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2014年10月28日火曜日

美しい努力





本日の講師は、(一社)倫理研究所 田中 範孝 参与です。



【田中 範孝さんのプロフィール】

(一社)倫理研究所 参与



北からの寒気が流れ込み、秋本番を感じさせる朝。由比ヶ浜公会堂に三々五々参加者が集まりました。
まずは石渡会長の挨拶です。



【石渡好行会長 挨拶】

「鎌倉では輪読がどんどん良くなってきています。誰かと一緒に読もうとすると、相手に対して寄り添う気持ちが生まれます。それが心を合わせると言うことではないでしょうか。鎌倉の輪読を日本一にすることで、さらに結束が強くなると思います。日本創世を鎌倉からやるくらいのつもりで、みなさんと心を合わせてやっていきたいと思います」


先月から鎌倉では、お誕生月の会員に花束をプレゼントすることにいたしました。
今月は白木大五郎副会長のお誕生日です。


続いて松谷直専任幹事によるスピーチです。



【松谷 直 専任幹事スピーチ】

しっかり実践していくために私は30項目の実践目標リストを作っています。それを見ながら毎日、きちんと実践できたかを反省するのです。
ところで、このところ娘の生活が乱れがちだということで、昨日、田中先生に倫理指導を受けました。すると、田中先生は夫婦関係のことをおっしゃったのです。忙しくしていて、妻との時間をあまり持つことができずにいました。話を聴いてやることも無かったのです。そして、30項目のリストの中からは、夫婦に関する目標がひとつもありませんでした。
なるほど、と思い、私は今朝、妻に謝りました。そして、これからは毎日30分会話をすることを目標としたのです。夫婦関係がすべての基本であることを肝に銘じて、これからも実践していきたいと思います。





さて、田中範孝先生のお話です。
「みなさん、栞には、努力がすべてとあります。でも、ほんとうに努力がすべてだと思いますか?いくら努力しても報われない人がいますね。実は、努力には盲点があるのです」

この問いかけに、たちまち参加者全員が引き込まれました。

以下、田中範孝先生の講話内容です。

努力が実らない盲点として、具体的に7つ挙げることができます。

まず、目的が曖昧であること。
知らず知らずのうちに、努力の方向が不幸の方を向いてしまっている。これは意外と多いのです。不幸に向かって努力していれば、どんどん不幸になるのは当然ですね。努力は幸福の方を向いていなければなりません。その秘訣は「自他一如」です。「自分も嬉しく、人も嬉しい」ということが基本です。

二番目は、心の姿勢が後ろ向きであること。歯を食いしばるのではなく、喜んで苦難に立ち向かうことによって、努力が実を結ぶのです。

三番目は順序が狂っていないか。
親子、服の上下、物の出し入れ。すべて順序があります。呼吸は、出す方が先です。呼吸を吐いて吸ってを繰り返す、これが宇宙のリズムです。吸ってばかりいると息が苦しくなりますね。これがぜんそくの症状です。人は出す方が先、これが大事です。




四番目は関係者の心が不一致。これも努力が実らない結果になります。合掌や柏手は、神様と一致することを意味します。日本では予祝(よしゅく)といって、もう願い事が叶ったという前提で感謝の祈りを捧げるのが正しいお参りです。五穀豊穣のお祭りも、収穫前に、大豊作だったという前提で行います。一致とは、いったん自分の思いを置いて相手に合わせることです。

五番目が、打つべき手を打たない。
いつするのか?今しかないのです。今を逃すと、もう次はありません。ものごとには時機というものがあります。それを流さないようにするためには、一瞬一瞬を大事にして、速効で手を打つのが大事なのです。

六番目は、もう一歩の誠意に欠けている。これが原因です。
あきらめないことです。せめて三ヶ月続けてください。三ヶ月で何かが変わります。それ以上続けると、明らかに変わるのがわかるでしょう。

七番目は、欲に縛られていないかということです。
私は若い頃ネフローゼで七回、入退院を繰り返しました。なんとかしてい生きようと、生に執着していました。しかし、倫理指導を受けたことによって、生への執着をすっかり取ることが出来ました。すると不思議なことに、どんどん元気になっていったのです。
不思議ですね。心と体はひとつなのです。

栞に書かれていることは常識ではありません。「超常識」です。常識でも無い、非常識でもない、自分の常識を一歩越えていくところに、倫理の実践があるのです。これが超常識です。

