いつもありがとうございます。
2012年1月17日のモーニングセミナーは(社)倫理研究所 研究センター次長 三浦 貴史(みうら たかふみ)氏 テーマ:「持続可能性と倫理」
鎌倉市倫理法人会のセミナー講師様を、人力車(鎌倉力車様)でお迎えしています。
持続可能性とは、私たち経営者にとっては、企業の持続可能性を考えさせられます。
自身の健康は、自分の持続可能性を問われています。
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
調和が取れた状態というのが、持続可能性を高めるためには不可欠です。
「倫理」の「倫」は「とも」とも読みます。則ち倫理とは「ともとなることわり」であり、調和するためのルールなのです。
倫理研究所で行った、倫理委式定点調査の結果を紹介して頂きました。
2005年と2010年に調査を行い、倫理意識(父母を敬うこと、思いやりを持つこと、困難をよろこぶこと、など計25項目)の変化を調査しました。ほとんどの項目(24/25)でこれらの個人的共感度および社会的重要度が下がっており、とくに「無縁社会」で表された2010年は顕著に「他人を尊重すること」の個人的共感度が下がっていました。
多くの社会的背景が反映された結果のように思えます。
今年2012年にも調査を行う予定です。昨年の震災を承け、どのように日本人の倫理観が変化しているか、興味がありますね。
人と仲良くする心得を5つ教えて頂きました。
- 「受」:受け入れる
- 「合」:相手に合わせる
- 「認」:良いところを認める
- 「讃」:言葉にして相手を讃える
- 「忘」:忘れる
三浦 貴史さん、どうもありがとうございました。