さまざまなイベント企画を行っている鎌倉市倫理法人会

モーニングセミナーをはじめ、おもしろ企画をどんどん行っています。いろんな経験をしたいなら鎌倉市倫理法人会へ!

2016年7月26日火曜日

~結果が変わる!心を込めた感動の対応術~新宿区倫理法人会 相談役 新倉 かずこ

16726日(火)

関東地区は、オホーツク海高気圧からの冷気吹き出しにより、猛暑の襲来が遅れ、このままだと冷夏になるようです。今日は、毎年恒例の「海の家」でのMSです。海からの風と早朝の涼しさも手伝って、長袖のシャツが丁度良い気温となりました。

本日の講話者は、新宿区倫理法人会 相談役 新倉 かずこ 氏です。幼少の頃、アナウンサーになることを夢見ただけあって、美しい声と聴き易いトーンでの講話が期待されます。

役員朝礼に続き、モーニングセミナー開始は7時です。

松谷会長の会長スピーチが始まりました。


最初に、友好単会を初めとし、色々な単会から今日の「鎌倫海の家セミナー」に参加いただいた方々の紹介がありました。また、7月に誕生日を迎える5名に花束が贈呈され、ハッピバースデイを唄ってお祝いしました。


 次は、いよいよ新倉 かずこ 氏の講話です。


【新倉 かずこ 氏のプロフィール】
40年前にOLとして損保会社に勤務。9年前に退職
新たに(株)ナルミ を起業、代表取締役
8年前に新宿区倫理法人会に入会、要職を経験後、昨年から相談役
東京都倫理法人会 法人レクチャラー
各所で講話・講演をされている

「私が4歳のとき、父母は離婚し、母の愛を一身に受けて暮らすことになりました。父は、離れていましたが、中学の頃、変なおじさん(実は実父)が学校の行き・帰りに待ち伏せしているように思いました。しかし、それが父の愛であり、祈りであったような気がします。34年ぶりに会った父は、『あなたの笑顔は、ひまわりの様だ』と言ってくれました。心は直接見えませんが、祈りは目に見える形で通じてくれるような気がします。倫理の創始者丸山敏雄先生の写真(凛とした姿勢)から伝わる品格は、先生の心を現しているような気がします。」

「マフィアの巣窟と言われるイタリアのシチリア島を旅したとき、強盗に遭い、こちらが反抗したこともあって、両手に深い切り傷を受けました。言葉の通じない現地で、全身麻酔で手術したのですが、手術の技術の問題があったようで、日本に戻って、再び全身麻酔の再手術を受ける羽目になりました。ひどい目に遭いましたが、そこで、犯人を責めないことを学びました。また、道を歩いていて、人とぶつかったり、シルバーシートで携帯を使用したりして、相手を怒らせたときに、誠心誠意謝ることが大切だということも学びました。倫理を学ぶことにより、自分にひどい仕打ちをした相手を赦すこと、非礼なことをしてしまった相手には誠心誠意謝ることが大切だということを学ぶことができました。」

「倫理を追求していくと、『静寂の瞬間』、『呼吸を合わせる』、『無駄を削ぐ』、『美しい所作』の4項目が研ぎ澄まされた美の具現化に有効であるような気がします。事業繁栄の第一歩は、見えない心を祈りの形にして相手に伝えることではないでしょうか。」

「心に響くキーワードは、『ありがとう』、『お陰様で』、『ごめんなさい』という、ありふれてはいるけれど、心のこもった祈りの言葉だと思います。」


50名を超える聴衆の眼からは、感動の涙がこぼれました。
 

講話の後、多くの単会の出席者から自己紹介と簡単な感想を頂きました。その後集合写真を撮り、三々五々由比ガ浜を後にしました。      (平松 健男 記)

2016年7月20日水曜日

~書は祈り~(有) アルコデザイン 小山 礼子

16719日(火)

東海地方以西では。梅雨が明けたとのこと、本格的な猛暑がやって来るようです。ここ由比ガ浜海岸でも、早朝から太陽が照り付け、クールビズの効果なく、暑い一日が始まりました。本日の講話者は光荘会書道師範であられる小山 礼子 氏です。両親の勧めもあって、子供の頃から書道を極めて来られ、数々の賞をお受けになられた書道家です。書道という芸術を究めるには、色々なご苦労があったと思いますが、倫理という面からお話しいただけそうで楽しみです。

6時からの役員朝礼に続き、モーニングセミナー開始は6時半です。

松谷会長の会長スピーチが始まりました。

「ガソリンスタンドを経営していますが、仕事量はあるのに、人手不足で困っています。人手不足のため、バイトの賃金をプラスして募集しても、集まりません。むしろクレームが増えたりして、こなせる仕事量は不満足な状態です。感謝する気持ちが少ないので、このようなことになっているのではないかと反省しています。感謝する気持ちを込めて仕事をしないといけないですね。」

