記)

3 件のコメント:

  1. 佐伯 花(鶴見)2016年2月18日 19:52

    平松さん
    今週もブログ更新、お疲れ様です。(*^_^*)
    今週は、会員スピーチもされて、大活躍ですね。
    毎日、暖かったり寒かったりで体調を崩しやすい季節ですので気を付けないといけないですね。

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    1. いつもコメントを頂き、感謝です。
      私が最も苦手とする文章書きを敢えて引き受けてから、3年ほどたちますが、なんとか凌いでいます。
      苦手を一つずつクリアしながら歳を重ねるのも、生き甲斐の一つと、考えています。

      今後ともお読み頂き、悪い箇所を指摘していただけたら嬉しく思います。ありがとう。

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    2. 佐伯 花(鶴見)2016年2月19日 12:15

      楽しみにしております(*^_^*)

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