丸山先生は、「真を尽くせ、そして時を待て」と語りました。
これが美しい努力ではないでしょうか。みなさん、美しい努力を重ねていきましょう。


まばゆい朝日が差し込む中を、朝食会場の「オリーブの木」へ移動しました。


【本日のメニュー】

いとこ煮/クロワッサン/カスピ海ヨーグルト/コーヒー

カボチャと小豆を甘く煮付けたものを「いとこ煮」といいます。やさしい甘さが寒くなり始めた朝にぴったりです。焼きたてのクロワッサンと温かいコーヒーでおいしくいただきました。


お見送りは鎌倫恒例の「人力車」で!






2014年10月21日火曜日

万人幸福の栞を学ぶ


20141021日火曜日

本日のMSのテーマと講師は以下の通りです。

「万人幸福の栞を学ぶ」  (一社)倫理研究所 監事 長嶋 徹 氏)

先週までは毎週のように大雨や台風が来襲し、MSの開催が危ぶまれましたが、不思議に数時間の違いで静かな天候のもとでMSが開催されました。鎌倫には晴れ男がいるという噂ですが、その通りの幸運が、台風の時期なのに、台風を吹き飛ばしてくれていたようです。

段々と早朝の日の出時刻が遅くなってきました。最近の物騒な世相もあり、できるだけ明るい道を複数で歩くことが望まれます。 

6時から役員朝礼が始まり、由比ヶ浜公会堂はなごやかな笑いの中にも緊張が走ります。

【石渡会長挨拶】「輪読日本一を目指していますが、そのためには、句読点の間合いの取り方、抑揚などを皆と合わせながら輪読することを心掛けなければいけません。早口で一挙に読み上げれば、言葉の意味を嚙みしめることができません。

さて、今日の講話の講師をしていただく長嶋氏は、私たち鎌倫の初代会長です。今の私は4代目です。第3代の皆川前会長とは、6年計画で鎌倫の100社への成長を目指してきました。来年は私から松谷氏に引き継がれようとしていますが、会長が変わっても、明るく、楽しく、元気のいい鎌倫の伝統が連綿と続いていくことになると信じています。」


次は、根岸会員の会員スピーチです。

「『人と合わせる』ことは、生きて行く上でとても大切なことです。しかし、思いがけない提案をされて、面食らうこともあります。例えば、自分の亭主が『さあ、今から泥棒に行くぞ!』というような想定外の提案してきたとき、あなたならどうしますか?」・・・このようなとき、『では、どんな大風呂敷を用意しましょうか?』とかわせるゆとりがあれば、結果的に亭主の意図を挫くことができるでしょう。輪読についても、相手の立場、性格、癖を察知し、極力相手に合わせるような余裕を持てれば、素晴らしい輪読になると思います。皆が責任者【主役】の意向に合わせようとすることも、その組織を活性化させる点では重要です。」
















いよいよ長嶋 氏の講話です。

【長嶋 徹 氏 の講話】

プロフィール:2007年に、1902年創業のアシスト・クルー(株)代表取締役を引退し、現在相談役。20038月に鎌倉市倫理法人会を立ち上げ、初代会長に就任。

「鎌倉市倫理法人会は、石渡会長の手腕で、大きく、明るく育っていて、喜ばしく思っています。人類の歴史、日本の歴史を考えると、不思議なことに、西暦644年の大化の改新から137年毎に、大きな変革がありました。1192年の鎌倉幕府、1602年江戸幕府の開幕、最近では、1877年の西南の役、今年2014年は、その年に当たります。心の在り方を大事にする倫理の考え方が、日本を、そして世界を変えていくきっかけになるかもしれません。

男性は左脳を働かせ、論理的に考えて判断するのに対して、女性は、左脳と感覚的・情緒的判断を司る右脳とを組合せて、判断すると言われています。女性の判断が重視されるようになると、世の中は変わっていくこともあるでしょう。いずれにしても、心の問題の捉え方が大きく変化する時代に来ていると考えてもよいと思います。

