2015年7月21日火曜日


倫理って意外と科学的~この仕組みを知ると人生面白い~ 澤 秀一郎

台風の襲来とともに、梅雨前線は消えてしまいましたが、全国に大雨を降らせました。気象庁は、いつも通り、猛暑がやってくるのを待っての梅雨明け宣言です。それにしても、日本列島は毎年最高気温を更新し、茹で上がっています。

最初に、石渡会長の3分間スピーチです。

「澤 先生は、3年前に鎌倉で講話をされて以来、久し振りにお見えになりました。前回来られたとき、私は断酒する決意を申し上げ、それ以来、断酒を続けています。一旦決心したことを本気で守っているうちに、何の苦も無く続けられるようになりました。私が最近実践していることは、利他の精神を徹底すること、そして人と共に学び、成長することです。このことを通して、自己を変革させることができると信じています。実践の伴わない形式的な言動は倫理の考え方に反します。」

次は、長谷 真子 研修委員長の3分間スピーチです。

「息子が転職することになりました。良かれと思って忠告もし、相談にも乗っていた積りでしたが、結果的にはこちらの意見を押し付けていただけと理解し、反省しました。
互いに共感できない状態にあるとき、元気づけようとした言葉が、結果的にこちらの価値観を押し付けることになっていると悟りました。そのことが相手にとってどんなに嫌なことであるかを痛いほど知らされました。」

いよいよ、澤 秀一郎 の講話です。

【澤 秀一郎 のプロフィール】
(一社)倫理研究所 法人スーパーバイザー
日本矯正歯科学会認定医 指導医 専門医 歯学博士
新潟県倫理法人会 相談役
倫理経営 上級インストラクター
長岡の歴史を伝える会 代表
長岡掃除に学ぶ会 世話人
長岡悠久ライオンズクラブ

「私の趣味の一つに『人集め』があります。講演会などの行事に出席して貰えるかどうかは、相手の心を掴めるかどうかにかかっています。困り果てている人に『頑張れ』の一言は、相手の今の状態を否定する言葉にもなり得ます。知り合いが何に関心を持っているか、どのような心理状態にあるかを常に意識しておく必要があります。そしてそれに応じた言葉を掛けることが重要です。人の名前をきちっと憶えておき、名前で呼ぶことができるように心がけることも重要です。葉書や封書はきるだけ保存しておき、必要に応じて読み返すこと。」

その他、以下のアイテムについて、倫理の立場からの解説がありました。

1.見えないことや今分からないことも、いつか分かるときがくる。

2.実証に基づいた結果でものを言う。・・・セロトニンは、神経伝達物質で、代謝が多ければ、心が穏やかになり、うつ状態からの解放にも効果があるとされている。

3.別腹理論(スローフード宣言、心と鼻で食べる)・・・美味しいものが目前に来ると、胃の消化速度が向上し、胃袋に余裕ができる現象

4.呼吸理論(鼻呼吸の大切さ、出せば入る、ブーメランの法則)・・・無呼吸症候群は、鼻呼吸で治せる。口呼吸の癖を改めないと健康を害することが多い。

5.つま先理論(正対する妻、夫が先)。・・・横を向いて相手と話をするのではなく、つま先を先方に向け、眼を見て心を込めて話をするべき。それだけで、夫婦関係も良化。

6.ガキのサッカー理論(パスをうまくまわす)。

7.生体リズム健康法(倫理的健康法)。・・・早朝、太陽光を浴びるなど。

8.イチローさんの生き方(応援して下さる?)。・・・応援してくださいではなく、応援して貰えるような人になりたい。

以上です。」

倫理の教えは、一見しただけでは、因果関係が無く、情緒的な感じがすることも多いと思っていました。しかし、よく考えてみると、理路整然としていることが、今回の講話でよく分かりました。朝食後の懇談時には、更にお話を伺いたいという希望が多くありました。

この後、「オリーブの木」で朝食を頂き、その後、鎌倉駅まで、恒例の人力車で散策されました。

 平松 健男 記)

0 件のコメント:

コメントを投稿