次は、梅ヶ辻 弘子 幹事の会員スピーチです。
「最近、年老いた母に喜んで貰えたことがあり、それについてお話します。フェースブックで知り合った方ですが、プライベート写真を撮り続けて20年、自然体の姿を撮る方です。その方にお願いして母の写真を撮って貰ったのです。器材を一杯持参して我が家を訪問してくださり、母をおだてながら写真を撮っていただきました。ついでに私自身の写真も撮って貰いました。その結果、親子ともどもいい写真が撮れました。母は、私の写真を見て、大変喜びました。親の喜びは、子供の元気な姿を見ることと再確認しました。」

次はいよいよ小山 礼子 氏の講話です。
 
【小山 礼子 氏のプロフィール】
平成元年にアルコデザインを起業
様々な建築物などのデザインを提案する仕事を担当
過去に各方面からデザイン賞を頂く
幼少の頃から「書」に嗜み、父・叔父から手ほどきを受ける
浅田春荘先生に就いて本格的に腕を磨き、光荘会書道師範となる

「師範の称号を頂いた浅田先生からは、勿論、書について色々と指導して頂きましたが、先生からは、『家庭が1番、習字は2番』と叩き込まれました。両親には高額な教育費を負担して貰ったことに感謝しています。」
「良い成績を取りたいと、欲を出せば、それに反して受賞を逃す(落選)という結果でした。が、書きたい言葉『魂の灯』を、祈りを込めて宇宙の希望を込めて書いたとき、展覧会に入選という良い結果が得られました。そのようなとき、父が横から支えてくれているような気がしました。紙に向かって、自分の呼吸だけをイメージし、他のことは無視する境地。そのようなとき、書き始めて嬉しいという感覚が広がりました。『ど根性蛙のぴょんきちくん』の感覚で『魂の灯』を書き始めたとき、心が壮大な宇宙と繋がっている感じがしました。心は創造の達人ですね。我欲を張れば良い仕事はできないと言われます。その通り、仕事は100%自己責任です。見えない力の素晴らしさ、一人一人の光が皆様を照らします。若いときの顔は、神様から頂いた笑顔、歳取ってからの顔は、神様へのプレゼント。素晴らしい笑顔を神様へプレゼントしたいものです。」

小山氏は来年度(8月)より鎌倉市倫理法人会へ入会されるとのこと。また一人頼もしい女性が入会されることを大変嬉しく思います。

その後、集合写真を撮り、オリーブの木で、美味しい朝食を頂きながら、皆さんでMSの感想を述べあい、有意義なひと時を過ごしました。
その後、齋藤 晴美さんとお二人で恒例の人力車で鎌倉駅までの往復を楽しまれました。  
平松 健男 記)

2016年7月13日水曜日

~女性として、人として、『岐路に立つ』~鎌倉市倫理法人会 幹事 齋藤 晴美

16712日(火)

九州や紀伊半島では大雨の情報がありますが、関東地方は専ら水不足の心配ばかりです。4時半に起床して外を見ると、雨の気配はありません。毎日が猛暑寸前の暑さです。本日の講話者は鎌倉市倫理法人会の幹事をされている齋藤 晴美 氏です。夏に相応しい着物を颯爽と喜こなされ、ご登場です2年前の講話では、倫理の考え方に沿ってお父様との確執に終止符を打たれたことをお聴きし胸打たれたことを想い出します。今回の講話のテーマは『岐路に立つ』で、やはりご家族との課題を倫理の考え方で解決され、慣れ親しんだ会社を辞めて新たに起業された経緯についても話される予定です。MS開始は6時半です。

松谷会長の会長スピーチが始まりました。


「本日講話を担当される齋藤幹事は、来年度、神奈川県では初の女性の法人レクチャラーに選任される予定です。鎌倫のエースとして成長されることを願っています。先週、荒井 久満 氏のお話の中で、『職場の教養を社員に渡す際、一人ひとりの名前を書き込んで渡すようにしている。』というお話がありました。私もそのようにしました。また、アルバイトの方とも、会話を繋げて、コミュニケーションを良くするため、彼の地元のお祭りなどについても話題にし、話をしています。最近、近くの祭りを計画・実行したところ、当日強い雨が降り、中止となりました。計画の際には、豪雨となることも想定し、対応を考えておく必要があると痛感しました。」
次は、藤生 直子 会員の会員スピーチです。