そこで、万人幸福の栞を読んでみると、心の問題を解く鍵が、栞の中にはちりばめられています。」

l   苦しみを喜んで受け入れ、病をも克服する考え方

l  二人以上が集まり、暮らして行くための筋道を考えること

l  大自然の仕組みを受け入れ、万象の筋道とする考え方

l  シンボルとしての太陽の存在、大きなエネルギと波動、食料の源であること

l  絶対倫理は常に正しい

以上が宗教とは違っているところです。

また、栞をよく読んでみると、以下のように、今まで気付けなかった論理に気づかされます。

l  災害・災難は固定観念を砕き、新たな人間関係を造る。

l  苦しみに出会うと、正しい道に引き返すことができる。

l  自分は生かされているということに気づかせてくれる。

l  リーダーに大切なことは、『明るさ』である。仕事・家庭が上手く行くには明るさが最重要。

l  己自身を粗末にせず、健康で充実した生活を目指すこと。

「美しい自然の調和からも学び、鎌倫がもう一頑張りして、100社を目指していただきたい。」と結ばれました。



MS後は、「オリーブの木」でいつもの豪華な朝食です。参加者が一人1分で感想を述べあいました。       日本人は実質的に無宗教民族と言われることも多いですが、島国である日本には、世界の人々が感嘆する独自の美徳・美意識が連綿と伝わってきました。一方、世界に目を転じると、人間同士が互いに平和を求め、互いの人権を尊重しながら、どのように生きるべきかを明確に示唆する宗教も多いと思います。互いに反発するのではなく、「愛」を信条とする考え方に徹した倫理感を追求し、共存・共栄を目指したいと思います。(平松健男 記)

 




朝食会からは名知仁子会員も出席しました。



2014年10月14日火曜日

鎌倉だからお話できること





 本日の講師は、鎌倉市倫理法人会モーニングセミナー委員長 石川 真理子さんです。



【石川 真理子さんのプロフィール】

作家・武家女性研究家

祖父方が仙台藩士、祖母方が米沢藩士という武家の家計に育つ。特に12歳まで共に暮らした祖母からは武家の娘としての薫陶を受け、それがきっかけで二十代半ばより武士道や武家の女性について研究を始める。現在、失われようとしている日本の美徳を復活させるため、執筆やセミナーを通じて啓蒙活動を行っている。最新刊『女子の武士道』(致知出版社)のほか、『新島八重 武家の女はまつげを濡らさない』(PHP研究所)、『明治女が教えてくれたプライドのある生き方』『いまも生きる「武士道」 武家の女性の精神を貫いた祖母の教え』(共に講談社)などがある。



大型台風が接近し、火曜日にモーニングセミナーを行う単会は軒並み中止となる中、鎌倉市倫理法人会だけは「通常開催」を断行。夜が明けてみると嵐は止んで、すがすがしい朝日が昇りました。

神奈川県倫理法人会川内会長、小田地区長のほか、群馬県太田市や、新宿、町田など他の単会からの出席者に加え、ゲストの参加もありました。
まずは会長挨拶です。

【石渡好行会長 挨拶】

「今日は必ず台風は大丈夫だと思っていました。長年鎌倉に住んでいると、だいたいわかるものなのです。これが信念を練り固めるということなのかと思います。さて、倫理が目指す日本創世を実現するためには、なんといっても日本を創世する力を持つ人材を育てることです。いま、鎌倉の会員がどんどん育ってきています。会員の質が上がれば、人は益々集まってくると思います。そうして来年の百社に向けて邁進したいと思います」



続いて長谷真子研修委員長によるスピーチです。



【長谷 真子研修委員長スピーチ】

2日前に「100キロ歩け歩け大会」の催しに参加し、26時間29分をかけて完歩しました。もともと私は歩くのが大嫌いなんです。でも、あえてそれに挑戦しようと思い、朝夕、一時間ずつ歩き続けました。それによって体力もつき、なぜか心がすっきりするようになりました。大会では、最初の5キロでこれまでの最高スピードを出すことが出来ました。その後も歩き続け、89キロ地点ではかなり苦しかったのですが、あと11キロ、絶対やる!という決意で挑みました。
身体を動かし、苦手なことに挑戦したことによって、自分の中にあった余計なものが抜けて、心が少し素直になった気がします。これからも、こうした挑戦を続けていきたいと思います。






いよいよ石川真理子さんの講話です。
今年1月14日の鎌倉市倫理法人会での講話を皮切りに、これまで約20カ所の単会で講話をしてきた石川真理子さん。ふだんは万人幸福の栞にも生きている「日本の精神」とは何かということをお話ししますが、今回は、鎌倉の会員だけにとして、倫理法人会に入会してから、倫理始動を受けた経験を語ってくださいました。




