2015年10月14日水曜日


~笑顔の実践~小林 良子

しばらくぶりに、快晴の朝を迎えました。4時半に起床したとき、外は真っ暗。富士山頂は初冠雪とのこと。季節の移り変わりは確実にやってきています。


本日は笑顔一杯の東京都江戸川区倫理法人会 会長 小林 良子 氏をお迎えし、何故笑顔なのか、笑顔の効用や、その効果など、詳しくお聴きしたいと思います。

初めに、松谷 会長の3分間スピーチです。


「昨日開催された『日本創生フォーラム』に出席し、以下のような、成程と思う話を聴いてきました。」

「日本は、米国との戦争に負けて、民主主義国となったように言われているが、縄文時代や、聖徳太子の時代などに、既に実質的な民主主義的な政治が実行されていたこと。また、古事記には、神々が話し合い、民主主義的な方法で人々の生活の規則が決められていたことなどが記されており、日本人はもっと誇りを持っていいのでは」とのことでした。

また、「日本は借金大国であると言われているが、日本政府が日本人から借金しているだけであって、日本全体では借金している訳ではない。」との見解が示されました。

「来週は、鎌倫の第500回目のMSです。皆さんそれぞれがお知り合いを連れてきていただきたいと願っています。」

続いて、梅ヶ辻 弘子 氏の3分間スピーチです。


「鎌倫は、今日様(石渡氏)の努力で、雰囲気が改善され、特に女性会員が増えてきました。今日様は、1日に10人の見ず知らずの女性に『あなたはいい笑顔していますね』と呼びかけることを目標としているとのこと。宮崎のホテルに泊まったときには、ホテルの女性従業員に、同様に呼びかけたところ、その女性は、1年後再訪した際、そのことを憶えていて、向こうから感謝の言葉があったとのこと。私も宮崎に同行し、確認しました。石渡さんは、見ず知らずの人を笑顔にしてしまう『愛と友情を育む可能性を持つ人』だと思います。ちょっとほめ過ぎでしょうか?」

いよいよ小林 良子 氏の講話です。


【小林 良子 氏のプロフィール】

東京都江戸川区倫理法人会 会長
東京都レクチャラー
(株)モノダスサンコー 専務取締役
(株)スマイル・フォスター 代表取締役
2011 江戸川区倫理法人会入会
2012 幹事
2013 副専任幹事
2014 専任幹事
2015 会長

「今日ここでお話するのには、今日様とのご縁があります。今日様の新宿での講話を聴き、また、新倉元会長との関係もあり、今日の鎌倫での講話となり、感謝しています。今日は、私の笑顔の原点についてお話したいと思います。

私の家庭は複雑で、母は1人ですが、父に当たる人が3人います。最初の父に関しては、何も知りません。2番目の父には、可愛がってもらいましたが、広島の原爆で被爆し、白血病で大量吐血して亡くなりました。そして私が高2のとき、母が3番目の父と再婚したのですが、最初は父やその子供たち(男2人、女1人)とはしっくりしませんでしたし、笑顔もありませんでした。しかし、母が笑顔で接するようになってしばらくすると、皆が笑顔を見せるようになり、家庭は円満になっていきました。その頃、仕事の関係で毎年イスラエルに行くことが多かったのですが、彼らは、『日本は平和な国だと思っていたが、何故近親者や友人など身近な人を殺したりするのか?』と訊かれて、返す言葉がありませんでした。」

2011年に倫理法人会に入会し、万人幸福の栞の第13条『本を忘れず、末を乱さず』が目に入ってきました。自分は、親や家族を大切にしていない。家族を大切にしなければ、幸福にはなれないと知りました。私は25歳で結婚(嫁入り)しました。その親族一同は、お正月早々朝早くからお墓参りに行くのが、代々の習わしでした。最初は腑に落ちない感じがしましたが、倫理の世界に入ってからは、そのような親族を誇らしく、嬉しく思っています。あるとき、私が勤めている会社の社長は、私に、『旦那さんの誕生日には、どのようなプレゼントをするか?』と聴いてきました。私が、『旦那には適当なプレゼントをする。』と返事すると、社長は、『母親というものは、わが子が生まれてきたときの様子を細大漏らさず記憶しているものです。旦那が大切と思うなら、旦那の母親にプレゼントするべきです。』と、言われました。なるほどそうです。旦那の母にそのことを言い、プレゼントをすると、母は感極まって号泣しました。そして、以降旦那の母にプレゼントしています。また、妊娠2か月のときに交通事故を起こし、全身麻酔や、数多くの薬を投薬され、その後妊娠が判明したとき、奇形や各種不具合の発生を心配しながらも、産まれてくる子供を、神様の授かりものとして受け入れようと夫婦で決心して産みました。ところが、全てが順調で、家族全員で『生まれてきてくれてありがとう』と大喜びしたことを思い出します。今では大学受験のときになりましたが、のびのびと優しく素直な息子に育ってくれて良かったと思っています。」

小林氏の笑顔の原点を教えて頂きました。その中で、家族を大切にすることが、どんなに豊かな幸せを呼んでくるものかが実践を通して理解できました。


 この後、集合写真を撮り、オリーブの木で、朝食を頂きました。
 
いつもの通り、MSについての感想を述べ合い、有意義なときを過ごすことができました。お帰りは恒例の人力車です。皆川副会長と同乗し、鎌倉の街をしばしの散策です。


 

平松 健男 記)

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