2014年12月2日火曜日


20141202日火曜日

本日のMSのテーマと講師は以下の通りです。

「優秀な子供の育て方」        川崎市南倫理法人会 専任幹事
ハッピーライフ研究所 所長 大久保 正剛 氏

12月に入り、益々朝夕が暗くなってきました。寒気ではなく、いよいよ本格的な寒波がやってくるとのことです。寒気とは1日程度の短期のみ寒く、直ぐに温かくなる現象で、寒波とは寒い日が少なくとも3日程度は続く現象であるとのこと、気象庁も工夫しながら様々な言葉を創り出し、使い分けています。今年は暖冬と気象庁は予想しているようですが、今まで、気象庁の長期予報は殆ど当たらなかったことは皆さんご存知のことと思います。スパコンと呼ばれる超高速電子計算機は万能で、どんなに複雑な物理現象でも厳密に計算し、複雑な気象予測も可能だと勘違いしているとすれば、不幸なことだと思います。

 
【会長挨拶】本日は石渡会長が岐阜で講演されているので、松谷専任幹事が代理で挨拶されました。

「鎌倫では、輪読日本一を目指していますが、今日の輪読は、ハーモニーも良く、大変良かったと思います。私事ですが、最近、家では、食後の食器洗いをしているのですが、慣れてくると、少々いい加減で乱雑になってしまいます。ルーチンワークであっても、心を込めて洗っていると、妻から『いいね。ありがとう』と言われ、とても嬉しかったことです。何事も心を込めて仕事をすることが大事だと思いますね。」

 3分間スピーチ】続いて、根岸会員の3分間スピーチです。「若かりし頃、車を運転していると、他の車に割り込まれたりして、いらいらすることなどが多く、よく事故を起こしていました。
 
 
車に乗ると、心は早くも目的地に着いた状態になり、道中を飛ばしてしまっているので、一旦停止を怠ったり、他車に進路を譲ったりすることができなかったりしたのでしょう。車関係の会社に入ったのに、よく事故を起こしていました。最近では、車に乗っても、目的地に向かってまっしぐらではなく、心に余裕を持って運転することができるようになりました。

いよいよ川崎市南倫理法人会専任幹事の大久保 氏の講話です。

大久保 正剛 氏のプロフィール

1954年生まれ。慶応義塾大学を卒業後、日本火災海上保険に入社、2006年に同社を退社し、2009年にハッピーライフ研究所を設立。」

 
【大久保 正剛 氏 の講話】
「小学校から高校まで、勉強が嫌いで、いわゆる不良仲間と悪事?をし、親に迷惑をかけました。不祥事の度に、母親と一緒に学校に呼び出されましたが、母は、『うちの子は大丈夫』と私を応援してくれたことを思い出します。母は、私を見捨てることなく、心の底から信頼してくれていたのです。高校時代、卒業寸前まで成績はびりに近い状態でしたが、入試前に中学程度まで遡って必死に勉強し、大学入試に受かりました。先生には馬鹿にされていましたが、母の信頼が私を支えてくれたのだと思います。受かったことを先生に報告しましたが、最初は信じてもらえませんでした。子供を育てるときには、先ず子供を信じて褒めること、その上でどのような分野に芽が出てくるのかを見極めることが重要です。私には3人の子供がいます。長男は米国で将来エネルギの研究をし、ノーベル財団からも興味を持って貰っています。次男は日本の農林・農耕関係の革新によって戦争を回避できると信じで新たな挑戦をしています。長女は、企業への辛辣なクレーム対応の窓口となり、クレーム解決の先鋒となって頑張っています。それぞれの分野で頑張っていますが、いずれも自分の得意分野で精一杯やっていることに誇りを持っています。

子どもには幼少の頃から文字や文章を読ませました。特に偉人伝が好きだったようです。その苦労話や、人に喜んで貰うことの嬉しさ、努力が最終的には報われる話を読んで、幼少の頃からおぼろげながら自分の生き方を定めたように思います。三つ子の魂とはよく言ったものです。子供は親が願った通りに育つわけではないけれど、親が育てた通りに育つと思うのです。

また、優秀な子を育てるには、夫婦仲の良いことが必須です。仲が悪いと、その子供は、悪いと言われた方の子供でもあるので、自分を責める人間になっていきます。夫婦仲、子供との仲を改善しようと思えば、こちらの方から相手に謝れる謙虚さを持てるかどうかが分かれ目です。その分かれ目を乗り越えられれば、家族関係はもとより、会社などの人間関係も改善することでしょう。

 
「オリーブの木」では、大久保氏を囲み、安くて美味しい朝食を頂きました。

 
 
 
家族関係の改善こそ、倫理の本筋であるとのご意見に、皆さん同感でした。鎌倫の会員の中にも、倫理指導を受け、家族関係の改善に本腰で取り組み、成功に導けた事例が数多くあり、その輪が広がり、やがて新入会員の増加に繋がることを祈ります。        (平松健男 記)


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