以下、石川真理子さんの講話の内容です。

入会して講話の機会をたくさんいただきましたが、私が心に決めていたことはただ一つ、「鎌倉の名をあげる」ということでした。それが石渡会長はじめ鎌倉の皆さんへの恩返しになると思ったからです。そのために、私は「二度と同じ講話はしない」「必ず一つは新たな情報を入れる」という課題を自ら課し、その実現のために一心に学びと実践を重ねました。
このことが、どれだけ私自身を育ててくれたか知れません。石渡会長が成長の機会をくださり、会員の方々が応援にかけつけてくれることによって、私は人間的に成長することが出来たのです。

また、7月1日には、蓮実利勝先生の倫理指導を受けました。
実は、倫理指導など受けなくたって良いのでは無いか、とさえ思っていたのです。しかし、もし受けるのであれば、蓮実先生しかいないと考えていたのです。


倫理指導を受ける前日、私は栞を一心に読み、一種の瞑想状態に自分を持っていきました。というのも、指導されたことを、とにかく心で受け止めて、素直に素早く実践したいと思ったからです。
指導の当日、私は仕事のことを相談しました。
しかし、指導されたのは、実は夫婦関係のことだったのです。実は、これはある程度、予測していたことでした。なぜなら、自分が苦手とすることから逃げているから、物事がうまくいかなくなっているはずだからです。
私は、蓮実先生に対して、それまで語ったことのないことを、素直に話しました。私に対して蓮実先生は渾身の指導をしてくださったのです。
その日、帰宅してから、すぐに指導された事を実践しました。

すると、驚いたことに、わずか3日後から、思いも寄らないことが次々と起こり始めたのです。

雑誌『致知』の九月号に特集4ページ写真入りで紹介していただけたこと、そして、『女子の武士道』という新刊を致知出版社から刊行できたこと、同書が思いがけず大変な好評を博しており、さまざまなところで紹介されていること・・・などなど、いま、起きている信じられないことのすべてが、倫理指導を受けて、その実践を行った後から起きているのです。

まさに、栞に書かれている「思いもよらない奇跡」が、次々と生じたということです。

このような経験を経て、今私が感じていることは、ひとえに感謝しかないということです。

鎌倉市倫理法人会と出会えたこと、会員のみなさんと共に栞を学ぶことが出来ること、講話によって成長の機会を与えていただけたこと、そして、蓮実利勝先生の倫理指導を受けることが出来たこと・・・。

そもそも、私を産み育ててくれた両親、そして、しっかり躾けてくれた祖母、戊辰戦争の時に辛くも命を繋いでくれた先祖・・・遡っていけば、感謝を抱く人や出来事ばかりです。

私に出来るせめてもの恩返しは、一所懸命、世のため人のために尽くすことです。

これから私はますます学び、学んだことを実践に生かしていきたいと思います。





講話の後の記念撮影。そして、まばゆい朝日が差し込む中を、朝食会場の「オリーブの木」へ移動しました。
お店に入ると、すでに何名もの女性会員が協力して配膳を進めています。


【本日のメニュー】

ミートボールと野菜の具だくさんスープ/クロワッサン/カスピ海ヨーグルト/コーヒー

ジャガイモにニンジン、インゲン、キャベツ、ころんとしたミートボールなど、具だくさんのあっさりしたスープは、身体にとても優しいお味。焼きたてのクロワッサンと共に、実に贅沢で充実した朝食です。

なお、今月から鎌倉では、お誕生月の会員に花束をプレゼントすることにいたしました。
今月は大根先生のお誕生日です。「ハッピーバースデー」の歌を皆で歌いました。


鎌倉では、いらっしゃる方々のために、喜んで道案内をしております!