「個人的に、講座を開設しました。自分の声を磨き、楽に響く声を出すのが目的です。赤ちゃんが産まれ出てくるとき、オペラ歌手より大きな声で、完璧な発声をします。赤ちゃんには訴えたいことがあるからこそ、あのように大きな声が出るのです。大人になるに従って、息が不十分となり、小さく情けない声になってしまいます。」

次は、いよいよ齋藤 晴美 の講話です。


【齋藤 晴美 氏のプロフィール】
2年3ヶ月前に鎌倫に入会,
来年度倫理法人会法人レクチャラー
()中央メディアエージェンシー取締役

「鎌倫での講話は2回目、他会での講話を含めば、今日で19回目です。前回の鎌倫講話は、約2年前でした。倫理に入って、色々な方とも相談し、課題であった父との確執を倫理的な手法で解きほぐすことができ、長年のわだかまりから解放することができました。しかし、離婚した元夫との間、息子との間には、課題が残っていました。その件について、自分を責めることで納得しようとしましたが、その手法では、解決困難であることを悟りました。また、私は元々顔面神経の付近を通る血管との癒着により、自分の意思とは無関係に顔面が引きつるという病を持っていました。その病が私の心に暗い影を落としており、80%の確率で完治するだろうという医師の見解を信じ、外科手術を敢行、手術は成功しました。ただ、離婚した元夫と息子との和解が解決に至っていないことは、私の棘(とげ)として残っています。息子の結婚式に出席することが許されなかったのです。自らが撒いた棘のため落ち込むこともしばしばでした。私は幸せになってはいけないと思うこともあり、そのことを倫理の友人にこぼしたとき、『あなたは何のために倫理をやっているの?』と言われました。その言葉で、幸せになってもいいんだと思えるようにもなりました。『岐路に立つ』と言う言葉も受け身ではなく自ら選び取る積極的な『岐路』でありたいと思っています。」

齋藤氏は今までの会社では、先に希望が見えないとの思いで、会社を辞め、新たに起業することを決心されました。そして、喜びを持って思いっきり仕事をし、倫理の道をあくまでも追求することを決心されたということです。私たちも応援したいと思います。


その後、いつものように集合写真を撮り、オリーブの木に移り、栄養バランスが良く、安価で美味しい朝食を頂きながら、皆さんで本日のMSの感想を述べあいました。       
平松 健男 記)

2016年7月5日火曜日

~実践の順番~法人局 法人スーパーバイザー 荒井 久満

201675日(火)

4時半起床、既に空は明るくなっています。梅雨の中休みで、いよいよ猛暑がやってきました。本日の講話者は荒井 久満 、講話のテーマは「実践の順番です。

役員朝礼の後、MS6時半に始まります。

松谷会長のスピーチが始まりました。

「先日、東戸塚駅近くの電車内で倒れた方がいました。私は直ぐに立って、介助しましたが、他の方の中にも介助する方がおられ、一安心しました。昨晩の倫理経営基礎講座における荒井 久満 氏のお話の中で、『職場の教養』を社員に渡す際、その社員の名前を書いて渡すように。とのお話があり、本当にその通りだと思いました。」

次は、名知 仁子 会員のスピーチです。
「ダッカのテロ事件があり、ジャイカの方々が大変な目に遭いました。ジャイカの中には、私の友人もいます。WHOの会議の際、国連のマークがあると危険なため、マークを隠してイラクを逃げたとも聴きます。日本ではいつも安心で死ぬようなことはない毎日が当たり前です。しかし、世界の中には、病気や武器によって明日をも知れない命の危険な地域があります。そのような地域にいると、ここで亡くなるとすれば、私は今何をせねばならないか?と思います。本当に大切な時間を貰っていると思わずにはいられません。命の大切さを感じることができることを喜び、人に及ぼすことが大事ですね。」

次は、いよいよ荒井 久満 の講話です。
荒井 久満 (67)のプロフィール】
倫理法人会に入られたのは、31年前。その後、主として千葉県の倫理法人会の要職を歴任、現在は法人局 法人スーパーバイザーとして、各地で講演されている。
千葉県流山市で漬物の製造・販売業を営む。

「倫理にとって、以下の考え方が重要です」として、4項目を挙げられました

1.倫理は実践が無ければ意味がない
倫理指導に従わず「昔ながらの生活」を踏襲するなら、何の好転も得られない。
2.実行のキーワードは、近い関係ほど重視
自分⇒配偶者⇒家庭⇒会社⇒団体⇒地域の左側ほど意思を疎通し、関係を改善。
3.実践できない理由
自分の都合で動く、入口が合わない、目標に一直線でない、喜びが連続しない。
4.現状からの脱皮
生活法則に従う生き方、一点突破、人に好かれる良い習慣。