2014年10月7日火曜日

10月7日 鎌倉市倫理法人会 経営者モーニングセミナー

2014107日火曜日



本日のMSのテーマと講師は以下の通りです。
「倫理指導の大切さ」 東京都倫理法人会後継者倫理塾 塾長 米元 正子 氏
 
月曜日の朝9時ごろに、大船・鎌倉地域を強力な台風が通過しました。台風の眼がこの地を通過した途端、それまでの集中豪雨と強風がピタッと止まったことは理解できたのですが、その後の吹き戻しや豪雨もなく、不思議な台風だと感じました。ただ、河川の拡幅工事がなされたにも関わらず、台風通過前の豪雨による床上・床下浸水に見舞われた箇所が少なからずあったのは残念でした。
 一夜明けてMSを迎えると、今までの出水が嘘のように収まり、静かな鎌倉に戻りました。
5時半には役員がMSの準備のために集まり、由比ヶ浜公会堂は賑やかになってきました
 【石渡会長挨拶】


「今年度は、日本一の輪読を目指していますが、本日の輪読はそれに近づくレベルの高い輪読であったと思います。さて、今日の講話の講師をしていただく米元氏は、実際に倫理後継者を育てておられます。若い人を育てるということは、とても大切なことで、日本創成の鍵は、若い人の育成であるとも言え、鎌倉でも積極的に取り組んでいきます。今日は、米元氏から人財育成の話をたっぷり伺うことができると思っています。」

  次は、豊澤早一妃 会員の会員スピーチです。




「私が、今、鎌倉市倫理法人会の会員であること自体、私にとっては奇跡です。鎌倫の石渡会長、そして、本日の講師であられる米元氏による倫理指導のお蔭と、心から感謝しています。1年前には、ある人に裏切られて落ち込み、暗い顔をして家事も手付かずの最悪の状態でした。一緒に住む娘にも大迷惑をかけ、本当に申し訳ないと思いました。石渡会長と米元氏の言葉に元気づけられ、鎌倉市倫理法人会への移転を決心し、実行したことにより、生まれ変わることができました。鎌倫会員には、つかず離れずの関係を維持していただけたことも救いでした。
話は変わりますが、航空会社の整備士が、飛行機の離陸時に1列に並び、一礼して送り出していますが、あのような行為が飛行機の安全運航に決定的に影響していると思います。
私は、鎌倫のMSが無事に終わりますようにと祈りながら、駐車場係を引き受けています。」

 いよいよ米元 氏の講話です。
【米元 正子 氏 の講話】
プロフィール:昭和171月生まれ、9人兄弟の八番目。高卒後、第一生命保険相互会社入社。42年前に化粧品と洗剤の外資系訪問販売会社の代理店を経営。15年前に現在のガーネット社(化粧品、健康食品販売)を設立。一男、一女を持つ。渋谷区中央準倫理法人会を開設、平成24年度後継者倫理塾長に就任。夫には悪性リンパ腫で先立たれた。そのときの看護と倫理指導により、夫婦関係を根底から見直すチャンスを与えられた。
 
 
「家族関係、仕事でお付き合いする人達との関係はとても大切です。私の娘は、こちらが家事を放り出しても、文句を言わなかったけれど、皮膚炎に悩まされることになりました。しかし、娘を大切にするようになると、娘の病状も改善しました。娘を安心させれば、病気が治るということを経験してからは、娘には申し訳ないことをしてしまったとの謝罪の気持ちが強くなりました。」
 
「私は、17年前に夫を悪性咽頭癌(手術が有効ではない末期癌)で亡くしました。医師は余命3か月と診断していましたが、私が倫理指導を受け、それまでの考え方を反省し、仕事より主人を大切にする心を持つようになったことで、夫は余命を1年以上永らえることができました。
夫は、亡くなる1週間前に結婚する娘に向かって、『ママみたいに、夫を大切にする奥さんになれ』と、言いました。この言葉が、家族への最後の愛の言葉でした。」
「倫理を学び、倫理によって築いた家族で、倫理の本質から関係を改善できた幸せを、一人でも多くの人にお伝えしたい。」と結ばれました。

家庭と仕事の両立」が、女性だけではなく、男性にとっても同じように重要です。家庭を顧みることなく、仕事に没頭しても、得られる成果は少なく、家庭は崩壊してしまいます。愛和を育むべき家庭を無視すれば、仕事の成果は数分の一以下に減少してしまうことでしょう。男性と女性が共同して家庭に愛和を育むことなしには、個人の幸せも、世界平和も実現しないような気がします。
 
  
MS後は、「オリーブの木」での豪華な朝食です。参加者が一人1分で感想を述べあいました。女性優位の鎌倫には、いつも笑いと優しさが漂います。


 
講師のお見送りは、ホテルまでの人力車です。         (平松健男 記)