 この後、集合写真を撮り、オリーブの木で栄養バランスの良い、美味しい朝食を頂きながら、皆さんで本日のMSの感想を述べあいました。
その後恒例の人力車で鎌倉駅までお送りしました。   (平松 健男 記)

2016年7月1日金曜日

~日本の木の家に住みたい~梅沢典雄設計事務所 梅沢 典雄

2016628日(火)

4時半起床、気分良く起きることができて、ほっと一息。昨晩、ひどい風邪を引いていたので、大丈夫かと心配しましたが、朝になると一転気分爽快です。九州地方の豪雨は一向に衰えず、地震で壊滅された地域を豪雨が襲っているようです。お天気の神さまは、何故弱い者いじめをされるのか、その真意を推し測ることはできません。本日の講話者は、鎌倉で設計事務所を経営しておられる梅沢 典雄 氏、講話のテーマは「日本の木の家に住みたい」です。しなやかな強度を持つ木材、また、豊かな森林に恵まれる日本の風土、そして、耐震性に優れる五重塔の耐震技術などが示されることを期待しています。

6時半からはMS本番です。

松谷会長のスピーチから始まりました。

「不都合なこと、嫌な思いがあったとき、愚痴をこぼせば幸せがこぼれて行きます。そのようなとき、一旦深呼吸して幸せだと思うことにしています。皆さんも自己革新して、幸せになって欲しいと思います。」

次は、石渡相談役の会員スピーチです。

「私は、講話を依頼されたら、喜んで引き受けることにしています。昔、木村由利子さんに何度も誘われて倫理に入り、人生が変わりました。そのお誘いが無ければ今の私はないと思います。お世話になった方は一生忘れません。70歳(古希)になったときに鎌倉市倫理法人会の会長を拝命。日本創生に役立つ人材を育成するためにとの願いで、同時に断酒しました。私は父に育てられたと思います。その父は103歳で亡くなりました。お茶を飲みながら心筋梗塞で、安らかにあっという間に亡くなりました。見事な死に方でした。」

次は、いよいよ梅沢 典雄 の講話です。

梅沢 典雄 氏のプロフィール】
1952年生まれ、東京藝術大学大学院を卒業後、岡田新一設計事務所に入所
2005年同事務所を退社し、梅沢典雄設計事務所 開設

「大学院を卒業し、会社に入社してからは、大きなビルの建設を担当していましたが、11年前に、小さな住宅でも造ろうと思い転職・自立しました。明治6年以降、日本の暦は『陰暦*1』から『太陽暦*2』に変わりました。」

*1:月の満ち欠けの周期に従って定めた暦。新月を1日とし、29.5日ごとに1日が始まる。1年は12カ月(354日)と13カ月がある

*2:太陽の周期に従って、1日が決まり、1年が365.25日あることより、4年に1度うるう年(1年が366日、他の3年は1年が365日)を持つ。なお、陰暦では、毎月1日が新月、15日が満月となる。

「昔から日本では、木を切る時期は新月の真夜中がいいと言われました。満月に切った木に比べて虫がつきにくく、割れにくいと言われています。木以外の西洋の材料(鉄、コンクリートなど)では、木のような粘り強い強度を有しておらず、地震の際、西洋材では大きく変形して破損に至る場合でも、組合せ木なら、変形しても破損することなく、踏ん張れます。五重塔のような地震に強い構造も地震国・日本が永年かかって学び、辿り着いた技術であると思います。」

数字上に表れる強度については、木材は西洋材に劣るが、使用上の実質的強度・耐久性に優るという事実は、目から鱗でした。更に、金属を使わないので、建設現場から出るごみは埋め立ての必要がなく、長期間放置してもやがて自然に還るごみなので、地球を汚染しません。明治維新で西洋文明が一挙に入ってきて、追いつき/追い越せと、日本人は西洋技術の物まねに没頭しましたが、その無秩序な模倣が、日本人の創造力を破壊し、環境を汚染してきたようです。

「今後の日本は、便利な暮らし、大量生産、集約、分化、施設、グローバルという価値基準から、豊かな心、手造り、長寿命、分散、住宅、ローカリズムという価値基準に転換するべきと思います。」

日本人なら、誰しも木材建築の良さは知っていると思いますが、今日改めてお話を聴く機会を与えられ、大満足でした。東日本大震災で発生した大量のごみ(放射性物質をはじめ、埋め立てごみが殆ど)は、いずれ環境を破壊しながら、人類を襲ってくるでしょう。今でも中国のプラスチックごみを食べた魚を日本人が食べているので、人体への影響が危惧されています。

この後、いつものように集合写真を撮り、オリーブの木で栄養バランスの良い、美味しい朝食を頂きながら、皆さんで本日のMSの感想を述べあいました。また、来年も続きのお話が聞けることを期待しています。

平松 健男 記)